誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第230話

スラッグの部下達の手で氷漬けにされてしまった空を発見したラディッツ達。そんな彼等の前に、敵の術により正気を失ったと思われるさとりが現れた。彼女曰く、フラン達3人はスラッグの元に連れて行かれてしまい、彼女達の事を想うならば自分と共にスラッグの所まで来いとの事。人質と言う卑怯なやり方に苛立ちを覚えつつも、フラン達を見捨てる事は出来ないと、彼等は大人しくさとりに同行する事になった(尚、空はさとりの手で解放済み)。少し移動した一行は、地底の奥にある屋敷に到着した…其処には、蜘蛛の巣に絡め取られた蝶の様にされたフラン達3人と、彼女達を連れて来た(と想われる)女性達の姿があった

 

ラディッツ:フラン!妹紅!はたて!

 

フラン:御兄ちゃん!

 

妹紅:悪い、私とした事が…

 

はたて:油断しちゃった…

 

ラディッツ:待ってろ、すぐに助け出してやる。

 

彼女達を解放しようと飛び出したラディッツだったが、その行く手を女性達が塞ぐ

 

ラディッツ:ちっ…コイツ等が敵なら、遠慮無くぶっ飛ばせるってのによ…

 

さとり:スラッグ様、例の外来人とその仲間達を連れて来ました。

 

スラッグ:分かってる、耳障りな声が聞こえてたからな。

 

跪いたさとり達の前に現れたのは、見るからに邪悪そうな1人のナメック星人だった

 

美鈴:アレが、今回の事件の親玉でしょうか…

 

椛:恐らく…

 

ターレス:貴様がスラッグか、色々活躍してると噂は聞いてるぜ?

 

ラディッツ:妹達が世話になった様だな、礼を言わせて貰うぜ。

 

スラッグ:その身なり、サイヤ人か…忌々しい…

 

ラディッツ:聞いたぞ。貴様は、外の世界で孫悟空と言うサイヤ人に倒されたとな。

 

スラッグ:孫悟空を知ってるのか?貴様、一体何者だ?

 

ラディッツ:俺の名はラディッツ。貴様を倒した孫悟空は、血を分けた俺の実の弟だ。

 

スラッグ:何?

 

ラディッツ:復活して早々で悪いが、貴様にはもう一度地獄に戻って貰うぞ。

 

スラッグ:フン!まさか、貴様程度の雑魚がこの俺に勝つつもりで居るのか?

 

ラディッツ:そうだ。貴様を倒し、妹達とこの地底は返して貰う。

 

スラッグ:余り図に乗るなよ?貴様の戦闘力では、俺の足元にも及ばんぞ。

 

ラディッツ:戦いは戦闘力だけが全てじゃない。戦闘力に差があっても、戦い方次第でどうとでもなるんだ。

 

スラッグ:偉そうに…ならば、戦い方等ではどうしようも無い実力の差ってもんを見せてやるとしよう。だが、最後に1つだけ聞いてやる。命が惜しくば、俺の忠実な部下になると誓え。そうすれば、ソイツだけは特別に助けてやっても良いぞ?

 

ラディッツ:貴様の部下なんぞ、此方から願い下げだ。

 

美鈴:同じく。

 

椛:寝言は寝てから言って下さい。

 

ターレス:貴様の短い天下もコレまでだ。

 

彼等の言葉に、気の短いスラッグの額には幾つもの青筋が浮かんでいる

 

燐:怒りたいのは此方なんだけどねぇ…

 

こいし:絶対に許さないよ。

 

勇儀:人様の世界で好き放題した報いを受けるんだね。

 

スラッグ:最後の希望すら自ら潰すとは、バカな奴等だ…最早交渉の余地は無い!人質諸共、貴様等全員皆殺しだ!野郎共!一斉に掛かれ!

 

スラッグの号令で、操られた女性達が一斉にラディッツ達に襲い掛かった。しかし…

 

勇儀:アンタ達、いつまであんなゴミに操られてるんだ?良い加減に目を覚ましな!

 

燐:こいし様、あたいの後ろに!

 

こいし:嫌だ!御姉ちゃんを助ける為に、私も戦う!

 

燐:こいし様…分かりました!しかし、無理はなさらない様に!

 

こいし:分かってる!

 

美鈴:まだ気が付かない空さんを守らねば…私も助太刀しましょう。

 

燐:有難う。

 

女性達は燐や勇儀が相手取る事になった

 

スラッグ:さて…次は貴様等の番だな…とは言え、貴様等程度にはコイツ等でも十分だろう。

 

スラッグは、ナッパやターレスの部下だったダイーズやアモンドの姿をしたクローン戦士達を出現させる

 

椛:コレは…

 

ターレス:おいおい、此処に来て偽者共に頼るのかよ?ガッカリさせやがって…

 

スラッグ:コイツ等を倒せん様では、俺様と戦う権利も無い。それだけだ。

 

ラディッツ:要は小手調べって訳か…

 

スラッグ:そんな所だ。

 

ターレス:下らん…

 

椛:こんな奴等じゃ、ターレスさん達の準備運動の相手にもなりません。私が軽く蹴散らしてあげましょう。

 

ターレス:ほぅ、やる気だな。

 

椛:えぇ。すぐに終わらせますので、ゆっくりと見ていて下さい。

 

椛は、クローン戦士達の方へと移動を開始した

 

ラディッツ:アイツ、何かキャラ変わった様な…お前、アイツに何か妙な事吹き込んだりしてねぇだろうな?

