仮面により操られたバーダックの策略により、理性を無くした大猿と化し、大暴れしていたラディッツ。しかし、彼はフランの説得により尻尾を斬る事無く元に戻った。そして、敵同士となってしまった親子の第2ラウンドは、互いに傷付きながらも退く事の無い激戦となったが、最終的な決着はつかずにまたも取り逃がす結果となってしまった。一段落したのも束の間、隙間妖怪の八雲紫が彼等の元に姿を現した。彼女の口から、敵の戦力が更に増しており、今のままでは幻想郷側が圧倒的に不利であると言う事が明かされた。更にその直後、彼女は新たな戦力としてラディッツにとって一番身近な存在を助っ人として呼んだと語った。その正体とは…
紫:勿体振るのも何だし、早速その人に登場して貰うわね。それでは、どうぞー!
???:ん?もう出ても良いんか?
呑気な声と共に、青いアンダーシャツとオレンジ色の胴着を着た、外に跳ねた様な特徴的な髪型の青年が姿を現した
紫:御疲れ様、窮屈じゃ無かったかしら?
???:おう、でぇ丈夫だ。
ラディッツ:…やはりか…
ラディッツは、彼の顔を見てすぐにフッと笑みを浮かべ、彼の元へと歩み出す
ラディッツ:まさか、またお前に会えるとは思わなかったぞ。孫悟空…いや、カカロットよ。
悟空:ん?
カカロットと呼ばれたその青年は、自分の名を呼んだ男の方を見た。其処に居たのは、とても懐かしい顔だった…
悟空:おめぇ…ラディッツ!ラディッツじゃねぇか!生きてたんか!
悟空もすぐにラディッツに駆け寄る
ラディッツ:何とかな。随分と久し振りだ、元気そうで何よりだよ。
悟空:おめぇもな!こんな所で何してんだ?
ラディッツ:何って…紫、何も話さずにコイツを此処に連れて来たのか?
紫:長々と説明はしてないわ。只、私達に協力して欲しいと御願いしただけで。
ラディッツ:おいおい…カカロット、お前もお前だ。大した説明もしない奴に、何処に連れてかれるか分からんままに付いて来るのもどうかと思うぞ。
悟空:いやぁ…オラの力が必要だって言われたからさぁ…
ラディッツ:全く、人の良さは相変わらずか…
悟空:ハハハ…で、もっぺん聞くけどよ。おめぇ、こんな所で何してんだ?
ラディッツ:お前達と別れた後、色々あってこの世界に招かれてな。今は、此処の奴等に世話になってるんだ。
悟空:そうなんか?もしかして、この世界の為に戦ってたりするんか?
ラディッツ:まぁな。
悟空:そっかそっかぁ…へへへ…
ラディッツ:何を笑ってるんだ?
悟空:おめぇが良い奴になってくれたのが嬉しいんだ。しかも、以前とは比べもんにならねぇくれぇ強くなったみてぇだな。
ラディッツ:御蔭様でな。それに、強くなったのはお前もだろ。見違えたぞ、カカロット。
悟空:まぁ色々あったかんな。
ラディッツ:へっ…
美鈴:えーっと…話に割って入って申し訳無いんですが…
ラディッツ:ん?
2人が話している所に、美鈴が申し訳無さそうに声を掛ける
美鈴:先程の会話から察するに、ラディッツさんは其方の男性と親しい間柄である事は何と無く理解したんですが…どちら様ですか?
白蓮:私達にも紹介して下さいな。
ラディッツ:そうだな、紹介しておこうか。コイツの名はカカロット。外の世界で暮らしてるサイヤ人で、その時の名は孫悟空。俺の実の弟だ。
美鈴:えっ?貴方が、ラディッツさんが良く話に出していた?
ラディッツ:そうだ。
一輪:弟さんが居ると言う話は聞いていましたが…
悟空:ラディッツ、コイツ等は誰なんだ?
ラディッツ:この世界の住人達で、俺の仲間達だ。
悟空:仲間?
ラディッツ:そうだ。因みに、コレで全員じゃねぇんだ。此処には居ねぇが、他にも沢山居るんだ。皆、俺の大事な仲間だ。
悟空:そっか…おめぇにも仲間が出来たんだな。
ラディッツ:あぁ。因みに、此処に居る奴等も含め全員かなり強いぞ。お前もきっと気に入る筈さ。
悟空:マジか!うっはぁー!それを聞いたら、何だかワクワクして来ちまった!
ラディッツ:本当に、全然変わってねぇな。
目を輝かせ、満面の笑みでそう言う悟空を見て、ラディッツはフッと微笑んだ
紫:久々に会った訳だし、積もる話もあるだろうけど、他にも話したい事があるの。良いかしら?
ラディッツ:そうか、分かった。
白蓮:私達にも、その話を聞く権利はあるかしら?
紫:勿論よ。其処で寝ている妹さんも起こして頂戴。彼の紹介も含め、大事な話があるから。
ラディッツ:あぁ。
ラディッツは、フランを起こした後皆と共に寺の大広間に移動した。紫の大事な話とは…
久々の兄弟の再会となりました
純粋な正義側の戦士はコレが初めてですかね
ターレスやザーボン、特戦隊の面々とも会う事になります
そして、ラディッツと悟空の語らいは後にもあります(悟飯やチチの話もその時になります)