誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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罪人、ラディッツ!?その6

始まります


第308話

幻想郷の各地を荒らし回っていたのは、悪人のまま地獄に落ちた後、黒幕の手により復活した(原作その物の)ラディッツだった。彼は、フランや妹紅達を1人で圧倒する程の実力を身に付けていた。窮地に陥るかと思われたその時、フラン達と縁を結んで来たラディッツや悟空達が紫と共に現れた。闇ラディッツが出現させたクローン戦士達は、ラディッツ達の手で全員倒された(長くなりそうなので戦闘シーンはカットです。手抜き?そそそ、その様な事があろう筈がございません!)さて…今此処に、奇妙な戦いが始まろうとしている…

 

闇ラディッツ:クローンとは言え、あの数を軽々と倒すか…少しはやる様だな。

 

ラディッツ:先に聞いておく事がある。貴様が昔の俺だとして、どうやってその戦闘力を手に入れた?

 

闇ラディッツ:愚問だな。この力は、俺が復活してすぐに奴等に分けて貰ったんだ。

 

ラディッツ:やはり、他の連中と同じか…

 

闇ラディッツ:この力さえあれば、俺に敗北等有り得んのだ!

 

ラディッツ:バカめ…仮初めの力で良い気になりやがって…

 

闇ラディッツ:何?

 

ラディッツ:本当の力ってのは、日々の努力や強者との戦闘経験によって手に入れられるもんだ。

 

闇ラディッツ:此処の俺は、随分甘い事を言うんだな。簡単に強い力が手に入るなら、その方が良いに決まっているだろう。俺は、この力で貴様等を皆殺しにし、その次はこの世界の奴等も同じ様に消し飛ばしてやる!

 

ラディッツ:貴様に先の事を考える必要はねぇよ。

 

闇ラディッツ:何だと?

 

ラディッツ:そんな力を貰った程度で舞い上がってる奴に未来はねぇって事だ。そしてもう1つ…力ってもんは、誰かを傷付ける為に使うもんじゃない。弱い奴等を守る為にこそ使うもんだ。

 

闇ラディッツ:甘い!甘過ぎるぞ!サイヤ人は戦闘種族だ!甘い考えや情等不要なのだ!

 

ラディッツ:…コレが昔の自分だって言うんだから、情けなくて涙が出て来るぜ…

 

闇ラディッツ:此処まで価値観が違うならば、最早問答は無用だな。

 

ラディッツ:そうだな。貴様を倒し、この事件の犯人として役所に突き出してやる。

 

闇ラディッツ:情に絆(ほだ)された貴様が、俺に勝つ事等出来る訳が無い!

 

ラディッツ:パチュリー。神社に被害が及ばん様、バリアを張っておいてくれ。

 

パチュリー:えっ?あ、そうね…

 

そう言われ、パチュリーは神社を守る為にバリアを張る

 

フラン:御兄ちゃん!私達も一緒に戦うよ!

 

妹紅:だな。やられっぱなしじゃイラつくしな。

 

ラディッツ:気持ちは分かるが、こんな奴にお前達の力は必要ねぇ。お前達の分まで俺が戦うから、下がって見ててくれ。

 

妹紅:…そうか…

 

鈴仙:了解しました。

 

はたて:ま、しょうがないか…

 

パチュリー:私達、殆ど何もしてないんだけど…

 

アリス:此処は彼を信じて任せましょ。

 

パチュリー:ま、その方が楽で良いけど…

 

フラン:御兄ちゃん、頑張って!

 

ラディッツ:あぁ。

 

紫:ハイハイ皆♪避難する準備よー♪

 

フラン達は、紫と共にバリアの中に移動した

 

悟空:ラディッツ。今のおめぇなら、あんな奴に負けやしねぇ。おめぇの力を見せてやれ。

 

ラディッツ:言われるまでもねぇ。

 

ターレス:フン…今回はお前に譲ってやるよ。

 

ラディッツ:悪いな。

 

ターレス:行くぞ。

 

椛:了解。

 

こいし:ハーイ♪

 

ターレス達も、少し後にバリアの中に移動した

 

ジース:俺達も高みの見物と行こうか。

 

魔理沙:そうだな。

 

霊夢:ハイハイ…

 

ジース達も同じく、バリアの中へと移動した

 

ラディッツ:先手はくれてやるぞ。何処からでも来い。

 

闇ラディッツ:ナメるなよ!

 

攻撃を仕掛け、ラディッツ同士の奇妙な戦いが始まった。しかし、開始早々から実力の差が現れ始めた…ラディッツは、闇ラディッツの全ての攻撃を見切り、逆にラディッツの一撃が闇ラディッツの顔や体に突き刺さって行く…

 

闇ラディッツ:ど、どうなってやがる!貴様の戦闘力は低いままだ!にも関わらず、この攻撃の重さは何なんだ!

