やっぱりあの勢いは初めだけだったと言う訳だぁ!
灼熱地獄跡の出口で一行を待ち構えて居たのは、スラッグの部下の1人であるゼエウンだった。対する一行からは、美鈴が自ら出陣し、圧倒的な実力によりコレを撃破、勝ち目が無いと分かり、スラッグに彼等の事を報告しようと移動を始めたゼエウンだったが、ターレスの容赦無い攻撃により粉微塵に粉砕され、一足早く地獄へと送り返される事になった。灼熱地獄跡を抜けて旧地獄街道へと足を踏み入れた一行だったが、其処も灼熱地獄跡と何ら変わらない極寒地獄と化していた。殆どの建物が既に倒壊若しくは半壊しており、住人達は皆避難して居る様だった…
はたて:此処もさっきの所と全然変わんないじゃんか!
ラディッツ:遅かったか…
燐:他の人達は…
ターレス:既に避難したか、それとも奴等に殺されたか…
椛:そんな縁起でも無い…
ラディッツ:むっ…
フラン:どうしたの?
ラディッツ:此方に誰か向かって来る。
美鈴:殺気も感じますね。
ターレス:あぁ…
妹紅:と言う事は、敵か?
全員:・・・
その直後、一行に向けて何か白い物が放たれて来た。ラディッツがそれを受け止めると、どうやら糸の様な物の様だが…
ラディッツ:コレは…蜘蛛の糸か?
椛:蜘蛛と言う事は…
燐:御兄さん!その糸に余り触れてちゃ駄目だ!
ラディッツ:どう言う事だ?
燐:その糸に触れてたら、重い病気に掛かるよ!
ラディッツ:何だと?
ラディッツは、慌てて糸を手放した
こいし:お燐、コレって…
燐:えぇ、間違い無く…
更にその直後、上空から一行目掛けて無数の鬼火が降り注いで来る
フラン:今度は何?
はたて:火の玉?
妹紅:アレは鬼火だ。
椛:此方に向かって来ます!
ターレス:誰だか知らねぇが、下らねぇ真似を…ハアァァッ!
そう呟いたターレスは、気合いだけで全ての鬼火を吹き飛ばした
美鈴:おぉ…
こいし:御見事!
ターレス:随分と丁寧な挨拶じゃねぇか。どうやら、俺達は歓迎されてる様だぜ?
美鈴:寧ろ、真逆な気がしますが…
それから数秒経たない間に、今度は禍々しい邪気の塊が彼等に向かって来た
はたて:また攻撃?
ラディッツ:今度は何だ?
燐:皆!避けて!
燐の声と共に、各々が黒い塊を回避した。その塊は虚空へと消えて行った
ラディッツ:やれやれ、次から次へと…
ターレス:この大歓迎っぷり、有難い事だな…
美鈴:いや、ですから…
ラディッツ:俺達に用があるなら、隠れて不意討ちなんて狡い真似してねぇで出て来やがれ!
ラディッツのその言葉に答える様に、3人の女性が姿を現した。1人は、緑色のツインテールに真っ白な白装束の少女。1人は、金髪に茶色と赤を貴重とした服を来た女性。1人は、金髪にエルフ耳(鋭耳)、ペルシアンドレスに近い服と黒いスカートを身に付けた女性の3人組だった。その3人は、かつてのフランや妹紅達同様、目は真紅に染まり、体からは禍々しい黒いオーラを放っている…
こいし:やっぱり…
ターレス:何だコイツ等は…
燐:あたい達と同じ、地底世界で暮らす仲間達だよ。だけど、コレは一体…
フラン:この感じ…
妹紅:私達と同じか…
こいし:どう言う事?
フラン:私達は、今回の事件の真の黒幕だと思われる奴の術に掛かって、正気を失って暴れてた事があってね。
妹紅:ラディッツが居なかったら、どうなってた事か…考えただけでゾッとする…
こいし:そんな事が…
???:敵、見付けた…
???:排除する…
???:妬ましい…許さない…
燐:皆!ちょっと待つんだ!この人達は敵じゃない!
???:問答無用!覚悟!
正気を3人の女性は、ラディッツ達を敵と見定めて襲い掛かって来た
ターレス:バカが…俺達に歯向かうなら倒すまでだ…
燐:待った待った!
3人を攻撃しようと手を翳したターレスだったが、その前に燐が立ち塞がった
ターレス:おい、何してやがる。邪魔をするな。
燐:攻撃しちゃ駄目だ!正気を失ってるだけで、あの子達は悪人じゃないんだ!
ターレス:・・・
ラディッツ:面倒な事になっちまったぜ…
はたて:くっ…どうすれば…
???:やれやれ、彼方(あっち)も此方も騒がしいねぇ…落ち着いて酒も飲めやしない…
身構える一行の前に、またしても1人の女性が現れた
???:アンタ達、大丈夫かい?
燐:あ、貴方は…
???:ちょっと待ってなよ、すぐに終わらせちまうからさ…ハアァァァァッ!
その女性は、襲い掛かって来る3人を覇気だけで軽々と吹き飛ばした
???:ふぅ…
ラディッツ:何だ、コイツの力は…コレ程までの力は今までに感じた事がねぇ…
ターレス:・・・
???:此処じゃ落ち着いて話も出来やしない。アンタ達、ちょっと場所を移して話をしようじゃないか。
ラディッツ:あ、あぁ…
謎の女性の申し出を受け、近くにある辛うじて原型を留めている建物へと移動した一行。謎の女性の正体とは…
表記が???ばかりですが、新キャラ祭りでございます
特に一番最後に駆け付けたキャラ、かなり重要でございます
正体は誰だろうか(バレバレ?)