誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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罪人、ラディッツ!?その4


第306話

幻想郷の最東端、博麗神社…神社の巫女である霊夢と魔法使いの魔理沙、そして偶々神社に来ていたジースは、とある敵と対峙していた…その敵こそ、今回の事件を引き起こした張本人、姿も声もラディッツその物の人物だった…

 

霊夢:アンタ、幻想郷のあちこちで暴れ回ってるらしいわね。こんな事して、只で済むとは思わない事ね。

 

ラディッツ?:ならば、どうするつもりだ?

 

霊夢:アンタをブッ飛ばす。

 

ラディッツ?:貴様がこの俺をか?ククク…

 

ラディッツは、左目に装着したスカウターを操作して霊夢達の戦闘力を計測する

 

ラディッツ?:戦闘力たったの5か、ゴミめ…

 

霊夢:何言ってんの?頭でも打った?

 

魔理沙:ラディッツ!一体どうしたって言うんだよ!私達は仲間だ、戦う理由なんて何も無い筈だろ?

 

ラディッツ?:貴様の様なゴミと仲間になった覚えは無い。それともう1つ…俺達サイヤ人に戦う理由なんか必要ねぇんだよ。目の前に敵が居る、それだけで十分だ。

 

魔理沙:敵って…おいおい…

 

ジース:・・・

 

その時、フラン達が神社に到着した

 

アリス:何とか間に合ったみたいね。

 

妹紅:あぁ。

 

魔理沙:お前ら…

 

ラディッツ?:またゴミ共がワラワラと湧いて来やがったか…

 

鈴仙:ラディッツさん?どうして此処に?

 

パチュリー:アンタ、まだそんな事言ってるの?

 

はたて:まぁ見た目も声も本物その物だけど、決定的な違いがあるね。

 

妹紅:だな…

 

フラン:お前は本物の御兄ちゃんじゃない!邪悪な力を感じるから!

 

アリス:本物からは、そんな力を感じた事は無いわね。

 

ラディッツ?:ほぅ…どうやら、少しは出来る奴等も居る様だな。

 

再び彼女達の戦闘力を計測する

 

ラディッツ?:妙だな…戦闘力は低いままか…

 

妹紅:そんなもんに頼ってる時点で、本人じゃないのがバレバレなんだよ。さっさと正体を現したらどうなんだ?

 

フラン:そうだそうだ!この偽者!

 

ラディッツ?:貴様等、さっきから何を言ってやがる?本物だの偽者だのと、訳の分からん事をほざきやがって…

 

妹紅:まだしらばっくれるか…まぁ言いたく無いならそれでも良いさ…

 

霊夢:えぇ、そうね…

 

妹紅:言いたくなる様に、軽く痛め付けてやる!

 

霊夢:素直に話しとけば良かったと後悔するくらいにね!

 

霊夢と妹紅は、ラディッツ?を睨み付けつつ身構える

 

魔理沙:えっ?マジで?

 

ジース:俺が言えた事じゃねぇが…どっちが悪役だか分からねぇな…

 

パチュリー:彼の戦闘好きが伝染したんでしょうね…まぁそう言う私達も…

 

アリス:ガラにも無く、ちょっと燃えてる訳だけど。

 

鈴仙:彼の名を語る不届き者、この場で成敗します!

 

妹紅:消し炭にしてやるよ…

 

はたて:確認の為に言っとくけど、やり過ぎて消し飛ばしちゃわない様にね?事件の主犯として、隙間妖怪の前に突き出すんだからさ?

 

妹紅:ちっ、分かったよ…

 

フラン:手加減は苦手だけど…頑張ってみる!

 

はたて:本当に分かってんのかな…

 

魔理沙:あーもう!何がどうなってんだ!?

 

霊夢:私だって何が何だか分からないけど、売られた喧嘩は買わないとね。

 

ジース:また面倒事か…色々あって飽きねぇ世界だな。

 

等と言いつつ、次々と身構える一行…

 

ラディッツ?:フン、身の程知らず共が…

 

そんな彼女達を前にして余裕の態度を取るラディッツ。その理由とは…

 




発言や描写等で察した方も居るかも知れませんが、今回敵としてラディッツの正体とは…

それと、一緒に居た筈の悟空のセリフが無いと思ってる方、御安心下さい。後で語られますが、ちょっと遅れて登場します。

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