誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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幻想郷のハロウィン その1


第299話

秋の一大イベントと言えばハロウィン…それは、幻想郷にも伝わっている様である…

 

フラン:トリックオアトリート♪

 

ラディッツ:トリック…あぁ、ハロウィンか…

 

フラン:うん♪

 

紅魔館の門前で門番をしていたラディッツ達に対して、フランは笑顔で声を掛けた

 

悟空:トリック…何とかって何なんだ?

 

ラディッツ:外の世界のイベントで、ハロウィンってのがあってな。ガキ共が化け物の仮装をして、色々な場所を回って行くんだそうだ。

 

美鈴:その時に言うのが、先程のトリックオアトリート…御菓子をくれないと悪戯するぞ!と言う意味の言葉です。

 

悟空:へぇ…つまり、菓子を貰う為にあちこち歩き回るっちゅー事か?

 

美鈴:そうなりますね。

 

フラン:と言う訳で改めて…トリートオアトリート♪

 

フランは、再び笑顔でラディッツ達にそう言い放った。その時、更なる来客が現れた…

 

チルノ:御菓子を寄越せー!

 

ルーミア:くれなきゃ食べちゃうのだー♪

 

大妖精:スミマセン、御邪魔します。

 

現れたのは、バカコンビと大妖精の3人組だった

 

ラディッツ:お前達も来たのか…

 

チルノ:コレから、フランと一緒に人里で御菓子を集める約束してるんだ。

 

ルーミア:してるのだー♪

 

ラディッツ:そりゃ良いな。友達付き合いは大事だからな。

 

美鈴:ですね♪

 

フラン:それで、御菓子は?

 

ラディッツ:あぁ、そうだったな。悪戯されちゃ敵わんからな。フルーツタルトを作ったから、勝手に持って行くと良い。

 

フラン:わーい♪

 

美鈴:私は飴くらいしか持ち合わせが無いんですが、コレで悪戯は勘弁して下さいね。

 

チルノ:良し♪許す♪

 

ルーミア:勝ち取ったのだー♪

 

大妖精:有難うございます♪

 

それぞれがラディッツからフルーツタルトを、美鈴から飴を受け取り、笑みを浮かべるフランやチルノ達…

 

悟空:参ったな、オラは菓子なんて用意してねぇぞ…

 

チルノ:それじゃ仕方無い、あたい達の悪戯を受けて貰うぞ!

 

ルーミア:やっちゃうのだー!

 

悟空:いぃっ!?

 

フラン:それ!一斉に掛かれーっ!

 

フランの号令で、大妖精以外の3人が一斉に悟空に飛び掛かった。悟空も身構えたが、彼女達の攻撃はラディッツに止められ、悟空に届く事は無かった…

 

チルノ:退けモジャ毛!あたい達の邪魔をするな!

 

ルーミア:退くのだー!

 

ラディッツ:少し落ち着け。俺もそうだが、カカロットもそんな境遇で育ってねぇから、ハロウィンなんて知らなかったんだ。俺の分の菓子もくれてやるから、此処は勘弁してやってくれよ。

 

ルーミア:まぁ…

 

フラン:御兄ちゃんがそう言うなら…

 

チルノ:仕方無い、今回は見逃してやるぞ。

 

悟空とフラン達は、それぞれ戦闘態勢を解いた

 

ラディッツ:お前達、コレから菓子を集めに行くんだろ?なら、日が暮れん内に出掛けるんだな。

 

フラン:それもそうだね。

 

チルノ:よっしゃ!いざ行かん!あたい達の力を他の連中に見せ付けてやるんだ!

 

ルーミア:やるのだー!

 

フラン達は、意気揚々とその場から飛び立った

 

大妖精:えっと…御騒がせしました!失礼します!

 

大妖精は、ラディッツ達に向けて深々と御辞儀した後、フラン達の後を追い掛けた

 

ラディッツ:やれやれ、本当に騒がしいガキ共だな…

 

美鈴:ラディッツさん、妹様達の扱いが上手になりましたね。修行の成果もあり、攻撃をいとも簡単に止められてましたし。

 

ラディッツ:まぁな。それに、アレはガキ共の為でもあるんだ。

 

美鈴:と言うと?

 

ラディッツ:カカロットの奴は力加減ってもんを知らん。下手すると、ガキ共が大怪我するだけじゃ済まんからな。

 

美鈴:あ、成る程…

 

悟空:いやぁ、それ程でも♪

 

ラディッツ:褒めてねぇよ。それはそうと…

 

美鈴:まだ何か?

 

ラディッツ:奴等が里で何かやらかさんとも限らんから、少し心配になってな。特にチルノとルーミアは…

 

美鈴:あー…

 

ラディッツ:最悪の場合、博麗の巫女が出動する事にもなりかねん…いざって時は俺が何とかするか…ちっ…何処ぞのカリスマ(仮)吸血鬼の心配性が感染しちまったか…

 

美鈴:それじゃ、永琳さんに診て貰わないといけませんね♪

 

ラディッツ:ハハハ…奴等に気付かれん様、様子見しに向かうとするよ。カカロットと美鈴が居れば、館の方は問題無さそうだしな。

 

悟空:おう!館の守りは任せてくれ!

 

美鈴:妹様達の事、宜しく御願いしますね。

 

ラディッツ:あぁ。それじゃ、ちょっと出掛けて来る。

 

美鈴:行ってらっしゃい♪

 

ラディッツは、気配を完全に消した後でフラン達の後を追って移動を開始した

 

美鈴:さて、私達はしっかり門番しますか。

 

悟空:あぁ、そうすっか。

 

はてさて、幻想郷のハロウィンはどうなります事やら…




またも季節ネタとなりました
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