ラディッツ達が命蓮寺で修行を始めてから半年程の時が経過した。それぞれが以前より遥かに戦闘力を上げたが、ラディッツは何か物足りなさを感じていた…
ラディッツ:自分でも以前とは比べ物にならんくらいの力を感じる…だが、何か足りねぇ…何だ…何が足りねぇ…
白蓮:恐らく、貴方の中に眠る力がまだ目覚めていないせいでしょう…それを目覚めさせる為の鍵が何なのか、それが分かれば…
フラン:八雲の御姉さんに聞けば、それが何か分かるかも知れないよ?
美鈴:しかし、彼女は神出鬼没…いつ何処に現れるかは見当が付きませんし…
フラン:だよね…
ラディッツ:…ムッ…
フラン:誰か来るね…
美鈴:この気は…
白蓮:・・・
鍵とやらが何なのか分からず悩むラディッツ達。その直後、一行は何者かが近付いて来るのを感じた…
正邪:よぅ、久し振りだな。
現れたのは、鬼人正邪だった
ラディッツ:また貴様か、何の用だ?
正邪:いや何、てめぇらが此処で修行してるって聞いてな。
ラディッツ:ほぅ…それで?わざわざ手伝いに来たとでも言うのか?
正邪:まぁそんな所だ。但し、私流のやり方でだがな。
正邪が異空間から呼び出したのは、仮面のサイヤ人と黒いフードを深々と被った者の2人組だった
ラディッツ:親父…
美鈴:もう1人の気は、感じた事が無い…
フラン:誰?
正邪:それじゃ、御対面と行こうか…
正邪がフードを外した。其処から出て来たのは、仮面のサイヤ人同様に仮面を着けた女性だった
美鈴:女性?
白蓮:彼女は一体…
ラディッツ:おい…まさか…
フラン:御兄ちゃん?どうしたの?
仮面を着け、気こそ邪悪ではあるが、ラディッツはその女性に見覚えがあった。その身なりや佇まいが、遠い昔に失った大切な存在その物だったからだ…
正邪:ククク…ソイツにとっちゃ、感動の再会って事になるんだろうな。
美鈴:それは、一体どう言う…
ラディッツ:御袋…
フラン:えっ?
白蓮:今、何と?
ラディッツ:気の質は全く違うが、俺には分かる…奴は…あの人は、俺の御袋だ。
フラン:そんな…
美鈴:何て事…
白蓮:・・・
正邪:そうだ、この女はてめぇの実の母親だ。久々に再会出来た気持ちはどうだ?
ラディッツ:…最悪だよ、クソッたれ…
ラディッツは、怒りにより自分の気がドンドン高まるのを感じていた
正邪:へっ、怒ってるな?わざわざ連れて来た甲斐があったってもんだ。
嘲笑う正邪に対し、更に怒りの気持ちが高まるラディッツ。いや、ラディッツだけでは無い…すぐ後ろに居たフラン、美鈴、白蓮もまた、彼女のその様子に憤りを感じていた
美鈴:相変わらずの外道ですね…
フラン:許せない…
正邪:許してくれなんて思ってないさ。さぁ、祭りの時間だぞ!
正邪は、大量の戦士達のクローン達を呼び出した
ラディッツ:またクローンかよ…毎度芸の無い奴だな…
正邪:何とでも言え。それじゃ、私はゆっくり見物させて貰うとするか。
そう言うと、正邪は高い所へ移動して腰掛けた
美鈴:散々煽った挙げ句、高みの見物とは良い身分ですね!
フラン:降りて来い!卑怯者!
正邪:やなこった!てめぇら!やっちまえ!
正邪の号令でクローン戦士達が一斉に攻め込んで来る
美鈴:ラディッツさん!どうぞ御両親の元へ!
フラン:後ろは私達が守るから!
ラディッツ:スマン、任せた!
ラディッツは、直ぐ様仮面のサイヤ人と仮面の女性の元へと移動を開始した。その最中、数多のクローン達が彼に攻撃を仕掛けたが、それらはフランや美鈴が全て蹴散らして道を開いた
白蓮:我々も行くとしましょう…皆さん!敵襲です!出陣しなさい!
白蓮の号令により、命蓮寺の住人達もその場に姿を現した
一輪:コレが話に聞いたクローン戦士ですか…随分沢山居るんですね。
ぬえ:千客万来って奴だね。まぁ客って言っても、頭に招かれざるが付くだろうけどね。
村紗:聖、コイツ等全員殲滅しちゃって良いんだよね?
白蓮:えぇ、存分に暴れなさい。
村紗:よし!
ぬえ:腕が鳴るねぇ!
一輪:力比べを始めましょうか!
各々、やる気満々で飛び出して行く
星:ちょっと皆さん!闇雲に動き回るのは危険です!もうちょっと敵の情報を集めてからでも…
ナズーリン:もう皆行ったみたいだけど?
星:ハァッ☆
ナズーリン:ホラ御主人!どっかの臆病者みたくなってないで、さっさと行くよ!
星:あ、ハイ…
次回、命蓮寺で始まる大乱闘!その結末は…
新たな敵の正体、その正体は操られたラディッツの実の母親…?
そして、予定では緊急事態の後に敵襲の筈でしたが、敵襲の最中に更に緊急事態と言う風に変更しました
緊急事態とは、ラディッツの母親の登場とは別件です