誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

32 / 499
第32話

竹林での戦いを終えたラディッツ達は、竹林の全ての炎を鎮火させた後に永遠亭へと戻った。すぐ後に目を覚ました妹紅と輝夜だが、彼女達を待っていたのは、鬼の形相の永琳による説教(終始正座&2時間コース)であった

 

永琳:全く…貴方達は毎日毎日飽きもせず…いつもなら多目に見る所ですが、今回はそれは出来ません。何故だか分かってますよね?

 

妹紅:分かってるよ…正気を失ってたとは言え、竹林をあんなにしたのは私達だしな…

 

輝夜:あら、竹林を燃やしたのは貴方の炎じゃない。私のせいにしないでくれる?

 

妹紅:お前も一緒に暴れてたんだから、お前も同罪だろうが!

 

輝夜:貴方と一緒にされたくないわ(ニッコリ)

 

妹紅:コイツ…

 

永琳:やめなさい!御客人も居るんですよ!

 

妹紅:くっ…

 

輝夜:ごめんなさい…

 

永琳:貴方達への罰は、追々考えるとして…うどんげ、貴方にも罰を与えなくちゃね。

 

鈴仙:な、何で私まで?

 

永琳:私に無断で外出した挙げ句、彼女達と一緒に竹林で暴れてたんでしょ?

 

鈴仙:そ、それは…

 

永琳:どうやら、教育が足りなかった様ね…

 

鈴仙:そ、そんな…

 

永琳:さて、今日はどんな御仕置きにしようかしらね…

 

鈴仙:今日の晩御飯は何にしようみたいな感じで考えないで下さい!

 

ラディッツ:待ってくれ、永琳。鈴仙は悪くねぇよ。

 

永琳:何故かしら?

 

ラディッツ:コイツは、俺が無理矢理引っ張って行ったんだ。その結果、俺とソイツらの戦いに巻き込まれただけだ。アンタに話をしなかったのは悪かったが、生憎そんな時間は無かったんでな。

 

永琳:つまり、全部貴方のせいだと?

 

ラディッツ:そうなるな。俺が何なりと罰を受ける。だから、鈴仙は見逃してやってくれ。

 

永琳:・・・

 

鈴仙:師匠!私は、今回の戦いで彼に救われました!彼が居なかったら、私は此処に戻って来られなかった筈です!私は、どんな罰でも受けます!だから、彼には何もしないで下さい!(深々と土下座)

 

永琳:・・・

 

フラン:御兄ちゃんは、私達紅魔館の大事な家族なんだから!もしも手を出したら、私達皆が黙って無いからね!

 

パチュリー:病気を治してくれた事には御礼を言わせて貰うわ。でも、彼に万が一の事があれば、紅魔館の主力メンバー総出でこの永遠亭に攻め込む事になるわ。そうなったら、貴方達でも無事で済むかどうか…

 

てゐ:そ、それは流石にマズいかもね…

 

永琳:私達としては、他勢力との抗争は本意では無いわ。それに、彼の御蔭で竹林と永遠亭焼失は未然に防がれ、姫様が助かったのも事実…うどんげも無事な様だし…

 

他全員:・・・

 

永琳:分かりました。ラディッツさんとうどんげは、今回の件については不問とします。

 

鈴仙:ほ、本当ですか?(頭を上げる)

 

永琳:えぇ。見てないから分からないけど、姫様を助ける為に頑張ったみたいだからね。

 

鈴仙:あ、有難うございます(再び頭を下げる)

 

ラディッツ:スマンな、永琳。大事な部下を連れ回しちまってよ?

 

永琳:全くよ。次に何かある時には、前以て相談して頂けると有難いわ。

 

ラディッツ:あぁ、そうしよう。それじゃ、俺の約束も果たしておくとしようか。

 

てゐ:約束って?

 

ラディッツ:パチュリーの病気を治して貰う代わりに、俺の血を少し採らせてやる事になってたんだ。

 

てゐ:へぇ…

 

永琳:覚えててくれたのね。

 

ラディッツ:まぁな。

 

パチュリー:黙ってれば、そのままうやむやに出来たかも知れないのに…

 

ラディッツ:そうはいかん。永琳は、やるべき事をしっかりやってくれたんだ。俺だけうやむやにするのは不義理だろう?

 

パチュリー:貴方…武骨な見た目に反して、結構律儀よね…

 

ラディッツ:おかしいか?

 

パチュリー:えぇ。まぁ、其処が貴方の良い所なんだけど…(小声)

 

ラディッツ:何か言ったか?

 

パチュリー:いえ、何も?

 

永琳:彼女の病気だけど、再発の危険性は極めて低いと考えて良いわ。つまり、今の彼女は頗る健康体と言う事よ。

 

ラディッツ:そうか…とにかく、元気になって良かったな。

 

パチュリー:えぇ、御蔭様で体が軽いわ。今だから言うけど、いつ来るか分からない病気にビクビクする生活はあまり良い物じゃ無かったわ。その心配が無くなっただけで、此処まで気分が晴れやかになるとは思わなかったわ。

 

フラン:後は、大図書館に引き籠もる生活をやめれば完璧だね

 

ラディッツ:体力も付けんとな。暇な時で良けりゃ、運動くらい付き合ってやるぞ?

 

パチュリー:…考えておくわ。

 

永琳:ラディッツさん。早速だけど、採血しても良いかしら?

 

ラディッツ:今からか?

 

永琳:えぇ。

 

鈴仙:師匠、彼も御疲れな筈なので…

 

てゐ:日を改めても良いんじゃない?

 

永琳:そ、それもそうね…

 

ラディッツ:いや、構わんぞ。どうせやるなら、早い方が良いだろうからな。

 

永琳:話が早くて助かるわ。どうせなら、今日は泊まって行くと良いわ。姫様達の無事と患者の快気祝い…そして、私達がこうして出会えた事を祝って、軽い宴会なんてどうかしら?

 

ラディッツ:宴会ね…

 

てゐ:賛成!大賛成!

 

フラン:わーい御泊まりだー私、御姉様に連絡しておくね(スカウターを使い、紅魔館に連絡開始)

 

パチュリー:まさか、こんな展開になるとは思わなかったわ…

 

てゐ:私、蔵から御酒持って来るよ!(移動)

 

鈴仙:じゃあ、私は御夕飯の支度をします頑張って、御馳走沢山作らなきゃ(移動)

 

永琳:貴方達、御風呂の用意を御願い出来ますか?

 

輝夜:えー…

 

妹紅:わ、私もかよ?

 

永琳:あら、何か文句でも?(黒い笑みを向ける)

 

妹紅&輝夜:スミマセン…何でもありません…(渋々移動)

 

ラディッツ:もう断れる空気じゃ無さそうだな。

 

パチュリー:そ、そうね…

 

永琳:さぁ、ラディッツさん。宴会の支度が整うまでの間に、採血を済ませるわよ。

 

ラディッツ:良かろう。

 

その日の夜、永遠亭は飲めや歌えやのドンチャン騒ぎで大層騒がし…賑やかであったそうな…そして、てゐの悪乗りと歓迎ムードのせいで普段以上に酒を飲んだ鈴仙が、翌日酷い二日酔いで唸っていたのは別の話…

 




やっぱり、戦闘より日常生活の方が描写が楽な気がします

それでもグダグダですけど
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。