誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ゆっくりしてってね


第285話

仮面のサイヤ人が持っていたパワーボールにより、理性を無くした大猿と化して暴れ出したラディッツ。しかし、その暴走は修行により強くなったフランの力と情愛によって解除された。自分を止める為に傷付き倒れてしまったフランを美鈴や命蓮寺のメンバー達に任せ、ラディッツは仮面のサイヤ人との第2ラウンドに臨む…

 

ラディッツ:言っておくが、同じ手はもう通用せん。小細工無しでサシの勝負と行こうじゃねぇか。

 

仮面のサイヤ人:良いだろう、今度は中途半端な事は無しだ。

 

言葉を少なめに、最大まで気を高めたサイヤ人2人による第2ラウンドが始まった。2人の戦闘は開始早々から地へ空へと度々場所を移しながら激しさを増して行った。白蓮や美鈴は兎も角、他のメンバー達は彼等の動きを目で追う事が出来ない程に…

 

一輪:何と言う速度…

 

村紗:結構離れてるのに、此方にまで衝撃が伝わって来る。

 

星:私ですら、彼等の動きが速過ぎて視認出来ない…

 

ナズーリン:・・・

 

美鈴:白蓮さん、見えますか?

 

白蓮:えぇ、何とか…貴方は?

 

美鈴:私も辛うじて見える程度です。

 

白蓮:・・・

 

そんな戦闘が小一時間続き、互いに身体中が傷だらけで肩で息をしている状態である

 

仮面のサイヤ人:くっ…まさか、こんな奴に此処まで手こずるとは…

 

ラディッツ:へへ…だが、互いにもう体力が残り少ねぇな…

 

仮面のサイヤ人:あぁ…この勝負、次の一撃で決まるか…

 

ラディッツ:そうなるな…

 

互いに右拳にありったけの気を集め、真っ直ぐに相手を見据えて身構える。そして…

 

2人:ハアァァァァッ!

 

2人同時に間合いを詰め、互いの顔面に強烈な一撃を叩き込んだ。ラディッツの顔は歪み、仮面のサイヤ人の仮面も完全に割れて素顔が露になった(以降、名前の表記が仮面のサイヤ人→バーダックとなります)

 

バーダック:…やってくれたな…

 

ラディッツ:…親父…ムッ?

 

ラディッツがフラついたその直後、彼の懐から淡い光が溢れ出した。そして、彼の傷が少しずつ治癒されて行く

 

バーダック:何…だと…

 

ラディッツ:コレは…まさか…

 

ラディッツは、急いで懐から御守りを取り出した。そして、自分を包む光がその御守りから出ていると確信した

 

バーダック:何なんだ…ソイツは…

 

ラディッツ:…どうやら、俺はまた奴等に守られたらしい…

 

バーダック:クソが…

 

再び身構えたバーダックだったが、すぐに仮面のサイヤ人と正邪が間に割って入った

 

正邪:偉そうにしてた癖に、ざまぁねぇな…

 

仮面の女性:・・・

 

正邪:今日は此処までだな。

 

2人は異空間ゲートを開き、バーダックを連れて移動を開始した

 

ラディッツ:待て!逃げる気か!

 

正邪:バカが!御守りが無けりゃ負けてた奴が何言ってやがる!

 

ラディッツ:くっ…

 

正邪:それからもう1つ。こうしてる間にも、我々の勢力は着々と増えてる。精々足掻いてみるんだな。

 

正邪達はそう言い残して姿を消した

 

ラディッツ:・・・

 

村紗:奴等の仲間はまだまだ居る…そう言う事か…

 

美鈴:今回の事は、紫さんに報告しておいた方が良いかも知れませんね。ラディッツさんの御母さんの事もありますし…

 

白蓮:それが良いでしょう。

 

紫:その必要は無いわよ。

 

ぬえ:へっ?

 

噂をしていた一行の前に隙間が開き、其処から隙間妖怪の紫が姿を現した

 

一輪:隙間妖怪!

 

星:相変わらず、いつでも何処でも唐突に現れますね…

 

白蓮:貴方、今の戦いを?

 

紫:えぇ、一部始終を見ていたわ。大変な事になったわね。

 

ナズーリン:そんな他人事みたいに…

 

紫:藍からも、敵の勢力が更に強大になっていると報告を受けてるわ。今のままじゃ、私達の方がかなり不利だわ。

 

美鈴:でしょうね。

 

紫:な・の・で!またかと言われそうな気がするけど、私達側の戦力として強力な助っ人を呼んでおいたわ。

 

美鈴:えっ?またですか?

 

ラディッツ:おい、今度は誰だよ?

 

紫:貴方にとって、本当の意味で一番身近と言える人よ。

 

ラディッツ:俺にとって…

 

紫:そうよ。

 

ラディッツ:おい、まさか…

 

紫:フフ…そう、新たな助っ人の正体は…

 

一行:・・・

 

紫:待て!次回!

 

一行:おいぃぃぃぃっ!?

 

一瞬静まり返った後、紫の一言で全員盛大にズッコケたのだった…紫の言う、ラディッツにとって一番身近で強力な助っ人、その正体とは…




紫:オッス♪私ゆかりん♪花も恥じらう17歳♪あ、ちょっと待って!帰らないで!真面目にやるから!んん…幻想郷に仇なす敵との全面戦争に備え、私はまたも新たな戦力を加える事を決意したわ。それは、ラディッツさんにとって本当の意味で一番身近と言える人物よ。勘の良い読者の皆は、もう誰の事だか分かっているんじゃないかしら?全ては、次回明らかになるわ。刮目して待つのよ!
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