此方は、立ち塞がる敵達をフラン達に任せ、空と思われる微弱な反応の元へ辿り着いたラディッツ達…其処にあったのは、巨大な氷塊の中に閉じ込められていた空の姿だった…
こいし:そんな…
勇儀:見事に氷漬けになっちまってるね。
燐:お空!お空!
燐は、氷を叩きながら空に呼び掛けている
美鈴:コレは、かなり頑丈な氷ですね…
勇儀:取り敢えず、一発叩き込んでみるかい?
椛:力ずくは推奨しません。無理矢理砕こう物なら、中の空さんがどうなるか分かりませんから。
勇儀:そりゃそうか…
ラディッツ:妹紅の奴が居れば、こんな氷どうとでもなりそうなんだが…
椛:そう言えば、フランさん達遅いですね…
ターレス:アイツら、あんな雑魚共に手こずってんのか…
こいし:もしかして、皆やられちゃってたり…
ラディッツ:それはねぇな。
美鈴:先程から気を探ってましたが、敵の物と思われる3つの反応が立て続けに消滅しました。
椛:つまり、フランさん達は勝ったと?
美鈴:はい。ですが…
こいし:何かあったの?
美鈴:先程、新たに邪気の反応が幾つか現れ、その直後に妹様達の気が弱まりました…
燐:つまり、どう言う事?
ラディッツ:恐らくだが、さっき勇儀が吹き飛ばした奴等が不意打ちでもして来たか…
勇儀:あー…そういや、まだアイツ等が居たんだったか…
椛:どうしますか?
ラディッツ:気になるな…やはり、戻って確認を…
さとり:その必要はありません。
来た道を戻ろうとしたラディッツの前に、さとりが姿を現した
椛:貴方は…
燐:さとり様!
こいし:御姉ちゃん!
こいしと燐は、さとりの姿を見て駆け出した
こいし:無事だったんだね。
燐:良かった…でも、どうして此処へ?
さとり:貴方達の事が心配で、様子を見に来たのよ。
こいし:そうなんだね。
燐:スミマセン、さとり様…あたい…
さとり:何も言わなくて良いわ。
ニヤリと怪しい笑みを浮かべ、僅かに邪気を放つさとり。後ろで様子を見ていたラディッツ達がそれを見逃す筈は無く…
ラディッツ:お前ら!すぐにソイツから離れろ!
こいし&燐:えっ?
さとり:遅い!
さとりは、闇の弾を燐とこいしに向けて投げ付けた。一瞬の事で面食らったこいし達だったが、その攻撃は勇儀の手で弾き飛ばされ、虚空へと消えた
勇儀:何やってんだい?コイツ等は、アンタの家族だろう?
さとり:スラッグ様からの命令です。直ちに出頭しろと…
さとりの体からは邪気が溢れ出し、目が真っ赤に染まっている
美鈴:成る程、スラッグ“様”ですか…
ラディッツ:その様子…フランや妹紅と初めて会った時を思い出すぜ…
ターレス:居場所を守ろうとして、逆に手駒にされたってか?世話ねぇな…
燐:さとり様…
こいし:御姉ちゃん…
さとり:言っておきますが、貴方達に拒否権はありません。したくても出来ないでしょうけど…
ラディッツ:どう言う事だ?
さとり:先程、貴方達の御仲間と思われる3人を捕らえました。
ラディッツ:何?
さとり:大事な御仲間を想うならば、大人しく従う事を強く推奨しますよ。
ラディッツ:・・・
椛:人質とは汚い真似を…
勇儀:全くだ…戦いたいなら、正々堂々と掛かって来れば良いのにねぇ…
ラディッツ:1つだけ聞かせてくれ。
さとり:何でしょう?
ラディッツ:アイツ等は無事なのか?
さとり:さぁ?私達は、スラッグ様の命令に従ったまでですから。
ラディッツ:・・・
美鈴:妹様達がどうなるかは、スラッグとやらの気分次第だと言う訳ですか…
ターレス:ふざけやがって…
ラディッツ:分かった、お前について行こう。
美鈴:ラディッツさん!
椛:いけません!こんな卑劣な手に乗っては!
ラディッツ:フラン達を見捨てる訳にはいかんからな。だが、ついてく前にもう1つ頼みがある。
さとり:聞きましょう…
ラディッツ:其処で氷漬けになってる奴を助けてやりたい。このままじゃ気の毒だからな。
こいし&燐:・・・
さとり:御優しいのですね…
ラディッツ:フン…
さとり:まぁ良いでしょう…
そう言うと、さとりは衝撃波で氷を砕き、中に居た空を解放する
燐:お空!
こいし:しっかり!
こいしと燐は、その場に倒れた空に駆け寄って声を掛けている
ターレス:やけにあっさり応じたな…
さとり:あの程度の力では、スラッグ様の脅威にはならないので…
ターレス:ほぅ…
さとり:約束は果たしました。次は貴方達が従う番です。
ラディッツ:…良いだろう…
気絶したままの空を連れ、さとりの後に続いて移動を始める一行。目指すは、地底の奥にある大きな屋敷である
最近投稿遅いです、スミマセン