誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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やりたい放題!王様ゲーム大会!(前編)


第297話

舞台は紅魔館。今宵、仲間達が一堂に会したこの場所で、悪魔も阿鼻叫喚する宴が始まる…

 

早苗:カオスだよ!全員集合!第1回!王様ゲーム大会ーっ!

 

他全員:ダニィ!?

 

張り切ってタイトルコールをする早苗に対し、他の面々は皆揃って某野菜王子宜しく戦慄したのだった…

 

レミリア:いやいやいやいや!何コレ?私達、何も聞いて無いんだけど?

 

幽々子:一体、今から何が始まるって言うの?

 

早苗:タイトルの通り、王様ゲームですけど?

 

ラディッツ:王様ゲーム?

 

ターレス:何だそりゃ?

 

早苗:説明しましょう。王様ゲームとは…

 

輝夜:まず、集まったメンバー全員の中から籤引きで王様を決めるの。そしたら、王様は番号を指定して命令をする。命令をされた人は、どんな命令であっても従わなくてはいけない。それを繰り返す…と言う遊びだったかしら?

 

早苗:か、輝夜さん!私に与えられた大事な役目を…

 

輝夜:早苗…一体いつから、貴方が説明役に任命されたと錯覚していた?

 

早苗:何…だと…

 

はたて:何処の死神よ、アンタ達は…

 

輝夜:どんな命令も…言ってみれば、ちょっと人道を外れた感じの命令でも大丈夫よ。

 

鈴仙:ファッ!?

 

妖夢:じ、人道を外れた命令も…

 

アリス:ほぅ…

 

輝夜の発言に、何人かの目が怪しく光った

 

ターレス:下らねぇ…隙間妖怪の奴が、大事な話があるって言うから来たってのに…俺は下りるぞ。

 

椛:私も失礼します。私達にはやるべき事がありますので。

 

ターレスと椛は、スッと立ち上がりその場から移動しようとしたが、その行く手を隙間妖怪が塞ぐ

 

紫:何処へ行くのかしら?

 

ターレス:旅に戻るに決まってんだろ。こんな遊びに付き合う義理はねぇからな。

 

椛:同感です。そんな事してる間にも、敵の魔の手が迫っているかも知れないと言うのに…

 

紫:それは大丈夫よ。私も藍も調査を続けてるけど、最近の奴等は不気味なくらい大人しいのよ。まぁ嵐の前の静けさと言う奴なのかも知れないけどね。

 

ターレス:そうだとしても…

 

紫:肩肘張ってばっかりじゃなく、時には息抜きする事も大事なのよ。

 

椛:…思い返すと、最近息抜きしかしてない気がしますが…

 

紫:細かい事は気にしないの♪

 

こいし:2人共!此方においでよ♪

 

美鈴:美味しい御酒や料理も沢山ありますよ。

 

ターレス:…ちっ…

 

椛:はぁ…逃がしてくれそうにありませんし、仕方ありませんね…

 

観念した様子で、ターレスと椛も皆の元に戻る

 

妹紅:隙間妖怪に騙されたのは私だけじゃ無かった訳か…

 

ザーボン:その様ですね。

 

パチュリー:まぁ事実を話したら来ない奴等も居ただろうし…

 

妹紅:そりゃそうか…

 

華扇:はぁ…何でこんな事になったのやら…

 

小傘:こうなったら、もうなる様にしかならない感じですかね。

 

ザーボン:恐らくは…

 

ラディッツ:紫の奴、何を考えてやがる…

 

紫に騙されたメンバー達が愚痴る一方、盛り上がってるメンバーも居る様で…

 

文:どんな命令もありのゲームなんて、スクープの予感がプンプンしますねぇ♪

 

早苗:何が起きるか、今から楽しみです♪

 

フラン:私も私も♪

 

魔理沙:ジース、お前も来たんだな。

 

ジース:早苗に無理矢理引っ張って来られたんだよ。まぁ暇だったから良いけどな。

 

魔理沙:隊長探しは良いのか?

 

ジース:それもしっかりやってるよ。

 

魔理沙:それなら良いけどさ。

 

悟空:何か良く分かんねぇけど、面白ぇ事ならオラは大歓迎だぞ♪

 

霊夢:悪いけど、この料理持ち帰り用に包んで貰える?

