聖なる夜、クリスマス…幻想の地にもこの季節がやって来た。その日、ラディッツやフランを始めとした顔馴染みの面々は、紫の招集を受けて紅魔館に集まっていた…
紫:さて…貴方達に集まって貰ったのは他でも無いわ…今日が何の日か、分かってるわよね?
ラディッツ:確か、クリスマスとか言う特別な日だったか?余り詳しくは知らんが…
パチュリー:クリスマスって言うのは、外の世界の偉人、イエス・キリストと言う人間の降誕を祝う為の行事よ。
紫:その通りよ。
早苗:クリスマスと私達が集められた事に、何か関係があるんですか?
紫:大いにあるわ。貴方達には、人里の子供達に夢と希望を与えるサンタクロースになって欲しいの。
ターレス:おいおい、マジで言ってんのか…
ジース:サンタって、俺達がやるのか?
紫:そう言ったつもりだけど?
ザーボン:また随分といきなりだな…
藍:すまない…いつもの唐突な思い付きだ…
紫:最近、地獄から復活した悪人達が暴れ回っているせいで、住んでいた家を壊されたり、中には怪我をしてしまい、すっかり怯えてしまっている子供も居るわ。そんな子供達が負った傷を、少しでも癒してあげられれば…そう思って、今回この計画を考えたのよ。
鈴仙:成る程…
霊夢:アンタにしては、珍しく悪く無い思い付きじゃない。
紫:一言多いわよ。
小傘:えっと…確認しておきたいんだけど、サンタ役になるのは此処に居る全員って事になるの?
紫:そうなるわね。
文:かなりの人数になりますねぇ…
はたて:こんなに沢山居ても仕方無い気がするんだけど…
紫:一言で人里の子供達って言っても、どれだけ居ると思ってるの?人手が多いに越した事は無いのよ。
魔理沙:そりゃそうかも知れないけどよ…
椛:私達、大半は妖怪ですよ?人里の子供達に怖がられてしまうのでは?
紫:それは大丈夫だと思うわよ。今までの事件の事を書いた天狗の新聞で、この世界の為に戦ってる皆の事は知られてる筈だし。
アリス:どうしてそう言い切れるのよ?
紫:女の勘よ♪
妹紅:勘かよ…
華扇:勘と言うのも、強ちバカに出来ない物よ。
妹紅:そんなもんかな…
フラン:何か楽しそう♪私やりたい♪
こいし:私も私も♪
紫:そう言って貰えると助かるわ♪
妹コンビは、元気に手を挙げながらそう言った。それを聞いた紫は笑顔になった…
紫:貴方達の手で、子供達を笑顔にしてあげて頂戴♪
妖夢:子供達に笑顔を…ですか…
フラン:御兄ちゃんもやろうよ♪皆も♪
ラディッツ:まぁ他にやる事もねぇしな。
鈴仙:人里の人達には、色々御世話になってますからね。
妹紅:仕方無い、付き合ってやるか。
アリス:私もやるわ。
パチュリー:はぁ…また面倒な事を…
フラン:まぁまぁ♪
ターレス:ククク…里の連中に恩を売る、良い機会にはなるか…(ニヤリ)
霊夢:もしかしたら、この活動が神社の収入に繋がるかも知れないわ。
早苗:ジースさん、特戦隊の皆さんに出動要請を!守矢の信仰を集めるチャンスです!
ジース:イベントに乗じて信仰活動とか、お前結構ちゃっかりしてんのな…
文:里の子供達の為にイベント開催…コレは良い記事になりそうです♪
はたて:ちょっと!このネタは私が貰うからね!
文:何ですと!?渡さん!渡さんぞー!
椛:…何人か、目的が違っている様な気がする…
魔理沙:黒い陰謀が見え隠れしてるよな…
藍:隠れている…のだろうか…
妖夢:欲望がモロに出てますね…
華扇:コレも、贖罪の為の良い経験となるでしょう。ザーボン、小傘。我々も参加しましょう。
ザーボン:仰せのままに。
小傘:頑張ります!
悟空:クリスマスっちゅーのは良く分かんねぇけど、楽しそうなイベントみてぇでワクワクすっぞ♪
こいし:私もワクワクすっぞ♪
紫:全員参加の意思を確認した所で…レミリア、例の物は出来てるかしら?
レミリア:勿論よ、抜かりは無いわ。
ラディッツ:例の物?
パチュリー:何か用意したの?
レミリア:咲夜、アレを持って来なさい。
咲夜:畏まりました。
レミリアの指示で咲夜が一行の前に持って来た物…それは、全員分のサンタクロースの衣装だった…
こいし:コレって…
咲夜:見ての通り、サンタクロースの衣装よ。
レミリア:この日の為に、特別に仕立てさせたわ。
咲夜:何なりと御使い下さい。
はたて:い、いつの間に…
小傘:あれ?この服、皆の名前を書いた札が付いてる?
