罪人、ラディッツ!?その3
始まります
牢に入れられたラディッツを救うべく、彼と縁を結んで来た女性陣が立ち上がった。妖怪の山や地底を荒らした後、冥界に向かったと言う情報を得た彼女達は、早速冥界へと赴いた。道中で妖夢と合流し、白玉楼に辿り着いた一行が目にしたのは、滅茶苦茶に荒らされてしまった屋敷と庭だった…
アリス:コレは…
はたて:酷い事になってるなぁ…
パチュリー:派手に暴れたらしいわね。
鈴仙:コレもラディッツさんが…
フラン:違うよ!御兄ちゃんは、こんな事絶対にしないもん!
妹紅:正しくは、アイツの偽者だな。
鈴仙:そ、そうですね!ゴメンなさい!
妖夢:不幸中の幸いだったのは、幽々子様と西行妖が無傷な事です。何とか追い払えましたので。
妹紅:お前が追い払ったのか?
妖夢:勿論です。実力の差を教えてあげましたよ。
幽々子:良く言うわよ。危うくやられかけた癖に…
ドヤ顔で胸を張る妖夢だったが、すぐに幽々子のツッコミが入った
妖夢:幽々子様、空気を読んで下さい…
鈴仙:幽々子さんも無事だったんですね。
幽々子:まぁね。庭は悲惨な有り様だけど、私は元気よ。
パチュリー:死人が元気とはコレ如何に…
幽々子:追い払ったのは私。格の違いを教えてあげたわ。
アリス:流石ね。
数人、「恐らく、本物のラディッツでも彼女には敵わないだろうけど…」と思ったが、空気を読んで口には出さなかった…
妹紅:一応聞くが、お前はソイツの事をどう見る?
幽々子:姿形だけの木偶人形、何もかも中途半端過ぎたわ。あんな再現度で騙せると思ってるなんて、敵さんは相当おバカさんの様ね。
パチュリー:賛成に1票。
フラン:私も!
はたて:同じく。
妖夢:以下同文です。
妹紅:だが、お前の親友はまんまと騙されてた感じだったぞ。
幽々子:紫だって其処までバカじゃない。きっと何か考えがあるんだと思うわよ。
鈴仙:と言うと?
幽々子:私の口からはコレ以上は…でも、紫は何だかんだで彼を気に入っているわ。悪い扱いはしないわよ。
妹紅:どうだかな…
鈴仙:それで、偽者は次に何処に向かうか言ってませんでしたか?
幽々子:言ってたわよ。それも、一番厄介な場所をね。
フラン:それって…
幽々子:幻想郷の東端、一番無くてはならない場所…とだけ言っておくわ。
妹紅:と言う事は…
鈴仙:あの場所ですか…
アリス:一番喧嘩売っちゃいけない場所を次の標的に選ぶなんてね。
パチュリー:身の程知らずにも程があるわね。
フラン:でも、万が一って事も考えられるよ?
はたて:多分大丈夫だろうけど、急いだ方が良さそうだね。
鈴仙:行きましょう!
妹紅:妖夢、幽々子。邪魔したな。
妖夢と幽々子に挨拶し、白玉楼から移動を開始した一行…
幽々子:妖夢。庭と屋敷の修復作業、御願いね。
妖夢:分かりました。はぁ…どれだけ時間が掛かるんだろ…
余りの荒れ様に、溜め息混じりで修復作業に取り掛かる妖夢…
幽々子:さて…紫、居るんでしょ?
険しい表情を浮かべ、虚空へと話し掛ける幽々子。すると、隙間から紫が姿を現した…
紫:いつから私が居ると?
幽々子:それくらい分かるわよ。そんな事より…あんまり若い子をイジめるのは良く無いわよ。
紫:何の事かしら?
幽々子:貴方と長く付き合って来た私の目を誤魔化せると思ってたの?
紫:・・・
幽々子:戯れは程々にしないと、後で痛い目に合うわよ?
紫:…昔馴染みって怖い物ね…
そう言うと、紫は隙間の中へと姿を消した…
幽々子:やれやれ…ラディッツ君。もう暫くだけ、紫の戯れに付き合ってあげて頂戴ね。
空を見上げ、そう呟いた幽々子。一方、紫はラディッツが居る牢へとやって来ていた…
紫:そろそろ行くわよ、準備して。
ラディッツ:…あぁ…
牢から出されたラディッツは、紫と共に牢から姿を消した…紫の目的とは…
寒くなって来ました。体調に気を付けて、頑張って行きましょう。