 

咲夜:気が早いわよ、まだゲームが始まってすらいないのに。

 

霊夢:それもそうか…じゃあ後で頼むわ。

 

咲夜:ハイハイ…

 

小悪魔:相変わらずと言うか何と言うか…

 

暫く飲み食いを続け、皆に程良く酔いが回った所で、遂に王様ゲームが始まった…

 

魔理沙:よっしゃ!私が王様だ!

 

霊夢:魔理沙か…

 

ジース:さて、どうなるかな…

 

魔理沙:そうだな…そんじゃ、最初は軽めに…3番が5番の耳を舐める!

 

幽々子:あらまぁ…

 

妹紅:それの何処が軽めなんだよ…

 

霊夢:いきなりどギツいのが来たわね。

 

文:3番と5番は誰ですか?

 

はたて:私、5番…

 

ラディッツ:3番は俺だ。

 

はたて:…マジで?

 

ラディッツ:マジで。

 

はたて:・・・

 

見る見る内に耳まで赤くなるはたて…

 

ラディッツ:やれやれ…しょうがねぇ、さっさと済ませるぞ。

 

はたて:うぇぇっ!?

 

そんな彼女とは対照的に、ラディッツは冷静にはたてに歩み寄る

 

はたて:ちょっ…待った待った!ラディッツ!私、こう言うの初めてで…その…こ、心の準備が…

 

ラディッツ:ならさっさと準備を済ませろ。

 

はたて:くっ…この男は…

 

それから少し時間を置いて…

 

はたて:さぁ来なさい!何処からでも!

 

ラディッツ:行くぞ。

 

ラディッツは、特に照れも無くはたての左耳を軽く舐める。舐められた瞬間の鴉天狗の喘ぎに、見ていた女性陣は赤面した。余りの恥ずかしさに、はたては自分に向けられた羨望や嫉妬の眼差しを感じる事は無かった…

 

はたて:はぁ…はぁ…コレはヤバいわ…色々と…

 

暫くの間、はたては四つん這いになり、肩で息をしていた。彼女が落ち着いた後、次のゲームとなった…

 

こいし:わーい♪私が王様だ♪

 

鈴仙:こいしさんか…

 

妹紅:どんな命令をするのか想像出来ないな…

 

早苗:ではこいしさん、命令をどうぞ♪

 

こいし:えーっと…じゃあ…8番が2番の秘密を暴露する♪

 

椛:うわぁ…

 

小悪魔:コレまた、中々エグいのが来ましたね…

 

輝夜:8番と2番は誰ですか?

 

美鈴:あ、8番は私ですね。

 

咲夜:2番は私だけど…

 

美鈴:えっ…

 

レミリア:おっふ…

 

妖夢:まさかの新旧メイド長コンビとは…

 

文:では美鈴さん、咲夜さんの秘密を暴露して下さい。

 

美鈴:えっと…咲夜さん、良いですか?

 

咲夜:ルールだし、仕方無いわね。特別に許すわ。

 

美鈴:では、失礼して…咲夜さんの胸は、実は結構なサイズのパッ…

 

咲夜:幻世!ザ・ワールド!時よ止まれ!

 

笑顔でそう言い掛けた美鈴が次に気付いた時、彼女の目の前には無数のナイフがあった…

 

咲夜:止まった時の中で動けるのは私だけ…そして時は動き出す…

 

咲夜が指をパチンと鳴らした次の瞬間、美鈴の全身にナイフが突き刺さり、彼女はサボテン状態になった…

 

美鈴:ギャーッ!

 

悲鳴を上げた彼女の全身からは、血が噴水の様に溢れ出した

 

霊夢:うわ!グロッ!

 

小悪魔:美鈴さーん!

 

小傘:あわわわわ…

 

美鈴:咲夜さん…何故…

 

咲夜:さっき許すと言ったわね?アレは嘘よ。

 

美鈴:咲夜さんの…秘密…咲夜…さんは…DI○様だった…

 

そう言い残し、美鈴は某奇怪生物にやられた地球人の様に崩れ落ちた

 

鈴仙:美鈴さーん!

 

フラン:美鈴がヤム〇ャになった!

