修行の為に命蓮寺へとやって来たラディッツ達は、その力を示す為に其処の主である聖白蓮と戦う事になった。一番手に名乗りを上げたのはラディッツ。さて、どうなりますやら…
白蓮:さぁ、何処からでもどうぞ。
白蓮は、ラディッツを真っ直ぐ見据えつつ余裕の表情を浮かべている
ラディッツ:余裕綽々かよ、ナメやがって…怪我をしても知らんぞ!
ラディッツは、開始早々白蓮に真っ直ぐ突っ込み、腹に右拳を叩き込んだ。しかし、白蓮の表情は涼しいままで…
白蓮:どうしました?
ラディッツ:何だ、コイツの体は…殴り付けた此方の手が痺れてやがる…まるで鉄の塊を全力で殴り付けたみたいだ…
ラディッツは、痺れた拳を抑えている
白蓮:もう御終いですか?
ラディッツ:まだまだ!コレでも…食らいやがれ!
ラディッツは、白蓮に向けて気弾を連射した。土煙が舞い上がり、彼女の姿を覆い隠した…
ラディッツ:へっ…少しは効いただろう…
ニヤリと笑うラディッツだったが、土煙が晴れた所には無傷の白蓮が立っていた
ラディッツ:な、何だと!?
白蓮:残念でしたね、ダメージは皆無です。
ラディッツ:クソッたれ!うおぉぉぉっ!
ラディッツは、怯む事無く白蓮に連続攻撃を仕掛けた。しかし、白蓮はそれらを受けても表情を変えないままであった…
フラン:何で?何で御兄ちゃんの攻撃が全然効いてないの?
美鈴:彼女は、魔法で自分の肉体を強化しているんです。
フラン:そうなの?
美鈴:はい、気でも同じ事が出来ます。上手く扱えば、何でも無い一撃で岩を砕く事も、自分の体を鉄の様に固める事も可能です。彼女は、それを自在に操る程の実力を持ち合わせています。
フラン:そ、それじゃ御兄ちゃんは…
美鈴:残念ながら、今の彼の実力では勝ち目は皆無です。勿論、私達でも…
フラン:・・・
その後もラディッツの攻撃は続いたが、白蓮にはまるで効き目が無いままだった…
ラディッツ:畜生…コレ程までとは…
白蓮:まだ続けますか?
ラディッツ:降参だ。コレ以上やっても無意味なのは明白だ。寧ろ、修行を始める前に俺の体が壊れちまうだろうしな。
ラディッツは、構えを解いて腕を組みつつそう言った
白蓮:フム…このまま勝ち目の無い戦いを続けるかと思いましたが…
ラディッツ:昔の俺なら意地になって戦いを続けただろうが、今は違う。
白蓮:成る程…さぁ、次は其方の2人の番です。どちらから行きますか?
美鈴:いえ、私は遠慮しておきます。力を示せと言われた手前、申し訳ありませんが…
フラン:私も。
白蓮:そうですか、分かりました。ラディッツさん、痺れた拳は大丈夫ですか?
ラディッツ:あぁ、何とかな。
白蓮:戦ってみた所感としては…貴方の中には、凄まじい力が眠っている様に感じました。荒々しくも輝かしい力を…
ラディッツ:俺にか?
白蓮:ハイ。しかし、その力には鍵が掛かっている様です。その鍵を開ける条件が何なのかは、ハッキリとは分かりませんが…
ラディッツ:鍵ね…
白蓮:そして、フランドールさん。貴方の中にも恐ろしい程の力を感じます。しかし、その力は貴方自身にも扱いきれていない様ですが…
フラン:戦ってないのに分かるの?
白蓮:えぇ、まぁ…貴方達がその力を引き出せる様に、此方も色々助力して差し上げましょう。
ラディッツ:助かるよ。
白蓮:では、まずはこの寺の案内から始めるとしましょうか。コレから暫く、共に生活して行く訳ですからね。
ラディッツ:あぁ。
フラン:御願いしまーす♪
美鈴:ラディッツさん、ちょっと…
ラディッツ:ん?
命蓮寺の面々と共に歩き出したラディッツだったが、すぐに美鈴に呼び止められた
美鈴:さっき、白蓮さんが言っていた妹様の中にある力についてですが…
ラディッツ:恐らく、スラッグの野郎に一撃食らわせた時の力だろうな。お前は直接見てねぇから知らんだろうが…
美鈴:やはり…話に聞いた限り、その状態の妹様は暴走状態になってしまっている様ですし…もしも、この修行中にその状態になってしまったとしたら…
ラディッツ:そうなったら、誰かに危害を加える前に俺が止めてやる。
美鈴:その時は私も…
ラディッツ:あぁ…
フラン:御兄ちゃん!美鈴!早く行こうよ!
ラディッツ:あぁ。
美鈴:今行きます!
険しい顔でそう話す2人に、フランが明るく声を掛けた。感付かれない様にと、2人も一行の後に続いて移動を開始した…
ラディッツ、戦いの度に負け続けてる様な気がします
まぁ頼りになる仲間が居るし、ラディッツだって伸び代は沢山ある訳で…(言い訳)
それと、美鈴の白蓮さんの呼び方に違和感があるかも知れませんが御容赦頂ければと思います(本来は、多分聖さんなんだろうなと…)