引き続き、人里で子供達にクリスマスプレゼントを贈っている一行の様子を御覧頂こう…
早苗:子供達、皆とっても喜んでましたね。
霊夢:・・・
ジース:どうした?霊夢?
霊夢:コレだけプレゼントがあるなら、1つ2つくらいくすねてもバレないんじゃないかと…
ジース:毎日賽銭が入らないからって、遂にガキのプレゼントまで狙い出したぞコイツ…
魔理沙:お前、いよいよ落ちる所まで落ちたか…
早苗:霊夢さん…
霊夢:冗談よ冗談!そんな目で私を見るな!
魔理沙:どうだかな…
呆れながら霊夢を見ている魔理沙達…と、其処へ…
リクーム:おーい!ジース!嬢ちゃん達!
バータ:来てやったぜ。
グルド:遅くなったな。
早苗:あ、皆さん♪
ジース:あぁ、急に呼び出して悪かったな。
リクーム:それは良いけどよ。
バータ:何やってるんだ?
早苗:実はですね…
少女、事情説明中…
早苗:と言う訳です。
リクーム:成る程、里のガキ達を元気付けようとねぇ…
バータ:それで?俺達にもそれを手伝えってか?
早苗:そう言う事です♪
グルド:まぁ呼び出されたからにはやるけどよ…
早苗:有難うございます♪では、まず初めに景気付けに例のアレを♪
リクーム:おっ?アレか?
バータ:いっちょやるか!
グルド:ヘヘヘ、ガキ共にアレの素晴らしさを教えてやろうぜ。
ジース:よっしゃ!行くか!
早苗:ヘイ!BGMカモン♪
霊夢:えっ?まさか…
それぞれが整列したと同時に、何処からか例のBGM(参上!ギニュー特戦隊)が流れ始め、その場に居た全員の視線が彼等に集まった…
リクーム:リクーム!
バータ:バータ!
ジース:ジース!
グルド:グルド!
早苗:早苗!
5人:皆揃って!ネオギニュー特戦隊!
全員ドヤ顔で、しかもノリノリでスペシャルファイティングポーズを決めた特戦隊。殆どの者は苦笑い、若しくは冷ややかな視線を彼等に向けていたのだが…子供達からは次々と歓声が上がり、中にはもう一度やって欲しいと言う子供まで居たのだ…
リクーム:お、おぉっ!?
グルド:好感触だと?
バータ:へっ…どうやら、この世界のガキ共は見る目がある様だぜ?
ジース:あぁ、俺達のポーズの素晴らしさが分かるんだからな。
早苗:コレは、リクエストに答えなくてはいけませんね♪では、行きますよ♪
5人:皆揃って!ネオギニュー特戦隊!
先程とは違うファイティングポーズを決めた早苗と特戦隊。再び子供達から歓声が上がった…
早苗:コレは…超気持ち良いですね…
リクーム:よーし!この調子でドンドン行くぞ!
バータ:こうなったら、隊長直伝のスペシャルファイティングポーズのフルコースを見せてやろうぜ!
グルド:そりゃ良い!
ジース:惜しむらくは、この場に隊長が居ない事だが…やるぞ!
気合い十分に次々とポーズを決め続ける早苗とギニュー特戦隊と、益々盛り上がる子供達。一方、それを見ていた巫女と白黒魔法使いはと言うと…
魔理沙:アイツら、本当に面白い奴等だなぁ♪
霊夢:私には、大の大人がアホな事やってる様にしか見えないんだけど…
魔理沙:まぁ子供達は喜んでるし、良いんじゃね?
霊夢:・・・
そんな特戦隊の面々や早苗達を尻目に、何故か子供達に囲まれているメンバーが居た…
子供E:ねぇねぇ。オジさんは外の世界の人なんだよね?
子供F:沢山冒険して来たんでしょ?
子供G:冒険の御話を聞かせてよ♪
ターレス:誰がオジさんだ…だが、そんなにこの俺の話が聞きたいか?
子供達:うん♪
こいし:私も聞きたい♪御兄さんの話♪
ターレス:物好きなガキ共だぜ…ククク…まぁ良いだろう、話してやるよ。まずは…そうだな…
椛:何か嫌な予感が…
ターレス:よし。手始めに、俺が手下を作る為に数々の星を侵略して行った話からしてやるか…
その言葉を聞いた瞬間、椛は直感した。「あ、コレ絶対血生臭い奴だ…」と…
椛:あの、子供達の教育に悪い話はいかがな物かと…
ターレス:そうか?じゃあ…部下達と共にデカい星を荒らして回った話を…
椛:部下の有無以外、やってる事殆ど変わらないじゃないですか!
