誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ゆっくりしてってね


第260話

ギニュー特戦隊との戦いも最終局面となった。ラディッツ一行からは再びラディッツが、特戦隊からは副隊長のジースが前に出た。ジースには、何やら大事な目的とやらがある様だが…バトル開始早々から2人のラッシュが激しくぶつかり合う戦いになった

 

ジース:くっ…貴様が幾ら強くなっていようと、所詮はサイヤ人!この俺に敵う訳が無い!

 

ラディッツ:どうやら、まだ実力の差を理解出来てねぇ様だな。俺達の力は、既に貴様等を超えてる。貴様が勝てる確率は0だ。

 

ジース:ほざけ!

 

ジースは、ラディッツに向けて赤い気弾を連続で撃ちまくった。ラディッツを爆煙が包み込み、ジースは思わずニヤついた。爆煙が晴れた所には、無傷のラディッツが腕組みしたまま立っていた

 

ラディッツ:どうした?エリート部隊の実力とはこんなもんなのか?

 

ジース:クソッ…俺達は天下のギニュー特戦隊だぞ!その俺達が、こんな奴等にナメられて堪るか!

 

ジースは、自分の周囲に赤い球体を次々と作り出した

 

ラディッツ:・・・

 

ジース:コイツを躱せるか!クラッシャーヴォルケーノ!

 

ジースが飛ばした数多の気弾がラディッツに迫るが、ラディッツは微動だにしない

 

ラディッツ:・・・

 

ジース:どうした!何故避けない!?

 

ラディッツ:回避する必要がねぇからだ。

 

ジース:何?

 

ラディッツ:ハアァァッ!

 

ラディッツは、気合いだけで迫り来る気弾全てを消し去った

 

ジース:なっ…バカな…

 

ラディッツ:次は此方の番だな。

 

ラディッツは、ジースの眼前に瞬間移動した

 

ジース:は、速い…

 

ラディッツ:貴様が遅いだけだ。

 

そう言い放った直後、ラディッツはジースの顔面に拳を一撃叩き込んだ

 

ジース:ぐぅっ…

 

顔面を殴られたジースは、顔を抑えて踞った

 

ラディッツ:良い加減認めろ。俺に勝てん様なら、この世界の殆どの奴に勝てん。足掻くだけ無駄だ、大人しく降参しろ。

 

ジース:ふ、ふざけるな!俺は負けねぇ!負ける訳にはいかねぇんだ!目的を果たす為にな!

 

ラディッツ:・・・

 

ジース:クラッシャー…

 

再び技を撃とうと構えたジースだったが、直後に彼の体を一筋の閃光が貫いた

 

ジース:ガハッ!

 

ラディッツ:むっ…

 

閃光に体を貫かれたジースは、血を吐いてその場に膝を付く

 

はたて:えっ?

 

魔理沙:何だ?

 

フラン:今の攻撃、何処から?

 

早苗:敵側の増援でしょうか?

 

パチュリー:もしそうだとしたら、狙われるのはラディッツの方でしょ。

 

早苗:あ…

 

ラディッツ:それで隠れてるつもりかよ?さっさと出て来やがれ!

 

正邪:何がエリート部隊だよ、ガッカリさせてくれるぜ。

 

???:そんな奴等にやられるなんて、予想以上に使えないわね。

 

異空間から姿を現したのは、先程退散した筈の正邪と謎の女性であった

 

ラディッツ:鬼人正邪と…誰だ貴様は?

 

???:初めまして、私の名は人造人間21号。貴方達の敵よ。

 

その女性は、そう自己紹介しつつ丁寧に御辞儀した

 

はたて:人造人間?

 

魔理沙:あんな奴、初めて見たぞ。

 

パチュリー:皆そうでしょ。

 

ラディッツ:その21号とやらが、一体何の用だ?見ての通り、俺達は戦ってたんだが?

 

21号:戦いと呼べる様な物じゃ無かったわよ?

 

ラディッツ:だとしてもだ…よくも邪魔してくれたな。

 

21号:ゴメンなさいね。

 

ジース:おい!貴様等!コレは何の真似だよ!

 

21号:何って?

 

ジース:何で俺を攻撃しやがった!俺達は仲間の筈だろ!

 

21号:仲間?

 

ジース:貴様等の言う通りにすれば、俺達の目的の為に力を貸してくれるって話だっただろ!

 

21号:クスッ…

 

正邪:プッ…

 

2人:アッハハハハハ!

 

21号と正邪は、顔を見合わせた後笑い出した

 

ジース:な、何だよ?

 

他全員:・・・

 

21号:あの話ね。悪いけど、アレは嘘よ。

 

ジース:嘘…だって?

 

21号:そう、嘘。

 

正邪:てめぇらみたいなゴミ共、最初から捨て駒としか見てねぇんだよ。

 

21号:それなのに、あんな言葉を信じて頑張っちゃって…バカな奴等ね。

 

ジース:俺達を…騙したのか?

