誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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またまた遅くなりました


第227話

地底でスラッグの部下達、ドロダボ、アンギラ、メダマッチャと遭遇した一行。彼等曰く、氷漬けにされたらしい霊烏路空を救出すべく、フラン、妹紅、はたてはラディッツ達を先に行かせ、彼等との戦いに挑む。初戦は、フラン対ドロダボの組み合わせとなった。スラッグに認められただけの実力はあった筈のドロダボだったが、ラディッツや美鈴と共に日々修行して来たフランの実力は彼を軽く超えており、コレを圧倒。命乞い(と地位向上)の為に、フランに手を組もうと持ち掛けたドロダボだったが、その気が全く無かった彼女にそれが聞き入れられる事は無く、彼女の手であの世に送り返される事になった。彼の消滅を一早く感じたのは、妹紅と戦っていたアンギラだった

 

アンギラ:ドロダボの気が消えた…ちっ、あんなガキにやられやがったか。情けねぇ。

 

妹紅:さっきも私の仲間が言ったと思うが、私達を見た目だけで判断しない方が良いぞ?

 

アンギラ:・・・

 

妹紅:次は、お前があの世に帰る番だ。祈りの時間くらいはやろうか?

 

アンギラ:ホザくな!死ぬのは貴様だ!

 

妹紅とアンギラは、体術や気弾と弾幕を駆使して互角の戦いを繰り広げている。しかし、その何発かを急所に受けながらも瞬時に再生し、尚も果敢に攻め続ける妹紅に対し、アンギラは焦り始めていた

 

アンギラ:おかしい…俺の攻撃は、確かに貴様の急所を捉えてる筈だ!それなのに、何故貴様は生きてやがる!貴様は何者なんだ!

 

妹紅:悪いな、自己紹介がまだだったか?私の名は藤原妹紅。朽ちる事の無い体を持つ、元人間だ。

 

アンギラ:朽ちる事の無い体…だと?

 

妹紅:そうだ。例え首を刈り取られようが心臓を抉られようが、私が死ぬ事は永遠に無い。ついでに、歳を取って死ぬ事も無い。

 

アンギラ:つまり、不老不死…と言う事か…

 

妹紅:そうだ。ある薬を飲んだ事によってな。

 

アンギラ:不老不死になる薬…そんな物が此処にあるってのか?

 

妹紅:まぁな…

 

アンギラ:そうかそうか…スラッグ様が求めてた物が此処に…ククク…ハーッハッハッハッ!

 

アンギラは、突然天を仰ぎ笑い出した(地底なので天は無いが)

 

妹紅:何がおかしい?

 

アンギラ:我等の主の長年の望みだったのが、不老不死…それを得る為の薬がこんな場所に存在してると分かった!コレが笑わずに居られるか!

 

妹紅:・・・

 

アンギラ:貴様、その薬の在処を知ってるな?

 

妹紅:在処と言うか…まぁ知ってはいるが…

 

アンギラ:そうか…喜べ!たった今、貴様には利用価値が出来た!

 

妹紅:利用価値?

 

アンギラ:そうだ。貴様には、スラッグ様に不老不死の薬の在処を教えると言う仕事が出来た。まずは、俺と一緒にスラッグ様の元に来て貰うぜ。

 

妹紅:すっかりその気になってる所悪いが、いつ私がそれに同意したんだ?

 

アンギラ:あん?

 

妹紅:極悪人共に教える事は何も無い。さっさとあの世に帰れ。

 

アンギラ:貴様に選択する権利なんざねぇんだ!良いから来い!

 

アンギラは、妹紅を強制的にスラッグの元に連れて行こうと、彼女の手を掴んだ

 

妹紅:離せ!この野郎!

 

妹紅は、アンギラの腕を振り払おうと足掻く

 

アンギラ:ちっ…大人しくしやがれ!この化け物が!

 

妹紅:・・・(ピクッ)

 

その瞬間、妹紅の脳裏にある記憶が鮮明に映し出された。それは…

 

男性:てめぇに売るもんは何もねぇ!さっさと出てけ!この化け物が!

 

女性:貴方みたいな化け物は、里から出て行って!

 

子供:化け物が来たぞ!皆逃げろー!

 

それは、いつまでも変わらない自分を気味悪がり、自分を化け物と呼び蔑む人間達と、辛い気持ちを誰にも言えずに只ひたすら耐えている自分だった…

 

妹紅:今何て言った…

 

アンギラ:あぁ?