ターレス:駄目か?(真顔)
椛:駄目です!私達が今までこの世界を守る為に戦って来た時の話をしてみては?
ターレス:それもそうか…
椛:ホッ…
胸を撫で下ろした椛。その後、ターレスは自分が来てからコレまで経験した戦いの事を子供達に話し始めた…そして、それぞれが楽しそうにやってるのを眺めているラディッツ達は…
悟空:皆楽しそうにやってんなぁ♪
ラディッツ:あぁ、そうだな。
慧音:ラディッツ殿、悟空。
そんな彼等に、慧音が声を掛けながら近寄って来る…
悟空:えっと…おめぇは確か…
ラディッツ:上白沢慧音。寺子屋でフランや妖精達、里のガキ共に勉強を教えてる奴だよ。
悟空:あぁ、そうだそうだ♪
ラディッツ:で?俺達に何か用か?
慧音:子供達の為にこんなイベントを開いてくれたそうだから、一言御礼を言いに来たんだ。
ラディッツ:主催者は紫の奴だよ。俺達は、奴に言われて参加したに過ぎん。
慧音:例えそうだとしても、貴殿達の御蔭で最近元気が無かった子供達に笑顔が戻ったのは確かだ。有難う。
ラディッツ:気にするな。
悟空:オラ達も楽しめてっからな、それで相子で良いだろ。
慧音:そうか…しかし、かつてはこんな騒ぎには消極的だった筈の紅魔館の魔女や妹紅、博麗の巫女達まであんなに楽しそうにしているとは…コレも貴殿の影響なのかも知れないな。
ラディッツ:さて、どうかな…
フラン:御兄ちゃーん♪
満面の笑みを浮かべ、フランがラディッツの首根っこに飛び付いて来る…
ラディッツ:フラン、どうかしたのか?
フラン:御友達、沢山来た♪
ラディッツ:友達?
フラン:うん♪あっち♪
フランが指差した方には、此方に向かって来る幾つもの人影があった…それは、紅魔館には集まっていなかった、今までラディッツと共に戦って来た仲間達だった…
にとり:やってるね、盟友達♪
幽々子:聞いたわよ、楽しそうな事してるって。
輝夜:私達も誘ってくれれば良かったじゃない。
チルノ:全くだ!あたい達を忘れるなんて、汗臭いぞ!
ルーミア:違うぞチルノ。足臭いが正解なのだ。
チルノ:そ、そっか…汗じゃなくて足か…
大妖精:どっちも違うよ、2人共…
てゐ:それを言うなら水臭いなぁ…だよ。
チルノ:そう!それだ!
空:皆、久し振りー♪
燐:コラお空、あんまりハシャぐんじゃないよ。参加させて貰って嬉しい気持ちは分かるけどね。
空:ハーイ♪
さとり:えっと…私達まで参加しても良いんでしょうか…
神奈子:隙間妖怪には一応許可を得たんだ、遠慮する必要は無いだろ。
諏訪子:まぁそう言う事だね♪
勇儀:取って置きの酒を持って来たんだ!皆で飲もうじゃないか!
一輪:酒!飲まずには居られない!
白蓮:一輪…一体いつから、酒が飲めると錯覚していた?
一輪:何…だと…
白蓮:ぬえ。一輪が飲まない様、しっかりと見張っていて下さいね。
ぬえ:了解。
一輪:宴だから堂々と酒が飲める等と、その気になっていた私の姿は御笑いだったぜ…ファーハーハーハーハー!
ぬえ:いかん、一輪が壊れた…
ラディッツ:こりゃまた、ゾロゾロと来たもんだな。
慧音:何と言う豪華な面々だ…
悟空:ハハ、皆も参加しに来たんかな?
ラディッツ:恐らくそうだろう。久々の再会になる奴等も居るからな。挨拶しておくとするか。
悟空:そうだな。
ラディッツ達が白蓮達やさとり達と再会し、更に鈴仙やアリス達も交えて歓談して暫く後…
レミリア:さぁさぁ!場所を空けて頂戴!最高級の御馳走が通るわよ!
咲夜:沢山ありますので、子供達も皆さんも遠慮せずにどうぞ。
美鈴:遠慮してると、あっと言う間に無くなっちゃいますよ♪
遅れてやって来たレミリア達紅魔館組の持って来た御馳走を見て、子供達(と幽々子)は目を輝かせて飛び付いた…
霊夢:急いで食べないと、全部食べ尽くされるわ!
