クローン達を全滅させ、守矢神社と自分達の身を守ったラディッツ達。落ち着いた所で、特戦隊が此処に来た事情を聞く事になった…
ジース:俺達は、外の世界での戦いで戦死して地獄に落ちた。で、ある人を探して地獄を回っていた時、奴等が俺達の元にやって来たんだ。
フラン:奴等って…
はたて:さっきの21号とか言う女と鬼人正邪だね。
ジース:そうだ。自分達の目的に協力すれば、その人を探す手伝いをしてやる…そう言われて、俺達は奴等と手を組んだんだ。
魔理沙:誰なんだ?お前達が探してるある人ってのは…
ジース:俺達ギニュー特戦隊の隊長、ギニュー隊長だ。
ラディッツ:そういや、アイツだけ居ねぇな…
パチュリー:隊長不在のままポーズを決めてた訳?
ジース:まぁそうなるな…
魔理沙:その隊長って奴、地獄に居なかったのか?
ジース:あぁ。あの場所に居なかったって事は、多分まだ生きてこの世に居るって事だ。だが、俺達の力だけじゃ地獄からは出られねぇ。
早苗:だから、あの人達の話に乗ってこの世界へ…と言う事ですか?
ジース:そうだ。あの人を…隊長を見付けられるならとな…
パチュリー:だけど、奴等にそれを利用されてしまった…奴等にとって、貴方達は只の捨て駒でしか無かった…
ジース:だな…
魔理沙:酷い話だ…
早苗:・・・
ジース:騙された俺達が間抜けだったってだけだ。
早苗:でも!
ジース:けど、こうなった以上もう終わりだ。俺達の目的は、此処で潰える。俺達は、本来此処に居るべき存在じゃねぇからな…
他全員:・・・
紫:そうね、もう終わりよ。
静まり返ったその場に、隙間妖怪の紫が姿を現した
フラン:八雲の御姉さん…
パチュリー:相変わらず神出鬼没ね…
リクーム:今、何処から出て来やがったんだ?
グルド:さ、さぁ…
バータ:何者だ?このババア…
紫:あぁん?
紫は、ドスの利いた声を出しながらバータ達を睨み付ける
リクーム:ぬぅ…
グルド:何て威圧感だ…
バータ:背筋が凍るかと思ったぜ…
ジース:何なんだ、あの女は…スカウターなんか使わなくても分かる…格が違い過ぎる…
魔理沙:八雲紫。この幻想郷を作り出した張本人さ。
ジース:マジか…
紫:そんな事より、彼等の身柄を此方に渡して貰うわよ。
魔理沙:な、何?
紫:何を驚いてるの?当然でしょ?彼等は、既に死んで地獄に落ちた身…この世に居るべき存在じゃないわ…それに、彼等は貴方達に危害を加えようとした…
早苗:彼等は、敵に利用されただけで…
紫:関係無いわ。この隙間を通れば地獄に戻れるわ。今なら、苦しむ事無くね…但し、抵抗するなら強制的に戻す事になるわ。
紫は、殺意を込めた視線を特戦隊の面々に向け、手を翳した
早苗:ちょっと待って下さい!
早苗は、特戦隊の面々を庇う様に紫の前に立ち塞がった
紫:東風谷早苗…貴方、何を考えてるのかしら?
早苗:見て分かりませんか?彼等を守るつもりです!
紫:守る?彼等は、罪を重ねて地獄に落ちた極悪人よ?
早苗:彼等は、心まで悪に染まっている訳ではありません!彼等は、この件の黒幕に利用されていただけなんですよ!
紫:だから?
早苗:せめて、話を聞いてからでも…
紫:聞いた上での判断よ。怪我したく無いなら、其処を退きなさい。
早苗:御断りします!
紫:・・・
魔理沙:早苗、手を貸すぜ?
早苗同様、魔理沙も特戦隊の面々を庇う為に前に出て行く
早苗:魔理沙さん!
紫:魔理沙、貴方まで…
魔理沙:今までラディッツ達が戦って来た極悪人達と違って、コイツ等は話せば分かる奴等だよ。さっきも、私達と一緒に戦ってくれたしな。
紫:・・・
魔理沙:どうしてもコイツ等を殺すって言うなら、その前に私を殺してからにするんだな。
早苗:私“達”をです。
紫:覚悟ありの様ね…
紫は、エネルギーを収束させた掌を魔理沙と早苗に向ける。対する2人は、堂々と身構えている
はたて:ちょっ…
フラン:嘘でしょ!?
ジース:バカ!やめろ!俺達の為に其処までやる必要はねぇ!
ラディッツ:紫…
パチュリー:・・・
その直後、紫目掛けてエネルギー弾が飛んで来る。紫は、それをヒラリと回避して着地する
バータ:何だ、今の攻撃は…
リクーム:おい、誰か此方に来てるぞ。
グルド:誰だ?
???:其処までにしとくんだね。
???:うちの早苗に何をしようとしてたんだい?隙間妖怪…
隙間妖怪を威圧しつつ、2人の女性が姿を現した。1人は、注連縄と赤い服が特徴の青い髪の大人の女性。1人は、クリッとした目玉の様な物が付いた帽子と紫色の服、金髪が特徴の少女の2人組であった
紫:貴方達…
魔理沙:やっと帰って来やがったな。
ラディッツ:奴等の気…只者じゃねぇな…
ジース:あ、あぁ…
パチュリー:彼女達は…
早苗:神奈子様!諏訪子様!
ラディッツ:何だ、早苗の知り合いか?
早苗:知り合いも何も、あの方達はこの神社に奉られている二柱の神様ですよ!
ジース:か、神様…だと?
ラディッツ:マジでか?
フラン:うん。
はたて:マジで。
パチュリー:赤い服を来てるのが八坂神奈子。帽子を被ってるのが洩矢諏訪子。どちらも、幻想郷で指折りの実力者よ。
ラディッツ:アイツ等が…
紫:貴方達、何処へ行ってたのかしら?
神奈子:ちょっと用事で出掛けててねぇ…それより、この状況は何なんだ?
諏訪子:紅魔館の吸血鬼や白黒魔法使い、山の天狗まで居るよ。そして、全く知らない奴等も多い。まぁそれよりも気になるのは…
神奈子:何で隙間妖怪が早苗達に危害を加えようとしてるのか…だろう?
諏訪子:そう言う事。
神奈子:事情を説明して貰えるかい?事と次第によっては、只じゃ済まないけどね…
紫:ちっ…面倒な事になったわね…
殺気を出しながら隙間妖怪と睨み合う2人の神、八坂神奈子と洩矢諏訪子。そして、それに相対する八雲紫…さて、どうなりますやら…
遅れながら、神奈子さんと諏訪子が登場しました
紫さんと睨み合う2人、どうなるかは次回の御楽しみと言う事で…