誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第231話

地底の屋敷に到着した一行は、其処で今回の事件の黒幕である悪のナメック星人、スラッグと対峙した。彼は外の世界に居るラディッツの弟、悟空を恨んでおり、ラディッツ達や幻想郷の皆を皆殺しにした後、外の世界の悟空達に復讐し、今度こそ世界を支配すると言う野望を抱いていた。彼の思い通りにさせる訳にはいかない。捕らわれたフラン達や地底を救う為、ラディッツ達はスラッグに挑む…

 

スラッグ:貴様の様な雑魚が、この俺様に逆らう事自体が無謀だと教えてやる。

 

スラッグは、一気に間合いを詰めてラディッツにラッシュを仕掛けた。対するラディッツは、冷静に攻撃の挙動を見て回避しつつ、合間に腹や頬に攻撃を叩き込んで行く。しかし、スラッグは攻撃を受けても余裕の表情を浮かべたままだった

 

スラッグ:どうした?それで攻撃のつもりか?

 

ラディッツ:余裕を見せて居られるのも今の内だぞ!

 

ラディッツは、足払いでスラッグを浮かせ、すかさず彼の右足を掴んで振り回し、近くにあった巨大な氷塊に向けて放り投げた。スラッグがぶつかった氷塊は粉々に砕け散った

 

ラディッツ:へっ、どうだ…

 

ニヤリと笑うラディッツだったが、その直後に氷塊の破片が飛散し、其処からスラッグが何事も無かったかの様に登場する

 

スラッグ:ふぅ…何かやったか?

 

ラディッツ:なっ…

 

椛:ピンピンしてますね…

 

ターレス:まぁこの程度で倒せりゃ苦労はねぇわな…

 

スラッグ:さて、今度は此方の番だ…効果的な攻撃とはどんな物なのか、手本を見せてやる!

 

瞬間移動でラディッツの眼前まで移動したスラッグは、彼の顔を左手で掴んで吊り上げ、右拳で右、左の順に往復パンチを叩き込んで殴り飛ばし、腕を伸ばして引き寄せて上空に打ち上げ、トドメに目から細い光線を射出して撃ち落とした

 

ラディッツ:くっ…

 

スラッグ:どうした?俺を倒すんじゃ無かったのか?

 

ラディッツ:あぁ、そうだ…俺はまだ…戦える…

 

ラディッツは、フラ付きながらも立ち上がる

 

スラッグ:ほぅ、中々頑張るじゃないか…

 

椛:ターレスさん!私達も行きましょう!このままじゃ…

 

ターレス:いや、まだだ…

 

椛:えっ?

 

ターレス:アイツは、まだ諦めちゃいねぇ。好きなだけやらせてみようや…

 

椛:し、しかし…

 

ターレス:良いから…

 

椛:・・・

 

その後も、ラディッツとスラッグの戦いは激しさを増して行く。スラッグと比べると戦闘力がかなり低いラディッツだったが、何度吹き飛ばされようとも果敢に立ち向かって行った

 

ラディッツ:はぁ…はぁ…

 

スラッグ:まだ立ち上がるか…根性だけはある様だな。

 

ラディッツ:生憎、俺は諦めが悪いんだ。体力が続く限り、何度だって立ち上がるぞ。

 

スラッグ:そうか…何処まで耐えれるか見せてみろ!

 

スラッグの攻撃が更に苛烈さを増し、ラディッツの体がドンドン傷付いて行く。しかし、ラディッツも倒れる事無く攻撃し続ける。一方、体を蜘蛛の糸に絡め取られて身動きの取れないフラン達は…

 

妹紅:あのバカ…私に体を大事にしろとか言った癖に、無茶しやがって…

 

はたて:もうやだ…見てられないよ…

 

妹紅:クソッ…どうなってるんだよこの糸は…全身の力が吸われてくみたいだ…

 

はたて:早く助けに行かなきゃ、ラディッツが…

 

フラン:…ナイ…

 

妹紅:むっ…

 

はたて:フラン?