 

その直後、アンギラが目にしたのは、全身に真紅の炎を纏った銀髪の女性の姿だった。彼女が放つ熱気は、彼を怯ませるには十分過ぎた

 

アンギラ:くっ…

 

妹紅:さっきの言葉、もう一度言ってみろ…

 

アンギラ:首を刈ろうが心臓を抉ろうが死なねぇ奴を化け物と呼んで何が悪い!

 

妹紅:フン!

 

妹紅は、瞬時にアンギラの眼前に移動し、燃える右拳を彼の腹に叩き込んだ

 

アンギラ:ぐあぁぁっ!

 

アンギラは、痛みと熱さで悶え苦しんでいる

 

アンギラ:クソッ!貴様、よくも…ハッ!?

 

痛む腹を抑えるアンギラが次に見た物は、高々と掲げた右手の上に巨大な炎の球体を作り上げた妹紅の姿だった

 

アンギラ:なっ…

 

妹紅:コレでお前も終わりだ…灰になれ!レイジングサン!

 

妹紅は、アンギラに向けて炎の球体を投げ付けた

 

アンギラ:こんな物!

 

アンギラは、口から光線を射出して応戦しようとしたが、彼の光線は迫り来る炎の球体にまるで敵わず掻き消され、逃げる間も無く炎に飲まれた

 

アンギラ:う…う…あぁぁぁぁぁーっ!

 

アンギラの体は、灼熱の炎に焼かれて灰すら残らずに完全に消え去った

 

妹紅:不老不死になりたいとか言う奴が居るが、こんなの全然良いもんじゃないぞ…他の奴等から化け物と後ろ指を差され、石を投げ付けられる…もしも心を許せる友人や好きな奴が出来たって、ソイツらはいつか必ず居なくなり、また独りになるんだ…死んで地獄に落ちる方がマシかもな…

 

フッと笑い、妹紅はその場を後にした

 




まさか、自分がインフルエンザにかかるとは思いませんでした

妹紅ファンの方、もしかしたら不快にしてしまったかも知れません

スミマセン

くどいですが、ラディッツに対して恋愛的な意味での感情を持つキャラ達と、恋愛感情では無いが好感を持ってるキャラ達を軽く紹介

恋愛感情有り

パチュリー
自らの病気を治す為に奔走してくれた事で、彼を気にする様になる。ツンデレ気味だが、何だかんだでラディッツを心配している

鈴仙
竹林の事件を始め、度々ラディッツの優しさに触れて行く内に感情が深まっている。奥手でヘタレな性分だが、医者の弟子である為に献身的で心優しい

妹紅
化け物呼ばわりされていた自分を1人の女として見てくれている事を知り、不死身である自分の運命を知りながら彼を想う様になった。面倒事が起こる度に戦力として呼び出されているが、彼女自身は頼りにされて嬉しい模様

アリス
ゲーム世界の火山ステージで、地震により足場が崩れて危うく溶岩の中に落下しかけた際、彼に助けられた時に思わずときめいてしまう。母親と連絡を取り合った際にも偽の恋人役を演じてくれる様に頼んだが、彼女は演技で無く本当に惚れていた…告白的な事をするも、恋愛経験の無いラディッツには保留(嬉しいが、半端な理由では付き合えないと言われた)されている

恋愛感情は無いが好感はある

フラン
兄として純粋に慕っている。大体は首根っこに飛び付いて甘えており、他のメンバー(主に鈴仙)をやきもきさせている

はたて
妖怪の山の一件で助けられて以来、度々新聞のネタ目的で彼の元を訪れている。見た目は外の世界に普通に居そうなギャルだが、しっかり者で面倒見が良く、デリカシーに欠ける彼を諌める役回りも担う(例:肝試しの最中、うっかり失〇してしまった妖夢の事を他言しない様に言い付ける等)

幽々子
ラディッツが作った食事をすっかり気に入り、度々彼の料理を食べにやって来る

輝夜
竹林での一件で戦った後、ゲーム世界で彼と初の共闘をし、その強さを気に入る。妹紅を贔屓気味なのが不満な様だが、彼は輝夜の事も大事な仲間として見ている

美鈴
毎日ラディッツの修行の相手を務めている。御蔭で強さはメキメキ上がっているが、居眠り癖は相変わらず…

レミリア
紅魔館の主でラディッツの雇い主でもある。彼に対する評価は、とても優秀な執事
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