 

悟空:アレ、死んだんじゃねぇか?

 

咲夜:御心配無く。美鈴はこの程度では死なないわよ。

 

レミリア:彼女のタフさは一級品だからね。

 

悟空:そっか、それなら良いか♪

 

ザーボン:…良いのか?

 

ターレス:誰かその汚いゴミを片付けとけよ?

 

椛:いやいや、ゴミって…

 

咲夜:何なら、ロードローラーも追加すべきだったかしら…

 

美鈴:勘弁して下さい!死んでしまいます!

 

魔理沙:おぉ、マジで生きてたぞ。

 

ジース:凄いタフさだな。

 

妹紅:もしかしたら、アイツも不死身だったりしてな…

 

美鈴が何事も無く立ち上がった後、ゲームは再開した

 

ターレス:次は俺か…そうだな…5番が王様の前に跪いて、靴を舐めながら絶対の忠誠を誓う…ってのはどうだ?

 

そう言いつつ、邪悪な笑みを浮かべるターレスだった

 

早苗:ドSだ!

 

鈴仙:ドSの極みだ!

 

妖夢:しかも悪い顔してる!

 

小傘:さっきまでブーブー言ってた癖に!

 

ラディッツ:ターレス、お前なぁ…

 

ターレス:心配するな、ちょっとした冗談だ。

 

椛:冗談に聞こえませんでしたよ。

 

文:では、本当の命令をどうぞ。

 

ターレス:そうだな…6番と1番、足りなくなった飯と酒の御代わりを作って持って来い。コレで良いか?

 

華扇:へぇ…

 

幽々子:あらまぁ…

 

ターレス:何だよ?

 

霊夢:アンタにしては、今までで一番無難な命令だと思ったんでしょ。

 

ターレス:・・・

 

紫:1番と6番は誰かしら?

 

フラン:ハーイ♪私1番♪

 

悟空:6番はオラだ。

 

ターレス:何…だと…?

 

パチュリー:あ、コレはマズいかも…色々な意味で…

 

悟空:なぁ、料理ってどうやんだ?

 

フラン:うーん…分かんないけど、本を見ながらやれば大丈夫じゃないかな?

 

悟空:そっか?まぁいっちょやってみっか!

 

フラン:それじゃ、ちょっとキッチンに行って来るね♪

 

等と話しながら、意気揚々とキッチンへ向かうフランと悟空。その会話を聞いた他の面々は戦慄していた…

 

パチュリー:ちょっと…どうするのよ…

 

レミリア:あの2人が料理してる所なんて見た事無いわよ?

 

小悪魔:わ、私も…

 

妹紅:けど、バレンタインの時には良い感じのチョコ作ってたよな?

 

アリス:アレはホラ…パチュリーやはたてさんの監督があったから。

 

妹紅:そういやそうか…

 

ジース:ちゃんと食えるもんが出て来るんだろうな…

 

ターレス:…9番、奴等に加勢して来い。

 

文:9番は誰ですか?

 

ラディッツ:俺だ。

 

その瞬間、皆が胸を撫で下ろした

 

はたて:良かった、コレは何とかなりそうだね。

 

レミリア:ラディッツ!間に合わなくなる前に急いで行くのよ!モタモタしてるんじゃないどぉ!

 

ラディッツ:言われるまでもねぇ。じゃあ、ちょっと行って来るか…

 

ラディッツは、素早くキッチンへと移動して行った。それから暫く後、大量の料理と共に3人が姿を現し、ゲーム再開となったが…

 

早苗:えー…此処で皆さんに業務連絡があります。

 

霊夢:このタイミングで?

 

魔理沙:何だよ?

 

早苗:やりたい事があり過ぎて字数が偉い事になりそうなので、今回も前後編に分けるとの事です。

 

他全員:ダニィ!?

 

早苗:と言う訳で、次回に続きます。次回も見ないと、歩く度に靴の中に石ころが入って足が痛くなる奇跡を読者の皆さんに掛けますよ。

 

小傘:痛くて嫌な気分になる奴だ!

 

椛:嫌がらせが地味過ぎる!

 

魔理沙:しかもメタい!

 

早苗:それでは皆さん、また次回!

 




やりたい事、やったもん勝ち!(責任を取るとは言ってない)
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