魔理沙:そりゃいかん!急げ!
アリス:食事くらい、ゆっくりと楽しみたいんだけど…
パチュリー:同感ね…
ラディッツと仲間達、里の子供達も合わさった、人里での豪華な食事会が始まった。その場に居る皆が御馳走を堪能し、歓談し、そして笑顔になった…そんな時、空から白い雪が降り始めた…
リクーム:おっ?
空:わぁ♪雪だ♪
文:寒いと思っていましたが、まさか雪が降り始めるとは思いませんでした。
幽々子:ホワイトクリスマスなんて素敵だわ♪
早苗:聖なる夜に雪…コレこそ正に奇跡ですね♪
勇儀:豪華な食事と雪見酒か!いやぁ、最高の贅沢じゃないか!
ターレス:あぁ、悪くねぇ…
勇儀:ホラ!アンタ達も飲みな!遠慮は要らないよ!
文:ど、どうぞ御手柔らかに…
神奈子:今日は無礼講だ!神が許す!
はたて:よっしゃー♪今日は飲み明かすぞー♪
バータ:ジャンジャン持って来やがれ!全部飲み干してやるぜ!
華扇:良いですねぇ♪付き合いますよ♪
ザーボン:華扇様、余り羽目を外されては…
華扇:大丈夫よ♪私相当強いから♪
そんなこんなで、酒に強い面々はワイワイと酒盛りを始めた…
大妖精:あーあ、始まっちゃいましたね…
ザーボン:やれやれ…我々は我々のペースで楽しむとしましょう。
小傘:ですね。賛成です。
その後も、一輪が何度も酒盛りに参加しようとしてぬえに止められたり、その場の空気に気圧された早苗が強い酒を飲んですぐに酔い、勢い余って全裸になりかけて白蓮や諏訪子に制止されたり、顔を合わせた妹紅と輝夜が懲りもせずに喧嘩を始め、其処に戦闘好きの血が騒いだターレスと勇儀が乱入して大乱闘になったり(それを観戦していた周りの面々は大盛り上がりである)、酔った勢いかどうかは定かでは無いが、魔理沙が特戦隊のスペシャルファイティングポーズにノリノリで参加して霊夢を引かせたり、鈴仙、妖夢、椛、燐が御互いの愚痴を聞きつつ酒を酌み交わしていたり…と、笑い声が絶えない盛大な宴になっていた…
ラディッツ:アイツ等、ガキ共の事なんてすっかり忘れてやがるな。
悟空:まぁ楽しけりゃ良いじゃねぇか♪
ラディッツ:お前って奴は…
さとり:嫌われ者の私が、こうして皆さんと楽しい時が過ごせるなんて…良い思い出が出来ました。有難うございました。
ラディッツ:コレで終わったみたいな言い方すんなよ。
さとり:えっ?
ラディッツ:コレからも時々…いや、事ある毎にか?まぁ兎に角、こう言った事をやる時もあるだろう。その時は、お前も遠慮せずに参加すりゃ良いんだ。
さとり:・・・
ラディッツ:心を読まれてギャーギャー騒ぐ奴等なんて、放っとけば良いんだよ。辛くて耐えれん時は、俺で良ければ相談くらい乗ってやるよ。
フラン:私も私も♪だって友達だからね♪
さとり:友達…
にとり:何なら、私がその能力を抑える為のアイテムでも作ってやろうか?
悟空:おめぇ、そんな事出来るんか?
にとり:天才発明家、にとり様に作れない物は無いんだよ。
悟空:おめぇ凄ぇな!ブルマみてぇな奴だな!
にとり:ブルマ?
ラディッツ:カカロットの仲間で、お前と同じ様に色々発明してる人間の女だ。
にとり:へぇ、そんな人間が居るんだ。会って色々話をしてみたいなぁ…
悟空:もし会えたら、絶対気が合うと思うぞ。
ラディッツ:俺もそう思う。
にとり:へへ…さとり。そう言うのを作って欲しかったら、いつでも言いなよ?ま、先立つ物は貰うけどね?
ラディッツ:コイツは…
さとり:フフ…有難うございます。考えておきますね。
にとり:おう♪
紫:・・・
人妖、男女、種族…そんな垣根等一切無く、共に笑い合う彼等を見て、紫は微笑みながら目を細めた…
明けましておめでとう…と言う時に未だにクリスマスネタでございました(笑)