誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第229話

此方は、立ち塞がる敵達をフラン達に任せ、空と思われる微弱な反応の元へ辿り着いたラディッツ達…其処にあったのは、巨大な氷塊の中に閉じ込められていた空の姿だった…

 

こいし:そんな…

 

勇儀:見事に氷漬けになっちまってるね。

 

燐:お空!お空!

 

燐は、氷を叩きながら空に呼び掛けている

 

美鈴:コレは、かなり頑丈な氷ですね…

 

勇儀:取り敢えず、一発叩き込んでみるかい?

 

椛:力ずくは推奨しません。無理矢理砕こう物なら、中の空さんがどうなるか分かりませんから。

 

勇儀:そりゃそうか…

 

ラディッツ:妹紅の奴が居れば、こんな氷どうとでもなりそうなんだが…

 

椛:そう言えば、フランさん達遅いですね…

 

ターレス:アイツら、あんな雑魚共に手こずってんのか…

 

こいし:もしかして、皆やられちゃってたり…

 

ラディッツ:それはねぇな。

 

美鈴:先程から気を探ってましたが、敵の物と思われる3つの反応が立て続けに消滅しました。

 

椛:つまり、フランさん達は勝ったと?

 

美鈴:はい。ですが…

 

こいし:何かあったの?

 

美鈴:先程、新たに邪気の反応が幾つか現れ、その直後に妹様達の気が弱まりました…

 

燐:つまり、どう言う事?

 

ラディッツ:恐らくだが、さっき勇儀が吹き飛ばした奴等が不意打ちでもして来たか…

 

勇儀:あー…そういや、まだアイツ等が居たんだったか…

 

椛:どうしますか?

 

ラディッツ:気になるな…やはり、戻って確認を…

 

さとり:その必要はありません。

 

来た道を戻ろうとしたラディッツの前に、さとりが姿を現した

 

椛:貴方は…

 

燐:さとり様!

 

こいし:御姉ちゃん!

 

こいしと燐は、さとりの姿を見て駆け出した

 

こいし:無事だったんだね。

 

燐:良かった…でも、どうして此処へ?

 

さとり:貴方達の事が心配で、様子を見に来たのよ。

 

こいし:そうなんだね。

 

燐:スミマセン、さとり様…あたい…

 

さとり:何も言わなくて良いわ。

 

ニヤリと怪しい笑みを浮かべ、僅かに邪気を放つさとり。後ろで様子を見ていたラディッツ達がそれを見逃す筈は無く…

 

ラディッツ:お前ら!すぐにソイツから離れろ!

 

こいし&燐:えっ?

 

さとり:遅い!

 

さとりは、闇の弾を燐とこいしに向けて投げ付けた。一瞬の事で面食らったこいし達だったが、その攻撃は勇儀の手で弾き飛ばされ、虚空へと消えた

 

勇儀:何やってんだい?コイツ等は、アンタの家族だろう?

 

さとり:スラッグ様からの命令です。直ちに出頭しろと…

 

さとりの体からは邪気が溢れ出し、目が真っ赤に染まっている

 

美鈴:成る程、スラッグ“様”ですか…

 

ラディッツ:その様子…フランや妹紅と初めて会った時を思い出すぜ…

 

ターレス:居場所を守ろうとして、逆に手駒にされたってか?世話ねぇな…

 

燐:さとり様…

 

こいし:御姉ちゃん…

 

さとり:言っておきますが、貴方達に拒否権はありません。したくても出来ないでしょうけど…

 

ラディッツ:どう言う事だ?

 

さとり:先程、貴方達の御仲間と思われる3人を捕らえました。

 

ラディッツ:何?

 

さとり:大事な御仲間を想うならば、大人しく従う事を強く推奨しますよ。

 

ラディッツ:・・・

 

椛:人質とは汚い真似を…

 

勇儀:全くだ…戦いたいなら、正々堂々と掛かって来れば良いのにねぇ…

 

ラディッツ:1つだけ聞かせてくれ。

 

さとり:何でしょう?

 

ラディッツ:アイツ等は無事なのか?

 

さとり:さぁ?私達は、スラッグ様の命令に従ったまでですから。

 

ラディッツ:・・・

 

美鈴:妹様達がどうなるかは、スラッグとやらの気分次第だと言う訳ですか…

 

ターレス:ふざけやがって…

 

ラディッツ:分かった、お前について行こう。

 

美鈴:ラディッツさん!

 

椛:いけません!こんな卑劣な手に乗っては!

 

ラディッツ:フラン達を見捨てる訳にはいかんからな。だが、ついてく前にもう1つ頼みがある。

 

さとり:聞きましょう…

 

ラディッツ:其処で氷漬けになってる奴を助けてやりたい。このままじゃ気の毒だからな。

 

こいし&燐:・・・

 

さとり:御優しいのですね…

 

ラディッツ:フン…

 

さとり:まぁ良いでしょう…

 

そう言うと、さとりは衝撃波で氷を砕き、中に居た空を解放する

 

燐:お空!

 

こいし:しっかり!

 

こいしと燐は、その場に倒れた空に駆け寄って声を掛けている

 

ターレス:やけにあっさり応じたな…

 

さとり:あの程度の力では、スラッグ様の脅威にはならないので…

 

ターレス:ほぅ…

 

さとり:約束は果たしました。次は貴方達が従う番です。

 

ラディッツ:…良いだろう…

 

気絶したままの空を連れ、さとりの後に続いて移動を始める一行。目指すは、地底の奥にある大きな屋敷である




最近投稿遅いです、スミマセン
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