 

21号:そうなるかしらね。

 

正邪:やっと能天気なてめぇらでも飲み込めた様だな。言葉巧みにてめぇらを利用し、此処の奴等と潰し合いをさせる。それが私達の計画だったんだよ。

 

21号:尤も、貴方達が弱過ぎて計算が大きく狂っちゃったけどね。

 

正邪:終わってみりゃこのザマだもんな。まぁ余興にはなったか。私達の言葉を信じきり、弱いなりに頑張ってたてめぇらの姿は御笑いだったぜ?

 

ジース:くっ…

 

21号:けど、それもコレまでね…

 

正邪:だな。てめぇも含め、其処に転がってるゴミ共はコレで地獄に戻って貰うぜ。

 

ジース:うっ…ゲホッ…

 

正邪:良いザマだな。まずはてめぇからだ。後の奴等も、すぐにてめぇの後を追わせてやるから心配すんな。

 

ジース:クソッ…

 

正邪は、動けないジースに向けて光線を放った

 

ジース:畜生…コレまで…か…

 

涙を流し、死を覚悟したジース。しかし、その光線は彼に当たる前に緑の星型のバリアによって防がれた…

 

正邪:何?

 

早苗:さっきから黙って聞いていれば、彼等の事をゴミだの弱いだのと…

 

正邪:事実だろうが。

 

21号:それより、今のは貴方が?

 

早苗:そうです。私のバリアの前では、そんな攻撃等無力です。

 

2人:・・・

 

早苗:ラディッツさん、私に代わって下さい。次は私が戦います。

 

ラディッツ:お前…やれるのか?

 

早苗:やりますよ。私は、あの人達に憤りを感じています。この怒りは収まりそうにありません。

 

ラディッツ:…良かろう。其処まで言うならやってみろ。

 

早苗:ハイ!

 

魔理沙:ち、ちょっと待ってくれ!

 

早苗:どうしました?

 

魔理沙:ジースとか言う奴は意識はあるが重傷だし、他の奴等も生きてるが気を失ってて動けない。巻き込まれん様に、先に避難させた方が良いんじゃないか?

 

パチュリー:はぁ?奴等は敵なのよ?

 

魔理沙:正邪達に騙されて利用されただけだろ!それに、何か大事な目的があるらしいし!そんな奴等を見殺しに出来るか!

 

パチュリー:・・・

 

魔理沙:お前達が何と言おうと、私は奴等を助けるぞ!ラディッツ、仙豆はまだあるか?

 

ラディッツ:あぁ、あるにはあるが…

 

魔理沙:寄越せ!早く!

 

ラディッツ:ったく…ホラよ。

 

ラディッツは、魔理沙に仙豆を1粒投げ渡した

 

魔理沙:サンキュー!

 

仙豆をキャッチした魔理沙は、素早くジースの方へ走り寄る

 

ジース:お前…何してる…

 

魔理沙:何って、助けてやるつもりなんだが?

 

ジース:ふざけるな…俺はお前等の…

 

魔理沙:敵とか味方とか、今はどうでも良いだろ!早くコレを食え!死んじまうぞ!

 

ジース:俺の事は放っとけ…ゲホッ!ゴホッ!

 

ジースは、血を吐きつつ咳き込み始めた

 

魔理沙:言わんこっちゃ無い!さっさと食え!手遅れになっても知らないぞ!

 

ジース:・・・

 

魔理沙に言い負かされ、ジースは恐る恐る仙豆を口に運ぶ。すると、体の傷が瞬時に完治する

 

ジース:な、何だと!?こんな事が…

 

魔理沙:コレで、お前はもう大丈夫だな。

 

ジース:今のは一体…

 

魔理沙:説明は後だ。巻き添えを食らわない様に、他の奴等をバリアの中に避難させなくちゃな。お前も手伝ってくれ。

 

ジース:何で其処まで…俺達を助けて、お前に何の得があるって…

 

魔理沙:損得とか敵味方とか関係無いだろ。お前の目的が何かは知らないが、そう言うのがあるなら生きなきゃ駄目だろ?

 

ジース:・・・

 

魔理沙:もう一度言うぞ。私1人じゃちょっとキツそうだし、手を貸してくれよ。

 

ジース:…分かった…

 

魔理沙は、ジースと共に倒れているグルド、リクーム、バータの体をパチュリーのバリアの中まで移動させる。尤も、体の大きなリクームとバータを運ぶのに若干苦戦しており、2人がかりでズルズル引き摺ってやっとの事で移動させた訳で…その少し後、早苗と交代したラディッツもバリアの中に移動した

 

はたて:敵を助けるなんて、ラディッツも魔理沙も甘いねぇ…

 

パチュリー:全くだわ。

 

ラディッツ:言うな、甘くなっちまったのは自覚してるさ。

 

フラン:そうかな?私は良いと思うけど?

 

はたて:まぁ分かるけど…

 

パチュリー:・・・

 

ラディッツ:さて、向こうはどうなるかな…

 

守矢神社での戦いは益々激化する…?

 




激化する戦い…そして、新たな絆が?
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