秋の一大イベントと言えばハロウィン…それは、幻想郷にも伝わっている様である…
フラン:トリックオアトリート♪
ラディッツ:トリック…あぁ、ハロウィンか…
フラン:うん♪
紅魔館の門前で門番をしていたラディッツ達に対して、フランは笑顔で声を掛けた
悟空:トリック…何とかって何なんだ?
ラディッツ:外の世界のイベントで、ハロウィンってのがあってな。ガキ共が化け物の仮装をして、色々な場所を回って行くんだそうだ。
美鈴:その時に言うのが、先程のトリックオアトリート…御菓子をくれないと悪戯するぞ!と言う意味の言葉です。
悟空:へぇ…つまり、菓子を貰う為にあちこち歩き回るっちゅー事か?
美鈴:そうなりますね。
フラン:と言う訳で改めて…トリートオアトリート♪
フランは、再び笑顔でラディッツ達にそう言い放った。その時、更なる来客が現れた…
チルノ:御菓子を寄越せー!
ルーミア:くれなきゃ食べちゃうのだー♪
大妖精:スミマセン、御邪魔します。
現れたのは、バカコンビと大妖精の3人組だった
ラディッツ:お前達も来たのか…
チルノ:コレから、フランと一緒に人里で御菓子を集める約束してるんだ。
ルーミア:してるのだー♪
ラディッツ:そりゃ良いな。友達付き合いは大事だからな。
美鈴:ですね♪
フラン:それで、御菓子は?
ラディッツ:あぁ、そうだったな。悪戯されちゃ敵わんからな。フルーツタルトを作ったから、勝手に持って行くと良い。
フラン:わーい♪
美鈴:私は飴くらいしか持ち合わせが無いんですが、コレで悪戯は勘弁して下さいね。
チルノ:良し♪許す♪
ルーミア:勝ち取ったのだー♪
大妖精:有難うございます♪
それぞれがラディッツからフルーツタルトを、美鈴から飴を受け取り、笑みを浮かべるフランやチルノ達…
悟空:参ったな、オラは菓子なんて用意してねぇぞ…
チルノ:それじゃ仕方無い、あたい達の悪戯を受けて貰うぞ!
ルーミア:やっちゃうのだー!
悟空:いぃっ!?
フラン:それ!一斉に掛かれーっ!
フランの号令で、大妖精以外の3人が一斉に悟空に飛び掛かった。悟空も身構えたが、彼女達の攻撃はラディッツに止められ、悟空に届く事は無かった…
チルノ:退けモジャ毛!あたい達の邪魔をするな!
ルーミア:退くのだー!
ラディッツ:少し落ち着け。俺もそうだが、カカロットもそんな境遇で育ってねぇから、ハロウィンなんて知らなかったんだ。俺の分の菓子もくれてやるから、此処は勘弁してやってくれよ。
ルーミア:まぁ…
フラン:御兄ちゃんがそう言うなら…
チルノ:仕方無い、今回は見逃してやるぞ。
悟空とフラン達は、それぞれ戦闘態勢を解いた
ラディッツ:お前達、コレから菓子を集めに行くんだろ?なら、日が暮れん内に出掛けるんだな。
フラン:それもそうだね。
チルノ:よっしゃ!いざ行かん!あたい達の力を他の連中に見せ付けてやるんだ!
ルーミア:やるのだー!
フラン達は、意気揚々とその場から飛び立った
大妖精:えっと…御騒がせしました!失礼します!
大妖精は、ラディッツ達に向けて深々と御辞儀した後、フラン達の後を追い掛けた
ラディッツ:やれやれ、本当に騒がしいガキ共だな…
美鈴:ラディッツさん、妹様達の扱いが上手になりましたね。修行の成果もあり、攻撃をいとも簡単に止められてましたし。
ラディッツ:まぁな。それに、アレはガキ共の為でもあるんだ。
美鈴:と言うと?
ラディッツ:カカロットの奴は力加減ってもんを知らん。下手すると、ガキ共が大怪我するだけじゃ済まんからな。
美鈴:あ、成る程…
悟空:いやぁ、それ程でも♪
ラディッツ:褒めてねぇよ。それはそうと…
美鈴:まだ何か?
ラディッツ:奴等が里で何かやらかさんとも限らんから、少し心配になってな。特にチルノとルーミアは…
美鈴:あー…
ラディッツ:最悪の場合、博麗の巫女が出動する事にもなりかねん…いざって時は俺が何とかするか…ちっ…何処ぞのカリスマ(仮)吸血鬼の心配性が感染しちまったか…
美鈴:それじゃ、永琳さんに診て貰わないといけませんね♪
ラディッツ:ハハハ…奴等に気付かれん様、様子見しに向かうとするよ。カカロットと美鈴が居れば、館の方は問題無さそうだしな。
悟空:おう!館の守りは任せてくれ!
美鈴:妹様達の事、宜しく御願いしますね。
ラディッツ:あぁ。それじゃ、ちょっと出掛けて来る。
美鈴:行ってらっしゃい♪
ラディッツは、気配を完全に消した後でフラン達の後を追って移動を開始した
美鈴:さて、私達はしっかり門番しますか。
悟空:あぁ、そうすっか。
はてさて、幻想郷のハロウィンはどうなります事やら…
またも季節ネタとなりました