誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ゆっくりしてってね


第235話

巨大化したスラッグとの戦いは更に激しさを増していた。尚も果敢に戦いを挑むラディッツ達だったが、スラッグの圧倒的な力の前に大苦戦を強いられていた。彼の脅威的な破壊力とリーチの前に、フラン、妹紅、はたて、椛が次々と大ダメージを受けてしまい、サイヤ人2人も疲れが出始め…

 

スラッグ:ハハハハハ!どうした!その程度か!

 

フラン:うぅ…痛いよぅ…

 

妹紅:クソッ…

 

はたて:コイツ、本当に強い…

 

椛:このままじゃ…

 

ラディッツ:マズいな、皆疲弊してやがる…コレ以上長引かせるのは危険だな…

 

ターレス:つっても、此方の攻撃は奴には効いてねぇみたいだぞ。どうするんだよ?

 

ラディッツ:仕方ねぇ、奥の手を使わせて貰うか…

 

ターレス:奥の手だと?

 

そう言うと、ラディッツは懐からにとりが作った腕輪を取り出した

 

ターレス:おい、まさか…

 

ラディッツ:にとりに貰ったコレで俺達が合体すれば、奴に勝てるかも知れん。

 

ターレス:ふざけんな、断る。

 

ラディッツ:な、何?

 

ターレス:お前と合体するくらいなら、地獄に戻る方がマシだ。

 

ラディッツ:アイツを倒せなきゃ、此処に居る奴等全員殺されちまうんだぞ!

 

ターレス:そんなもんに頼らなきゃ戦えねぇのか?お前には、サイヤ人としての誇りってもんはねぇのかよ?

 

ラディッツ:そりゃ、俺だってこんな手段は使いたくねぇさ。だが、そんな事言ってる場合じゃねぇ。このままじゃ、何もかも失っちまうかも知れんのだぞ。

 

ターレス:・・・

 

ラディッツ:お前、椛と約束したんだろう?死んじまったアイツの仲間達を甦らせてやるってよ?全員死んじまったら、その約束すら無になっちまうんだぞ?

 

ターレス:それは…

 

ラディッツ:俺には、此処に来てから守りたい奴等が出来ちまった。アイツ等を守れなきゃ、死んだも同然だと思ってる。

 

ターレス:・・・

 

ラディッツ:こんな俺達を何も言わずに受け入れてくれた幻想郷の奴等や、この世界を守る為なら、俺は何だってやるつもりだ。

 

ターレス:すっかり甘くなっちまいやがって…

 

ラディッツ:自覚はしてるさ。お前だって分かってんだろ?

 

ターレス:だがな…

 

尚も渋い顔のターレスに対し、説得を続けるラディッツ。しかし、スラッグがそれを黙って待つ筈も無く…

 

スラッグ:何をする気か知らんが、そうはさせんぞ!

 

スラッグの巨大な拳がラディッツ達に迫るが、それをフランと妹紅が間一髪の所で防いだ

 

フラン:残念!そうはさせない返し!

 

妹紅:ったく、隙だらけだぞ?

 

ラディッツ:お前等…

 

フラン:さぁ、今の内に!

 

妹紅:その分からず屋を説得しろ。出来るだけ急いでな。

 

ラディッツ:スマン…

 

フランと妹紅がダメージを受けながらスラッグと戦っている間、ラディッツはターレスを説得中…

 

スラッグ:ゴミ共が…まだ力の差を理解出来てない様だな。

 

妹紅:悪いな、私は諦めが悪いんだ。

 

フラン:抵抗させて貰うよ!

 

自分達の不死身(フランは半不死身)の体を活かし、スラッグの攻撃に耐えつつ彼の腹や足に攻撃を食らわせて行くフランと妹紅。其処へ、戦場に向かって来ていた美鈴や地底の面々が駆け付けた

 

美鈴:皆さん!御待たせしました!

 

フラン:美鈴!皆!

 

妹紅:遅かったじゃないか。

 

勇儀:悪いねぇ、ちょいと道が混んでてさ。

 

こいし:見た感じ、状況は良いとは言えない感じかな?

 

燐:寧ろ悪化してますね…

 

妹紅:まぁな…

 

勇儀:こりゃまた、随分と立派になったもんだね。

 

スラッグ:フン、援軍か…だが、この程度の奴等じゃ何人居ようが無意味だ。寧ろ、貴様等のあの世への道連れがまた増えただけだ。

 

空:向こうの人達、何か言い争ってるみたいだけど?

 

パルスィ:戦いの最中に何してるんだか…

 

妹紅:実はな…

 

事情説明中

 

妹紅:とまぁ、そう言う訳だ。

 

美鈴:成る程…

 

さとり:事情は分かりました。

 

パルスィ:サイヤ人とやらが面倒な奴等だって事もね…

 

キスメ:どうする?

 

ヤマメ:戦うに決まってるじゃんか。

 

勇儀:その通り。遥々地獄からやって来た不届きな客人に、地底に追いやられた者の力を見せてやろうじゃないか。

 

美鈴:では、私も…そちらの天狗さん達も、いつまで休んでるんですか?行きますよ。

 

はたて:あ、はい…

 

椛:スミマセン、今行きます。

 

勇ましく飛び出した勇儀と美鈴に続き、はたてと椛、キスメ、ヤマメ、パルスィら地底の面々がスラッグとの戦闘を開始した

 

空:さとり様!私達も行って良いですか?

 

燐:アイツには、あたい達も大きな借りがありますからね。

 

さとり:ふぅ…どうせ、止めても聞くつもりは無いんでしょ?

 

空:はい!

 

燐:スミマセン…

 

さとり:全く…無理だけはしない事。良いわね?

 

燐&空:はい!

 

元気に返事をしつつ、燐と空も戦闘へ加わった。四方八方からの攻撃でスラッグと激戦を繰り広げている

 

こいし:御姉ちゃん!私も戦いたい!強い奴との戦いなんて、ワクワクすっぞ!

 

さとり:何処の戦闘種族なんだか…貴方は駄目よ、こいし。

 

こいし:えーっ!何で何で!?

 

さとり:ワガママ言わないの…

 

こいし:ブーブー!

 

さとり:・・・

 

地底の命運を賭けた戦いの行方は…そして、ラディッツはターレスを説得出来るのだろうか…

 




中途半端でスミマセン
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