妖夢:その様ですね。コレは一体…
咲夜:それぞれの体型に合わせた特注品だからね。自分の名札が付いてる服を着て頂戴ね。
魔理沙:専用とかどんだけだよ…
鈴仙:か、体のサイズとかいつ計られたんだろ…
妹紅:ちょっと待て!私の服、スカート短過ぎだろ!
アリス:あら、本当に超ミニ…
早苗:私のも短いですが、コレはまた随分と…
妹紅:ふざけんな!絶対こんなの着ないからな!ズボン寄越せ!
小傘:わ、わちきのも露出が凄く多い様に見えるんだけど…肩とか御腹とかモロ出しだよコレじゃ…
文:あやや…コレも中々刺激的になりそうな…
ザーボン:・・・
青年、その服を着た小傘の姿を真顔で想像中…
小傘:って、何真顔で想像してるんですか!
ザーボン:い、いえ…決してその様な事は…
小傘は、顔を赤くしながらザーボンに猫パンチ中…
紫:色々言いたい事はあるだろうけど、早く着替えて頂戴。それが済み次第、次の打ち合わせをするわよ。
妹紅:待て!話はまだ終わって無いぞ!
小傘:せめてもうちょっと大人しめの奴を…
レミリア:咲夜。
咲夜:御意…ザ・ワールド!時よ止まれ!
その瞬間、辺りの時が完全に停止した…咲夜は、その最中に抵抗出来ない妹紅と小傘の着ている服を脱がせ、サンタの衣装に着替えさせた…
咲夜:そして時は動き出す…
咲夜が指を鳴らし、止まっていた時が動き出した。其処には、超ミニスカートなサンタ服を着た妹紅と、肩や腹、足等が大胆に露出されたサンタ服を着た小傘の姿があった…
小傘:ファッ!?
妹紅:やりやがったな!この駄メイド!
咲夜:まぁまぁ。
紫:あらあら、2人共良く似合ってるわよ♪
レミリア:読者の皆に見せられないのが残念なくらいね。
妹紅:何処がだよ!つーか、こんな格好で人里の連中の前に出ろって言うのか!?
小傘:は、恥ずかしいよぅ…
紫:まさかとは思うけど、今更参加したくないとか言わないわよね?ちゃーんと言質は取ってあるのよ?
妹紅:くっ…
小傘:そ、それは…
紫:一度決めた事を曲げるなんて、男らしく無いわよ?
小傘:妹紅は兎も角、わちきは一応女だからね!
妹紅:兎も角って何だよ!私も女だバカ野郎!
紫:他の皆も、すぐに着替えて頂戴。やる事はまだまだあるからね。
ターレス:強制的に着替えさせられるのはゴメンだな。正直気は進まねぇが、此処は奴の言う通りにするか…
椛:そうですね。
他の面々も、男女で分かれて別の部屋に移動し、其処で自分用に用意されたサンタの衣装に着替えた。再び集合した一行の目の前には、同じ様にセクシーなサンタの衣装に身を包んだ紫の姿があった…
紫:どう?似合うかしら?
霊夢:何でアンタまで着替えてんのよ…
魔理沙:割りと似合ってるから何とも言えん…
早苗:皆さん、とっても似合ってますよ♪
ジース:こんなのが似合うと言われても、どう返して良いか分からんが…
フラン:そうかな?私はこの衣装気に入っちゃったけど?
パチュリー:ラディッツは…うーん…何か違和感しか無いわね…
アリス:新鮮とは言えるわね。
ラディッツ:そりゃ、こんな格好をした事がねぇからな。
はたて:それで?着替えたは良いけど、コレからどうすれば良いの?
紫:それは…
紫の次の言葉は何か…其処に居る全員が注目するが…
紫:コレ以上続けるとかなり長くなりそうだから、次回に続くわね♪
他全員:えぇぇぇぇっ!?
唐突なメタ発言に、只々驚愕するしか無いラディッツ達であった…
話が進展するのは、恐らく来年になりそうです…
以前考えた物も含め、現在考えているのはこんな感じ…
・それぞれの日々、強くなる為に
ラディッツ達が命蓮寺で修行をしていた間、仲間達も彼等に置いて行かれない様にと、それぞれ行動していた…そんな仲間達の御話…
・ギルド設立!?誰もが笑顔になれる場所
紫の思い付きで、幻想の地にギルドが建てられた。彼女が掲げたギルドのコンセプトは、人妖も男女も皆が笑顔になれる場所…ラディッツ達は、紫の指示でギルドのメンバーを集める事になる…
・月面大戦争!?鈴仙を取り戻せ!
幻想郷で平和な日々を送る鈴仙の元に、月の住人がやって来た。目的は、鈴仙を月に連れ戻し、戦士としての再教育を受けさせる為…鈴仙は、ラディッツ達に別れを告げ、月の住人達と共に月へと帰ってしまった。しかし、納得が行かないラディッツ達は、彼女を幻想郷へと連れ戻す為に月の住人との戦いを決意する…
・最強の座は誰の手に!?幻想郷一大武道会開催!
またもや紫の思い付きで、武道大会が開催される事になった。武道大会と聞き、ワクワクが止まらないラディッツ達だが、何やら特殊なルールがある様で…?