誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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毎日寒いですね、風邪とか引いてませんか?
グダグダですが始まりますよ。


第320話

天界を訪れた新生ターレス一味は、正気を失い、自分達を黒幕だと疑う永江衣玖との戦いになった。彼女は、その戦いの中で今回の事件の詳しい事情を聞く為、天界にある屋敷へと招待されていた。其処で、衣玖の主である比那名居天子と出会った。コレから食事をしながら説明を受けようとしている所である・・・

 

ターレス:聞かせて貰おうか。天界がこうなったり、衣玖が正気を失っていた、その原因を・・・

 

天子:其処の所どうなの?衣玖。

 

衣玖:つい先日の事です。いつもと変わらない1日が始まる・・・そう思ってた私の前に、彼等が現れました。

 

椛:彼等だと?

 

衣玖:・・・

 

時は遡る。その日、衣玖の前に3人の男女が姿を現したのだ・・・

 

衣玖:コレは珍しい御客様ですね。ようこそ天界へ。どの様な用件で此方へ来られたのでしょうか?

 

???:貴方達に伝えたい事があって此処に来たのよん♪

 

衣玖:伝えたい事?

 

???:そう・・・近く、この天界に新たな魔の手が伸びる。そして、そう遠くない未来、この世界全てを崩壊させる大きな災いとなる・・・この私達がね。

 

衣玖:何を・・・

 

???:まずは貴様に新たな駒になって貰うとしよう・・・

 

???:さぁ、貴方の出番よーん♪

 

???:りょうかーい♪

 

黒のTシャツと変わった模様のスカートを着た赤毛の女性に命じられ、赤と青のピエロの様な服を着た、見た目は幼い少女に見える存在は、怪しく燃え盛る松明を取り出した…

 

衣玖:それは・・・しまっ・・・

 

ヘカーティア:それともう1つ・・・近く、私達の同志がこの天界に来る筈なの。仲良くしてあげて頂戴ね♪

 

衣玖:同志・・・だと・・・

 

気が遠くなる衣玖に対し、彼女の目の前に居る者達は笑みを浮かべていた。回想終了・・・

 

衣玖:それ以降の記憶は曖昧でして・・・気が付いたら、天界はこの様な状況に・・・

 

ターレス:俺達をその同志とやらと勘違いした訳か・・・

 

衣玖:そうなりますかね・・・

 

ターレス:それはまぁ良いが・・・

 

椛:良いんですかね?とんだとばっちりですよ?

 

ターレス:さっきの様に自力で解除出来るなら、最初からやれば良かっただろうが。

 

椛:あ、スルーですか・・・

 

衣玖:掛けられて時間が経った為、効き目が弱くなっていたのかも知れません。

 

ターレス:弱くなって無けりゃ、ずっとあのままだったってか?天界の実力者が聞いて呆れるぜ。

 

椛:ターレスさん、またそんな言い方を・・・

 

衣玖:構いません、事実ですから。

 

天子:アンタにしては抜かったわね。

 

衣玖:申し訳ありません。しかし、正気を失う前に敵の何人かの顔は確認していますよ。

 

ターレス:何だと?

 

衣玖:あの顔は確か・・・地獄の女神と呼ばれた存在、ヘカーティア・ラピスラズリ。そして、彼女の部下で地獄の妖精、クラウンピース・・・

 

こいし:ヘカーティア・・・クラウンピース・・・

 

ターレス:変わった名前の奴等だな・・・

 

「私達から言わせると、貴方の名前もかなり変わっているんですけど・・・」と内心思った椛だったが、口には出さなかった・・・

 

衣玖:後1人、見慣れない仮面を着けた男性が彼女達の傍らに居たんですが、剣を携えていたと言う事以外にその者の情報はありません。

 

ターレス:仮面の剣士ね・・・

 

天子:ちょっと待ちなさい。聞いた話だと、地獄の女神達と私達幻想郷の間には、休戦協定が結ばれたんじゃなかった?

 

ターレス:そうなのか?

 

椛:はい、確かその筈でした。

 

こいし:それが、何で今になって・・・

 

衣玖:分かりません。しかし、確かな悪意を感じました。十中八九、黒幕達の仲間と見て良いかと。

 

天子:奴等、協定を破って黒幕と手を組んだ訳か・・・

 

ターレス:天界が荒れてたのはどうしてだ?

 

衣玖:奴等の手により、天界のバランスが崩されたからだと思われます。後・・・その・・・恥ずかしながら、私が暴れたのも1つの原因かと・・・

 

ターレス:貴様はそれを止めようとしなかったのかよ?

 

天子:いや・・・まぁその・・・ストレスでも発散してんのかなぁ?くらいにしか思って無かった・・・みたいな?

 

椛:そんな呑気な・・・

 

ターレス:俺達が来るのが遅かったら、この天界はもっと滅茶苦茶になってたぜ。

 

天子:全くね。最近刺激が無くて退屈してたとは言え、流石にだらけ過ぎてたわ。

 

ターレス:犬走、お前の眼で奴等が今何処に居るか分からねぇのか?

 

椛:そう言われるだろうと思い、先程から既に見ていましたよ。

 

ターレス:流石だ。それで、どうだった?

 

椛:生憎、既にこの天界には居ない様です。それ所か、幻想郷の何処にもその姿を発見出来ませんでした。

 

ターレス:どう言う事だ?

