誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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御待たせしました


第239話

地獄から復活し、地底を拠点に再び世界征服を目論んだ悪のスーパーナメック星人スラッグとその部下達。しかし、彼の野望はラディッツ達と地底の面々により再び防がれ、彼等は皆揃って地獄へと戻された。事件解決後、ラディッツ達は地霊殿へ招かれていた。彼等の前には、食事と酒が用意されていた…

 

さとり:この度は、地上から私達を助けに来て下さり、本当に有難うございました。何と御礼を言って良いやら…

 

ラディッツ:気にするな。俺達はやるべき事をしたまでだ。

 

フラン:間に合って良かったよ。

 

美鈴:中々の強敵でしたが、私達の方が一枚上手だった様ですね。

 

ターレス:てめぇは殆ど役立って無かっただろ…

 

美鈴:酷い!私だって、死ぬ気で頑張ったんですから!

 

ターレス:そうかよ…

 

はたて:いやぁ…取材目的でついて来ただけの筈が、あんな怪物と戦う羽目になるなんて…

 

妹紅:何を今更…

 

椛:まぁまぁ、終わり良ければ全て良しと言いますし。

 

ラディッツ:ま、そう言う事だ。

 

勇儀:スラッグ一味のせいで、地霊殿を含む地底世界は酷い有り様だ。復興には暫く時間が掛かりそうだねぇ。

 

燐:ですねぇ…

 

パルスィ:本当に妬ましい奴等だわ…

 

さとり:ですが、皆さんの御蔭で完全崩壊しなくて済みました。せめてもの御礼に、美味しい食事と御酒で精一杯のおもてなしをさせて頂きます。楽しんで頂ければ幸いです。

 

ラディッツ:そりゃどうも。

 

その後、地霊殿ではラディッツ達地上に住む面々と地底の面々による盛大な宴が始まった。其処に居る皆が、美味な食事や酒、歓談を楽しんでいる

 

ターレス:勇儀、ちょっと良いか?

 

勇儀:何だい?

 

ターレス:酒や飯も良いが、そろそろ此方の方に付き合っちゃあくれねぇか?

 

ターレスは、勇儀の眼前に拳を突き出した

 

勇儀:あぁ、そういや約束したっけねぇ…今回の事件が一段落したら、喧嘩しようってさ。

 

ターレス:覚えてた様で良かったぜ。

 

勇儀:そりゃあね…よっと…

 

勇儀は、酒を飲み干しつつゆっくりと立ち上がった

 

ラディッツ:ターレスよ。気持ちは分からんでも無いが、皆スラッグとの戦いで疲れてるんだ。今回は我慢したらどうだ?

 

ターレス:黙れ。俺は、コレが目的で此処まで来たんだ。スラッグなんぞついでみたいなもんだ。

 

ラディッツ:ついでって…

 

ターレス:怖いなら逃げても構わねぇんだぜ?

 

勇儀:売られた喧嘩から逃げちまったら、それは鬼の名折れだ。受けて立ってやろうじゃないか。けど、後悔しても知らないよ?

 

ターレス:ククク…良い目をしてやがる…

 

勇儀:アンタもね…幽香から聞いた話じゃ、アンタは相当腕が立つそうじゃないか。久々に楽しめそうだ…

 

ターレス:それは此方の台詞だ。ガラにも無くワクワクして来やがったぜ…

 

ターレスと勇儀は、悪い笑みを浮かべながら互いに火花を散らしている

 

燐:待った待った!ちょっと待ったぁ!

 

そんな2人の間に、慌てた燐が割って入る

 

燐:只でさえあちこちボロボロになってるのに、アンタ達みたいなのに暴れられたら、今度こそ地霊殿は完全に崩壊するわ!

 

ターレス:あー…まぁその時はその時って事でよ…

 

勇儀:仕方無いよねぇ…

 

燐:んな訳あるか!宴も滅茶苦茶になるし、喧嘩するなら外でやっておくれ!

 

ターレス:ちっ…煩い奴だ…

 

勇儀:けどまぁ、楽しい宴を台無しにする訳にはいかないねぇ…場所を移して始めるとしようか。

 

ターレス:あぁ。

 

ターレスと勇儀は、その場から移動した

 

ヤマメ:本当に行っちゃったよ…

 

こいし:拳で語りに行ったって奴だね!

 

燐:全く…

 

パルスィ:サイヤ人って、どいつもコイツもあんな感じなの?

 

ラディッツ:まぁそうだな。アイツは特にサイヤ人らしさが顕著だ。

 

パルスィ:あっそ…

 

キスメ:ラディッツもサイヤ人…やっぱり喧嘩好き?

 

ラディッツ:まぁ嫌いじゃねぇな。喧嘩とは違うかも知れんが、フランや美鈴との組手はいつも楽しませて貰ってるぜ。

 

フラン:私もだよ!

 

美鈴:右に同じく!

 

パルスィ:やれやれ…

 

空:でも、ああ言うのってちょっと良いかも…

 

パルスィ:そう?

 

燐:分からん…

 

椛:さとりさん、1つ聞きたい事があるのですが…

 

さとり:何でしょう?

 

椛:さとりさんは、ドラゴンボールと言う球の存在を御存知ではありませんか?

 

さとり:ドラゴン…ボール?

 

椛:はい。

 

ラディッツ:実物を見せた方が早いんじゃないか?