 

ラディッツ:それも昔の俺の弱点だな。自分より強い奴との戦闘経験が少なく、スカウターの数値を過信して戦う。そんなもんに頼ってる以上、成長等出来る筈もねぇ。

 

闇ラディッツ:クソが!

 

膝を付いていた闇ラディッツは、立ち上がって右拳を叩き込もうと振り被った

 

ラディッツ:残念だったな、見えてるぞ。

 

ラディッツは、闇ラディッツの手首を掴み、そのまま握力でギリギリと締め上げる

 

闇ラディッツ:ぐあぁぁぁっ!

 

悲鳴を上げ、拳を開いた闇ラディッツの手から、砂が流れ出た

 

フラン:アレって…砂?

 

ラディッツ:大方、殴るフリをして砂で目潰しを仕掛け、視界を奪った後で徹底的に痛め付けると言う作戦だったんだろう?どんな卑劣な手段を使ってでも勝とうとする、昔の俺の考えそうな事だ。

 

闇ラディッツ:くっ…こうなったら!

 

闇ラディッツは、力ずくでラディッツの手を振り払い、ラディッツの真後ろに回り込んで彼の尻尾を掴んだ

 

闇ラディッツ:ハーッハッハッハッハッ!尻尾を掴んだぞ!コレで貴様は力が抜けて動けなくなる!

 

ラディッツ:さぁて、それはどうかな?

 

闇ラディッツ:なっ…

 

ラディッツ:食らえ!

 

油断していた闇ラディッツの顔面に、ラディッツの強烈な裏拳が直撃する

 

闇ラディッツ:バ、バカな!俺は確かに尻尾を掴んだぞ!それなのに、何故動ける!?

 

ラディッツ:バカは貴様の方だ。いつまでも剥き出しの弱点を放置したままだと思ってるのか?

 

闇ラディッツ:な、何?

 

ラディッツ:俺は、この世界に来てからフランや美鈴、カカロットと共に真面目に修行を続けて来た。尻尾の弱点は、その中でとっくに克服してるんだよ。弱点を放置したままなのは致命的だからな。

 

闇ラディッツ:くっ…

 

ラディッツ:諦めろ、貴様に勝ち目はねぇ。大人しく投降すれば、コレ以上痛い目に合わずに済むぞ。この場では…の話だがな。

 

闇ラディッツ:ほざけ!

 

闇ラディッツは、後ろに飛び退きながらラディッツに向けて極太の光線を放った。少しして爆煙が晴れた場所にラディッツの姿は無かった…

 

闇ラディッツ:や、やったか!?ぐぅっ…

 

勝利を確信しかけた闇ラディッツだったが、その直後に全身の力が抜けてその場に倒れ込んだ…何故なら、攻撃を完全に回避し、爆煙に紛れて後ろに回り込んでいたラディッツが、闇ラディッツの尻尾を掴んでいたからだった…

 

闇ラディッツ:き、貴様…俺の尻尾を…

 

ラディッツ:言った筈だ、俺は真面目に修行を続けて来たと。あの程度の攻撃を躱せん筈が無いだろ。

 

闇ラディッツ:くっ…離せ!離せ!

 

ラディッツ:大人しくしろ、足掻いても無駄だぞ。

 

闇ラディッツ:わ、悪かった!俺の負けだ!もう暴れずに大人しく投降する!だから、その手を離してくれ!頼む!

 

ラディッツ:それが助かりたい為のハッタリだと言う事は分かってるぞ。何せ、貴様は昔の俺その物なんだからな。

 

闇ラディッツ:う、嘘じゃない!本当だ!頼む!信じてくれ!

 

ラディッツ:コレが昔の自分か…情けねぇもんだ…紫、コイツが動けん今の内に拘束を頼む。

 

紫:えぇ、任せて。

 

バリアの中からラディッツの傍に移動した紫は、隙間から取り出した拘束具で闇ラディッツをしっかりと拘束した

 

闇ラディッツ:何だコレは…体に力が入らん…

 

紫:それは、河童に作らせた特別製の拘束具よ。それを着けている間、尻尾を掴まれた時と同じ感覚をずっと味わえるわよ。

 

闇ラディッツ:くっ…そぉ…こんな物で…だが、コレで終わりだと思うなよ。貴様等は遅かれ早かれ全滅する運命なのだ。精々、束の間の平和を楽しんでおくんだな。クックックッ…

 

紫:今から貴方を役所に連れて行くわ。その後どうするかは、其処で話し合って決めるけどね。

 

紫は、闇笑いを浮かべる闇ラディッツを強制的に隙間に放り込み、自らも隙間に入り移動した

 

ラディッツ:ふぅ、終わったか…しかし…紫の奴、用が済んだらさっさと退散しやがって…さて、奴等にどう説明するかな…

 

ラディッツは、溜め息を吐いてフラン達の方へと移動して行った…

 




今更ながら、コレを短編にするのは無理があったのかも…
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