 

妹紅とはたてが横を見ると、フランの体から赤いオーラが溢れ出している。その顔から普段の無邪気な雰囲気は完全に消え失せ、目は白目となり、まるで鬼の様な形相へと変貌していた。それを見た妹紅とはたては、思わず青ざめてしまっていた。彼女の戦闘力は尚も上昇し続け、辺りに散らばった小石や氷の破片が浮き上がり、大地が震え始めていた

 

妹紅:お、おい…

 

はたて:フ、フラン…?

 

フラン:ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ!

 

フランは、凄まじい衝撃波で絡み付いていた糸を吹き飛ばし、そのまま猛スピードでスラッグに向かって行った

 

はたて:あ、ちょっと!

 

妹紅:アイツ、いきなりどうしたって言うんだ…

 

一方、スラッグは尚も立ち上がるラディッツに手を下そうとしていた

 

スラッグ:良く戦ったがコレまでだな…楽にしてやるぞ!サイヤ人!

 

攻撃を叩き込もうと、大きく振りかぶるスラッグ。と其処へ…

 

フラン:スラッグゥゥゥゥッ!

 

スラッグ:むっ…

 

鬼の形相を浮かべ、体から赤いオーラを溢れさせるフランがスラッグの元に現れた

 

スラッグ:何だ貴様は…

 

ラディッツ:フラン?

 

フラン:…ルナ…

 

スラッグ:あん?

 

フラン:オニイチャンヲ…イジメルナァァァッ!

 

怒りのままに放たれたフランの強烈なパンチは、スラッグの顔にしっかりと減り込んだ

 

スラッグ:ぐあぁぁぁっ!

 

フランのパンチを食らったスラッグは、再び大きく吹き飛んで行った

 

フラン:フーッ…フーッ…

 

フランは、怒りに満ちた表情で、赤いオーラも溢れさせたまま息を荒げて立っている

 

ターレス:何だ、コイツの戦闘力は…しかも、ドンドン上がってやがる…

 

椛:フランさんのこの力…コレは一体…

 

ラディッツ:フラン…お前…

 

スラッグを軽々と殴り飛ばしたフラン。彼女に何が起きたのだろうか…

 




次回は、正気を失ったさとり達と美鈴達との戦いも描く予定です

台詞でピンと来た人も居るかも知れませんが、フランに起きた異変は、ドラゴンボールのあるキャラの描写をリスペクトさせて頂きました

メインキャラ紹介に行きましょう。今回は…自分の推しキャラの1人、唐傘御化けの小傘です(何故?)

多々良小傘

人里で鍛冶屋“唐傘”を営む唐傘御化けの少女
元は普通の忘れ傘だったが、デザイン的に不人気で誰にも拾われないまま雨風に飛ばされ続けている内にいつの間にか妖怪になった
右目が青で左目が赤のオッドアイと、素足に下駄履きなのが特徴
一人称はわちき
容姿端麗でスタイルが良く、生い立ちの割には人懐っこく健気で、妖怪でありながら人間の為に一生懸命働く優しい性格
戦闘力は低く、基本的にはヘタレ
人を驚かせる事が生き甲斐だが、見た目の可愛さと子供っぽい驚かせ方のせいもあり、誰も驚いてくれないと言う…(指摘すると落ち込む)
人間の心を食べる事で空腹を満たす為、人間と同じ様に食事をしても空腹が満たされる事は無い(本人曰く、驚いてくれないとひもじいのだとか)
外来人の中ではザーボンと特に仲が良く、共に行動する事が多々ある
里の人間達には自分の正体を隠しながら生活していたが、正邪によって操られて里で騒動を起こした際、彼女の口から小傘の正体が妖怪である事が明かされてしまう
しかし、彼女が日夜頑張っていた事を知っている里の人間達は、彼女の正体を知っても彼女を里の仲間だと受け入れた
小傘は、自分を受け入れてくれた里の人間達を守る力を手に入れる為に、ザーボンと共に仙人の茨木華扇に弟子入りし、修行と店の経営でてんてこ舞いの毎日を送っている
ザーボンに対しては、今の所恋愛感情こそ無いが、嫌っている訳では無く、過去の罪を悔い改め、罪滅ぼしの為に頑張る彼の力になりたいと思っている
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