 

椛:恐らく、既に幻想郷とは別の空間・・・私の能力が及ばない所に居るんだと思います。

 

ターレス:ちっ、言いたい事だけ言ってコソコソ隠れてんのかよ・・・

 

天子:本当に・・・やられっぱなしじゃ気分悪いわ。えーっと・・・アンタ、ターレスだったかしら?

 

ターレス:何だ?

 

天子:暇潰しと憂さ晴らしがしたいのよ。アンタ、ちょっと付き合いなさい。

 

ターレス:あん?

 

天子:分からない?私と戦えって言ってるのよ。

 

ターレス:ほぅ・・・

 

天子:勿論タダでとは言わないわ。万が一・・・億が一、アンタが私に勝つ事が出来たなら、アンタ達の望む物をあげるわ。

 

椛:それって・・・

 

天子:私が見付けた願いを叶えるオレンジ色の球・・・アンタ達はアレが欲しいんでしょ?

 

椛:やはり、ドラゴンボールを!

 

天子:まぁね。それで、どうする?

 

ターレス:その言い方だと、まるで俺じゃお前に勝てねぇ・・・そう言ってる様に聞こえるがな?

 

天子:そう言ってるのよ。ハッキリ言うわ。その程度の力じゃ、この私に勝つ事なんて不可能よ。勿論、この先襲い来る筈の奴等にもね。

 

ターレス:このターレス様が、随分とナメられたもんだぜ・・・

 

ターレスはニヤリと邪悪な笑みを浮かべる。それを見た天子もまた、笑みを浮かべていた・・・

 

天子:やる気になったかしら?

 

ターレス:あぁ、ナメられたまま引き下がるのはサイヤ人の名折れだからな。俺に戦いを挑んだ事、すぐに後悔させてやるぜ。

 

天子:そう来なくっちゃ面白く無いわ。

 

 

ターレスは全身に力を溜め、天子は剣を抜いて構えた。しかし・・・

 

衣玖:御待ち下さい!まさか、この場で戦いを始めるおつもりではありませんよね?

 

天子:えっ?あぁ、このまま始めるのは色々マズいか・・・

 

ターレス:成る程・・・屋敷やドラゴンボール、犬走達を巻き込みかねんからな。

 

衣玖:分かってくれた様で何より。では、どうすべきかも分かりますよね?

 

天子:ハイハイ・・・ターレス、場所を移すわよ。とは言っても、外は生憎の荒れ模様だけど・・・

 

ターレス:戦えるなら、天候や場所等どうでも良いがな。

 

天子:なら、ついて来なさい。良い場所があるわ。

 

ターレス:良いだろう。

 

ターレスは、天子に連れられて外へと出て行った・・・

 

こいし:行っちゃったね。私達はどうしよう?

 

椛:決まっているでしょう・・・彼等の戦いを見守りに行きますよ、こいしさん。

 

こいし:合点♪

 

衣玖:折角体を温めたのにですか?

 

椛:私は、彼について行くと決めました。どんな時でもね・・・

 

こいし:私も♪あの御兄さんには興味があるから♪

 

衣玖:・・・

 

椛:衣玖さん、雨合羽を御借りしても良いですかね?

 

衣玖:えぇ、勿論構いませんよ。

 

椛:有難うございます。では、失礼します。

 

雨合羽を着込んだ椛とこいしは、ターレスと天子の戦いを見守る為に再び外へ移動した・・・

 

衣玖:フム・・・私も行くとしますか。えっ?「今のは洒落か?」ですって?その様な事があろう筈がございません。では、失礼をば・・・

 

衣玖もまた、彼等の戦いを見守る為に嵐吹き荒れる屋敷の外へと出て行った・・・




キャラ紹介のコーナー

十六夜咲夜
紅魔館のメイド長を務める人間の女性。
時を止める程度の能力を持ち、人間でありながら戦闘力は高い。
紅魔館の主であるレミリア、その妹のフランには絶対的な忠誠を誓っているが、ただ盲目的に従うだけでは無く、駄目な事はしっかり指導し、主を良い方向へと導こうと日々努力している。(鈴仙、妖夢曰く従者の鑑と言える人)
ラディッツが館に来た当初は、レミリア達に気に入られているとは言え、外来人であり元悪人でもあった彼の事を警戒し見張っていたが、月日が経ち、改心した彼の人柄に触れていく事で警戒心は薄れていき、今では協力して家事をしたり、休日には共に買い物に出掛ける等、心より信頼し、良い関係を築いている。
悟空が館にやって来てからは食事量が更に増えたが、彼女を含む館の面々はそれも仕方無しと思っている。
仕事を完璧にこなす一方で、スカーレット姉妹やサイヤ人コンビ(主にラディッツとターレス)が仲良く(後者は少し違うか?)している姿を、息を荒げつつ鼻血を噴き出しながらビデオ撮影していたり、最近少々腐り気味(腐女子的な意味で)でもある。
その時の彼女の状態は、「ヘブン状態」若しくは「最高にハイ!」状態であるとかどうとか・・・(シャウトは勿論WRYYYYY!)
余談だが、今作の咲夜の女性を象徴する部分は生まれついての天然物、天からの授かり物であり、断じて詰め物では無い!(本人談)
それを指摘しよう物ならば、某カリスマ吸血鬼(レミリアでは無く能力的な共通点からあの御方)宜しく、得意の時止めからのナイフで串刺しにされるか、何処からか持って来た「ロードローラーだぁ!」によって叩き潰されるので気を付けよう・・・


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