紫が新たな助っ人として呼び出したのは、ラディッツの弟である孫悟空(サイヤ人名はカカロット)だった。兄弟の久々の再会となったのも束の間、大切な話があると紫に言われた一行は、現在命蓮寺の広間に集まっていた。メンバーは、ラディッツ、フラン、美鈴、悟空、紫、藍、白蓮、一輪、ぬえ、村紗、星、ナズーリンの計12名である…
紫:話を始める前に、まずは更なる特別ゲストに登場して頂くわ。
ラディッツ:まだ誰か居るのか…
紫:では、どうぞ。
紫の隙間の中から姿を現したのは、時の界王神だった
時の界王神:はい、どもどもー♪元気ですかー!
ラディッツ:お、おう…
明るく皆に挨拶する時の界王神に対し、紫と藍を除く他の面々はポカンとしている
時の界王神:ちっ、滑った。このネタは駄目だったか…
紫:時の界王神様、わざわざ御越し頂いて恐縮ですわ。
藍:御久し振りでございます。
時の界王神:ん?あぁ、良いの良いの。事情が事情だから気にしないで。
跪く紫と藍に対し、時の界王神は笑顔でそう答えた
悟空:なぁ紫、そのちっこいのは誰なんだ?
藍:ち、ちっこいの…
紫:口を慎みなさい。この方は、宇宙の全ての歴史を管理しておられる、とーっても偉い御方なのよ。
悟空:そうなんか?
ラディッツ:そうらしいな。まぁ見た目がガキにしか見えんのは事実だし、俺も奴の事は詳しくは知らんのだが…
紫:こ、この兄弟は…
紫は、サイヤ人兄弟の無礼な言葉に顔を強張らせる
時の界王神:本当に、話に聞いてた通りの子達みたいね。
紫:…申し訳ありません…
時の界王神:良いの良いの♪
フラン:八雲の御姉さんがあんなにペコペコしてる…
美鈴:神様の中でも最上位の御方の様ですね。
時の界王神:皆も、畏まらずに足を崩して楽にして良いわよ。口調も畏まらなくて良いからね。
悟空:そっか、分かった!
即座に楽な姿勢に直る悟空に続き、他の面々も次々と楽な姿勢になる
時の界王神:さてと…ラディッツ君。この世界に来てからの貴方の働きは、紫から聞いてるわ。頑張ってるみたいね。まずは御疲れ様。
ラディッツ:何、俺だけの力じゃねぇさ。皆の力があったからこそだよ。
時の界王神:フム…決して驕らないのね…
悟空:なぁラディッツ、どんな奴等と戦ったんだ?
ラディッツ:地獄から復活して、この幻想郷で暴れてた連中とちょっとな。
悟空:地獄から復活だって?
ラディッツ:お前も知ってる奴ばかりだ。ナッパ、ウィロー、ガーリックJr、それとスラッグも居たか…
悟空:アイツ等か…地獄に落ちても全然懲りてねぇとか、どうしようもねぇ奴等だな…
ラディッツ:懲りてたら苦労はねぇさ。
悟空:ソイツ等、全員おめぇがぶっ倒したんか?
ラディッツ:さっきも言ったが、俺だけの力じゃねぇ。いつも力を貸してくれる仲間達が居たから、キツい戦いも何とかなったんだ。
悟空:へぇ…早く会ってみてぇなぁ、おめぇの仲間達に…
ラディッツ:会った時に紹介してやる。皆気の良い奴等だし、お前もきっと気に入ると思うよ。
悟空:へへ、楽しみだ。
紫:悪いけど、兄弟の語らいは後にして頂戴。
ラディッツ:あぁ、スマン。
悟空:ワリィワリィ。
紫:では、本題に移るわね…今回の調査で、厄介な奴等が敵に加担してる事が分かったわ。
白蓮:厄介な奴等とは?
紫:地獄の女神の一味…そして、依神姉妹よ。
白蓮:何と…
一輪:コレは、かなり面倒な事になりそうですね…
紫:えぇ…
悟空:依神?とか女神?とか、何の事なんだ?ラディッツ、何か知ってっか?
ラディッツ:さぁな、俺も聞いた事がねぇよ…
悟空:そっか…
美鈴:私も話でしか聞いた事が無いんですが…依神姉妹と言うのは、疫病神と貧乏神の双子の姉妹らしいです。異変解決に向かった霊夢さん達ですら大苦戦したとかどうとか…
ラディッツ:ほぅ…
藍:そして、地獄の女神の一味…月、地球、異界のそれぞれの地獄を司る神と、その部下の地獄の妖精の2人よ。
白蓮:話ではもう1人居た筈では?
藍:確かに居たが、今回はどうやら加担してはしない様だ。確認出来なかっただけかも知れないが…
白蓮:フム…
ラディッツ:アンタ達が危機感を覚える程だし、ソイツ等は相当強いのか?
紫:えぇ、かなりね。今の貴方達では、まず勝ち目は無いくらいに…
ラディッツ:だそうだぞ?カカロット。
悟空:この世界にも、そんなに強ぇ奴等が居るんか…へへへ…
ラディッツ:サイヤ人の血が騒ぐな。
悟空:あぁ!ワクワクすっぞ!
星:いやいや、ワクワクしてどうするんですか…
村紗:サイヤ人ってこんなのばっかり?
美鈴:その様ですね。と言いつつ、私もちょっと燃えて来てます。
村紗:えっ?
フラン:私も、ソイツ等と戦ってみたいかも♪
悟空:おっ?おめぇ達も、強ぇ奴との戦いが好きなんか?
フラン:うん!
美鈴:私も、武道家の端くれですからね。強者との戦いは望む所です。
悟空:だよなぁ♪
ラディッツ:へっ…
ナズーリン:何か、一部盛り上がってるなぁ…
一輪:流石戦闘種族と言った所でしょうか。
ぬえ:フランと美鈴は違うけど…似た者同士って事かな…
紫:やれやれ、戦闘バカばっかりね…
時の界王神:・・・
紫:貴方達ね…自分達の御両親が敵に回ってると言う重要な事を忘れちゃ駄目よ?
ラディッツ:分かってるよ。
悟空:両親…オラ達の父ちゃんと母ちゃんまで敵側に居るんか…
ラディッツ:あぁ、俺は2人を正気に戻す為に修行してるんだ。
悟空:成る程な…
白蓮:しかし…敵対組織に強敵が居ると分かった以上、今の修行レベルでは足りないでしょうか…
ラディッツ:なら、もっとレベルを上げてくれて構わんぞ。カカロット、やる事がねぇならお前も一緒にどうだ?ついでに、この世界の事を俺の知る限り教えてやれるしよ。
悟空:そうだな。此処に来たばっかで何も分かんねぇしな。それに、強くなれるってんなら望む所だぞ!
ラディッツ:それでこそサイヤ人だ。
フラン:私も私も!
美鈴:私も是非。
ラディッツ:白蓮、頼むよ。
白蓮:分かりました、その様にしましょう。
更なる修行が出来ると、ワクワクしている戦闘バカ達だった
時の界王神:紫。今回の件、此処に居ない皆にもちゃんと伝えておくのよ?
紫:勿論、承知していますわ。
悟空を新たに戦力に加え、ラディッツ達の修行の日々はまだまだ続く…
幻想郷の時間経過は、外の世界の時間経過と比べて大分緩やかな設定です
1年が1日になると言う訳ではありませんがね…