誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ゆっくりしてってね


第273話

修行の許可を得る為、人里の近くにある妖怪寺、命蓮寺へとやって来たラディッツ、フラン、美鈴。門前で掃除をしていた山彦の妖怪、幽谷響子に案内され、現在命蓮寺の主を待っている最中である…(因みに、響子は彼等を案内し終わった後で掃除の為に門前に戻って行った)

 

???:御待たせしました。

 

ラディッツ:むっ…

 

最初に入室して来たのは、黒い衣服を身に纏った紫色の髪の大人な女性であった。その女性は、ラディッツ達の前にゆっくりと正座した

 

ラディッツ:さっきも感じた凄まじい力だ…アンタが、この寺の主か?

 

???:その通りです。申し遅れました。私の名は聖白蓮(ひじりびゃくれん)。こう見えても、魔法使いの端くれです。

 

ラディッツ:魔法使い…つまり、魔理沙の同業者なのか。

 

白蓮:魔理沙…あぁ、魔法の森の人間の方ですね。

 

ラディッツ:あぁ、そうだ。

 

白蓮:まぁそんな所です。

 

ラディッツ:そうか。おっとスマン、自己紹介がまだだったな。俺は…

 

白蓮:貴方の事は存じていますよ。隙間妖怪に連れて来られた外来人で、最近幻想郷で起きた数々の異変を解決している英雄…ラディッツさんですよね?色々な妖怪達に、心から慕われているとも聞いていますよ。

 

ラディッツ:一応聞くが、その情報は何処で?

 

白蓮:門下の者達が、山の天狗が発行している新聞を読み、貴方の事を色々と話していましたので。私も拝見させて頂きました。

 

ラディッツ:文…いや、コレははたての奴だな…全く…

 

美鈴:良いじゃないですか。別に悪い事をしてる訳じゃ無いんですから。

 

フラン:御兄ちゃんが皆の為に頑張ってるのは事実だもんね♪

 

ラディッツ:・・・

 

フランと美鈴は、ラディッツに笑顔でそう言った

 

無言白蓮:其処に居るのは、紅魔館の門番と吸血鬼の妹君…成る程…彼女の様子を見れば分かります。噂通り、皆に慕われている様ですね。

 

ラディッツ:俺は大した事はしてねぇさ。

 

白蓮:謙遜しなくても良いではありませんか。貴方の正しい行いの結果なのですから。

 

ラディッツ:・・・

 

白蓮:貴方の過去も存じていますよ。過去に色々と悪事を働いていた様ですが、今は改心して頑張っている様ですね。中々出来る事ではありませんよ。

 

ラディッツ:何、まだまだだよ。

 

白蓮:フフ…それでは、雑談はこの辺りにして、そろそろ本題に入りましょうか。今日は、どの様な用件でこの命蓮寺に来られたんですか?

 

ラディッツ:俺は、今よりも更に強くなりたい。アンタに、その為の修行をさせて貰いたくて此処に来たんだ。

 

白蓮:修行ですか…御連れの2人も同じ理由ですか?

 

フラン:うん!

 

美鈴:そうです。

 

白蓮:そうですか…しかし、思い描く強さの形も目的も人により変わります。貴方達が強さを求める目的とは何ですか?

 

フラン:私は、自分の力を上手く制御出来てないんだ…もっと強くならなきゃ、いつかこの力に飲まれて皆を傷付けちゃうかも知れない…そうなったら、また独りぼっちになっちゃう…強くなりたい…破壊する為じゃなく、この力で皆の力になりたいから…

 

白蓮:フム…

 

美鈴:今は落ち着いている様ですが、またいつ何時、強敵がこの幻想郷を荒らしにやって来るか分かりません。そんな時、御嬢様方を…家族を…皆さんの帰る場所を守る為、今よりも力を付ける事が必須であると判断しました。勿論、御嬢様方には許可を得て此方に参りました。

 

白蓮:成る程…

 

ラディッツ:昔の俺は、強さとは他者を支配する為にあるもんだと思っていた。だが、それが間違いだと教えられた。強さとは、大切な者をを守る為にあるんだと…この世界に来て、俺にはそれが沢山出来ちまった。ソイツらを誰1人失わん為にも…ソイツらを悲しません為にも…後、目を覚まさせてやりたい男が居るからってのもあるかな。まぁ美鈴と大して変わらんが…

 

白蓮:皆、自分の為では無く誰かの為に強くなる為に…ですか…素晴らしい事です。私は感動しましたよ。

 

3人の真っ直ぐな目を見て、白蓮は感心した様子を見せた

 

白蓮:しかし、真の強さを手に入れるには相応の時間が必要になります。数ヶ月で済むかどうか…その間、考えもしない苦痛が貴方達を襲うかも知れません。貴方達は、それに耐えきる事が出来ますか?

 

ラディッツ:短期間で楽して手に入れた力に価値等無い。当然の事だ。

 

美鈴:ですね。苦痛を乗り越えてこそ、本当に強くなれた事を実感出来ると言う物です。

 

フラン:何だってするよ!もう孤独は嫌だもん!

 

ラディッツ:俺達皆、既に覚悟を決めて此処に来たんだ。一度やると決めたからには、逃げ出す様な情けねぇ奴は居ねぇよ。

 

美鈴:その通りです。

 

フラン:私も!

 

白蓮:貴方達のその言葉が嘘で無いならば、荷物を纏めて明日の早朝にまた此処に来なさい。修行についての詳しい話はその時に。他の皆にも話をしておきます。

 

ラディッツ:あぁ、分かった。

 

フラン:有難う!

 

美鈴:荷物を纏めるのは勿論、御嬢様方にも改めて御話しておかなくてはいけませんね。暫く紅魔館を不在にすると言う事を。

 

ラディッツ:だな。

 

フラン:御姉さん、また明日♪

 

白蓮:ハイ、また。

 

ラディッツ達は、荷物を纏めるのとレミリア達に修行の許可を得た為に紅魔館を不在にする事を伝える為、紅魔館へと戻って行った…

 

白蓮:不思議な感じですが、コレも絆の力と言う物でしょうか…

 




ターボBB…ゲフンゲフン!肉体派魔法使い、聖白蓮が登場しました

命蓮寺のメンバーからも、誰かラディッツ達の仲間(協力者)にしようかどうか…と考えていますが、どうするかは未定です(なるかも知れないし、ならないかも…と言う所です)

それと、彼等が修行中のメインヒロイン達が彼等(と言うかラディッツ)の事を心配して話し合う描写を入れたいと思います

文章力が皆無なせいで、どうなるかは分かりませんが…
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