誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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今回は、時間を大分飛ばして夕飯時の風景となります


第277話

案内を兼ねて、一通り寺やその周辺を歩いて回った一行。時間はあっと言う間に過ぎ、夕飯時となった…

 

ラディッツ:今日の飯は俺が作らせて貰うぜ。

 

白蓮:えっ?しかし…

 

ラディッツ:お前達には暫く世話になる訳だし、コレくらいはさせてくれ。

 

白蓮:そうですか?では、御願いしても宜しいですか?

 

ラディッツ:あぁ、任せろ。

 

美鈴:ラディッツさん、私も何か手伝いますよ。

 

ラディッツ:そうか?じゃあ頼むよ。

 

美鈴:ハイ!

 

白蓮:待ちなさい。貴方達だけでは分からない事もあるでしょうし、我々の中からも誰か手伝わせましょう。さて、誰にすべきか…

 

???:では、私が行きましょう。

 

青いフードを被った女性が自ら名乗り出た

 

白蓮:一輪ですか。そう言えば、今日は貴方が食事当番でしたね。

 

一輪:えぇ。

 

白蓮:では、御願いしますよ。

 

一輪:了解しました。さ、行きましょうか。

 

ラディッツ:おう。

 

美鈴:ハイ!

 

ラディッツと美鈴、そして一輪と呼ばれた青いフードの女性は、命蓮寺の調理場へと向かった。只今、調理場にある食材を確認中…

 

ラディッツ:本当に肉や酒の類は全くねぇみたいだな。

 

美鈴:そうですね。禁止とは言いつつ、少しくらいはあるかも知れないと思ってましたけど…

 

一輪:聖は、半端は許さない真面目で厳格な方ですから。

 

ラディッツ:そうか…代わりに他の食材は一通り揃ってるみたいだな。さて、どうするか…

 

美鈴:うーむ…

 

ラディッツ:美鈴。それと、一輪だったな?用意して貰いたいもんがあるんだが…

 

美鈴:構いませんよ。

 

一輪:何なりと。

 

ラディッツ:用意して貰いたい食材は次の通りだ…

 

ラディッツは、美鈴と一輪に頼んで食材を揃えて貰い、彼女達と共に幾つかの料理を人数分完成させた。そして、他の皆が待つ広間へと料理を運んで行った…

 

ラディッツ:皆、待たせたな。

 

美鈴:食事の用意が出来ましたよ!

 

一輪:机を空けて下さい。

 

3人の手で、食卓に料理が並べられていく。そのメニューは…

 

白蓮:コレは?

 

ラディッツ:見ての通り豆腐カツだ。肉じゃねぇから食えるだろ?

 

美鈴:味噌汁やサラダもありますよ。

 

一輪:何せ、いつも以上に人数が多いので時間が掛かってしまいましたが…彼等の助力もあり、最高の出来に仕上がりました。

 

白蓮:とは言う物の、見た目は普通ですね。しかし、大事なのは味です。

 

ラディッツ:ま、食ってみれば分かるさ。

 

白蓮:それでは…

 

全員:頂きます!

 

一斉に手を合わせ、声を上げて食事を始めた

 

白蓮:何と…コレは中々…

 

美鈴:イケるでしょう?

 

白蓮:えぇ…予想より遥かに…

 

フラン:御兄ちゃん、また料理の腕が上がったんじゃない?

 

ラディッツ:舌の肥えた御嬢様達を満足させるには、日々腕を磨く必要があるからな。料理の方も戦闘の方も。

 

白蓮:フム…

 

???:羨ましいなぁ…こんなに美味しい食事を毎日食べられるだなんて…

 

そう声を上げたのは、黒いショートヘアと黒いワンピースが特徴の女性、封獣ぬえだった

 

フラン:でしょ?御兄ちゃんの御飯の腕は、私達皆が認めてるよ♪

 

ぬえ:成る程…ラディッツ!白米御代わり!

 

フラン:私も♪

 

ラディッツ:おう。

 

得意気な顔を見せるフラン。そして、フランとぬえはすぐに御代わりを頼んだ。ラディッツもそれに応じ、茶碗に白米を盛って彼女達に手渡した

 

フラン:わーい♪

 

ぬえ:有難う。

 

2人はラディッツに礼を言い、食事を続ける

 

一輪:あのぬえが御代わりとか、珍しい事もあるのね…

 

???:けど、気持ちは分かるよ。

 

一輪に同意したのは、白い水兵服を来た黒髪の女性、村紗水蜜だった

 

村紗:すまない、私も御代わりを頼むよ。

 

ラディッツ:ちょっと待ってろ。

 

ラディッツは、村紗が差し出した茶碗にも白米を盛って手渡した

 

村紗:いやぁ…オカズが美味なせいか、いつもより食が進むよ。

 

ぬえと村紗は、ラディッツやフランと話しながら楽しそうに食事を続けている

 

???:ぬえや村紗があんなに楽しそうに…

 

???:本当に…それに、吸血鬼の妹もあんなに良い笑顔をしてる…もっと恐ろしい存在だと聞いてたけど…

 

そんな光景を見て驚きを隠せないのは、毘沙門天代理の妖怪、寅丸星とその部下の妖怪鼠、ナズーリンだった

 

美鈴:外来人でありながら、彼には人を惹き付ける不思議な魅力があるんです。彼が、人間にも妖怪にも分け隔てなく接する事が出来ると言うのもありますが…アレで元々悪人だったって言うんですよ?信じられますか?

 

星&ナズーリン:・・・

 

美鈴:ま、私もその魅力にやられた1人なんですけどね♪

 

笑顔でそう語る美鈴に対し、黙ったまま食事を続ける星とナズーリンだった

 

白蓮:コレは…もしかすると、稀に無い掘り出し物なのかも知れませんね…

 

白蓮は、種族等関係無く和気藹々と食事を続ける皆を見てそう呟いた。食事を終えたラディッツ達は、コレから待つであろう長く過酷な修行に備え、早めに就寝したのだった…

 




修行は次回からの予定です

命蓮寺に関係がある(修行していたりする)のは、このメンバーの他に小傘やこいし、未登場のお面の憑喪神も居る様ですね
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