 

ターレス:ククク、さぁな…

 

椛:1体ずつでは力不足です。全員纏めて掛かって来なさい。

 

椛の挑発に乗り、クローン戦士達は一斉に彼女に飛び掛かった。しかし、椛はクローン達の間を走り抜けながら刀で斬り、全員纏めて斬り伏せてしまった

 

椛:所詮は偽者、相手になりませんね…

 

スラッグ:たったの一撃で全滅か…あの女の作った人形も大した事は無いな…

 

ラディッツ:あの女?

 

スラッグ:貴様には関係の無い事だ。

 

ラディッツ:そうかよ…それで?自分で戦う気になったかよ?

 

スラッグ:あぁ、特別に相手をしてやろう。此処に居る奴等を殺した後は、この世界で生きてる奴等も皆殺しにしてやる。その後は、外の世界に居る貴様の弟と仲間達の番だ。奴等に復讐し、今度こそ俺は全世界の支配者になる。

 

ターレス:貴様が全世界の支配者ねぇ…そりゃ、デカい夢を持つ事に異論はねぇが…

 

椛:毎回思いますが、悟空さんと言う方の人気は凄いですね。

 

ターレス:・・・

 

ラディッツ:どいつもコイツも、二言目には同じ事ばかり言いやがって…だが、貴様の野望は此処で頓挫する。俺の手によってな。

 

スラッグ:何?

 

ラディッツ:此処に居る奴等もこの幻想郷の奴等も、誰1人として殺させはせん。勿論、弟達の元にも行かせん。奴等の未来を守る事が、兄として出来るせめてもの償いだ。

 

スラッグ:驚いたな…戦う事しか能が無い筈のサイヤ人に、其処までの情があるとは…

 

ラディッツ:俺だってビックリしてるんだ、すっかり変わっちまった自分によ…いや、変えられちまったと言うべきか…

 

スラッグ:・・・

 

ラディッツ:此処に居る皆…幻想郷に生きる奴等…そして弟達の未来の為にも…貴様は俺が倒す!

 

スラッグ:フン…




今更ながら(しかも何度目だよ、しつこい)、メインキャラ紹介

ラディッツ

バーダックとギネの間に生まれたサイヤ人の下級戦士
元は、仲間達と共に外の世界で悪逆の限りを尽くしていた極悪人で、惑星侵略の戦力として地球に居る自分の弟カカロット(悟空)を勧誘しにやって来た
だが、其処での戦いで不慮の事故にあって記憶喪失になり、悟空や彼の家族、仲間達と温かな日々を送る事になる
後に甥っ子の悟飯との修行中に不意に記憶が戻ったが、彼の心には既に情愛が生まれており、自分のやるべき事とその情愛との狭間で苦悩する事になる
そんな時、夢の中で死んだ筈の父親と戦い、踏ん切りがついた(この際、彼に技を教えて貰った設定がある)
その後、弟達を鍛える為に悪役を演じて彼等と戦った
戦いの後、弟達に自分の仲間達(ベジータ達)や、更に後ろに潜む強大な悪魔(フリーザ)の存在を教え、「自分と父を越え、サイヤ人の誇りを守ってくれ」と言い残し、宇宙ポッドに乗り込み、仲間達との合流地点で消滅した…
と思われていたが、実は生きており、隙間妖怪の八雲紫が作り出した隙間内で目覚める
そして、彼女の計らいで忘れられた者達が集う幻想郷と言う場所に招かれた
紅魔館の事件を解決した後は、吸血鬼姉妹のフランやレミリアに気に入られ、其処で彼女達の家族として共に暮らす事になる
フランとは、血の繋がりこそ無いが実の兄妹(実年鈴はフランの方がかなり上)として付き合っており、他にも魔女のパチュリーやアリス、魔理沙、博麗の巫女の霊夢、妖怪兎の鈴仙(てゐ)、蓬莱人の妹紅や輝夜(永琳)、鴉天狗のはたてや文、白狼天狗の椛、亡霊姫の幽々子や半霊剣士の妖夢、妖精のチルノや大妖精等、戦いを続ける内に数多の幻想少女達に気に入られて行き、掛け替えの無い仲間達との修行や強敵達との戦いの中で成長していく
料理を初めとした家事全般に秀でており、その腕は紅魔館のメイド長である咲夜が唸る程
その腕は、戦闘力さがある仲間達に扱き使われて来た中で身に付いた(外の世界で悟空一家と過ごしていた時に、彼の妻であるチチをも唸らせた程と言う隠れた設定がある)
男気もある為に女性人気が高く、パチュリーや鈴仙、妹紅、アリス等は恋愛感情込みで彼の事を想っており、幽々子や輝夜達に度々「自分達の所に来ないか?」とスカウトされている(前者は料理目的、後者は鈴仙の為でもある)
現在は、敵の手に落ちた父親を解放する為に腕を磨く毎日である
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