 

椛:あ、そうですね。

 

椛は、小型トランクの中から四星球を取り出してさとり達の前に出して見せた

 

椛:こんな感じの球なんですが…

 

さとり:フム…

 

空:綺麗な球だね。

 

燐:でも、こんなの見た事無いなぁ…

 

ヤマメ:私もだよ。キスメはどう?

 

キスメ:私も無い。

 

ヤマメ:パルスィは?

 

パルスィ:ある訳無いでしょ。

 

椛:そうですか…

 

こいし:あるよ?

 

椛:へっ?

 

こいし:私、それと同じ様なの見付けたよ?

 

ラディッツ:何?

 

こいし:ちょっと待ってね…よいしょっと…

 

こいしは、自室へ移動した後、7つ星のドラゴンボールを持って戻って来た

 

こいし:どうかな?

 

椛:星の数こそ違いますが、コレは間違い無くドラゴンボール…

 

空:へぇ、綺麗だねぇ。

 

はたて:コレが噂の…

 

妹紅:まさかコイツが持ってるとは…

 

さとり:こいし、貴方コレを何処で?

 

こいし:大分前、外をブラブラしてた時にコレを見付けたんだ。凄く綺麗な球だったから、もしかしたら貴重な宝物かも知れないと思って仕舞い込んでおいたんだよ。

 

さとり:い、いつの間に…

 

燐:まぁこいし様は、普段あちこちブラついてますし…

 

椛:こいしさん。不躾な御願いである事は重々承知してますが、コレを譲って貰えないでしょうか?

 

こいし:どうして?

 

椛:それは…

 

椛は、自分(とターレス)が妖怪の山の一件でナッパに殺されてしまった仲間達を生き返らせる為に、方々に散らばった7つのドラゴンボールを探して旅をしている事を説明した

 

椛:と言う訳なんです。

 

さとり:成る程…そのドラゴンボールと言う物は、7つ集めなければ無意味な物だと…

 

椛:はい。

 

こいし:事情は理解したよ。

 

椛:そうですか。それで、どうでしょうか?ボールを譲って頂けませんか?

 

こいし:だが断る!(ニッコリ)

 

椛:えぇっ!?

 

さとり:コラ!こいし!話を聞いたでしょ?それは、1つだけじゃ何の意味も無い物なのよ?それに、事情が事情なの。ちゃんと分かってるの?

 

こいし:分かってるよ?

 

さとり:だ、だったら…

 

こいし:でも、タダではあげられないよ。

 

椛:えー…

 

空:こいし様、意地悪は良くないですよ?

 

燐:そうですよ。事情が事情なら、彼女達にボールを渡してあげるべきかと…

 

こいし:・・・

 

椛:先程、タダではあげられないと言ってましたね?それは、ボールを貰う代わりに何か条件をクリアしなければいけないと言う事ですか?

 

こいし:うん。(ニッコリ)

 

ラディッツ:良い性格してるな、お前の妹は…

 

さとり:…スミマセン…

 

椛:それで、その条件と言うのは?

 

こいし:簡単な事だよ。私も、2人の旅の仲間に加えてくれるだけで良いんだ。

 

椛:えっ?

 

こいしのその言葉に、その場に居た全員が固まった

 

椛:えっと…こいしさん、その言葉の意味が分かっているんですか?私達と共に来ると言う事は、今回の様に強大な敵との戦いに巻き込まれてしまう事になるんですよ?

 

こいし:うん、分かってるよ?

 

椛:えっと…もしかしたら、過酷な場所に向かう事になるかも知れませんよ?それでも良いんですか?

 

こいし:うん。

 

椛:あうあう…えっと…その…そ、そうだ!貴方を連れ出す為には、さとりさん達の許可が要りますよね?どうでしょうか?

 

フラン:あ、投げた…

 

はたて:困り果てて投げたねぇ…

 

さとり:はぁ…こいしは、一度言い出したら絶対に曲げない頑固な子なんです。何故かは分かりませんが、既に貴方達について行くと決めた様ですし、私達が何を言おうと無駄です。

 

燐:あはは…

 

空:こいし様は、貴方達の事が気に入ったみたいだね。

 

椛:私達、何か特別な事をした訳でも無いと思うんですが…と言うか、私達と共に来ると言うならば、ターレスさんにも話を通さなくてはいけません。しかし今は…

 

こいし:うん、分かった。

 

そう言うと、こいしは椛の手をガッシリと握って立ち上がった

 

椛:えっと…どうかしましたか?

 

こいし:ターレスって、さっき勇儀さんと一緒に喧嘩しに行った御兄さんだよね?で、ついて行くにはあの人に話をする必要があるんだよね?

 

椛:は、はい…しかし今は…

 

こいし:だから、今から御兄さんに話をしに行こうと思って。と言う訳で、天狗さんも一緒に行こう!

 

こいしは、椛の手を掴んだままターレスと勇儀が喧嘩している(と思われる)方へ全速力で移動を開始した

 

椛:待った待った!今は駄目だってばぁぁぁぁっ!

 

抵抗も虚しく、椛はこいしに引き摺られてターレス達が喧嘩している方へと移動を開始した

 

ヤマメ:行っちゃった…

 

キスメ:放っておいて大丈夫?

 

フラン:椛なら大丈夫だと思うよ。

 

ラディッツ:まぁターレスの奴に鍛えられてるしな。

 

妹紅:奴等の事は放っといて、私達は飲むか。

 

はたて:良いのかなぁ…

 

その後、地底全域に数々の爆音と白狼天狗の悲鳴が響き渡ったのは別の話…




相変わらずグダグダです
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