誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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コロナに負けずに頑張りましょう

始まりますよ


第329話

修行を終え、力を付けたターレスに対し、手合わせしようと言い出した悟空。ターレスもそれを承諾し、ラディッツ達が見守る中、八雲邸の庭で対峙した2人だったが・・・

 

ターレス:あの時の命の取り合いとは違うんだ、仲良くしようや。

 

悟空:あぁ、そうだな。楽しくやろうぜ。

 

互いにゆっくりと身構える。他の面々は、固唾を飲んで見守っている・・・

 

ターレス:先手はくれてやる、何処からでも掛かって来いよ。

 

悟空:へへ、自信満々だな。それじゃ、遠慮無く行くぞ!

 

悟空は素早くターレスに接近し、ラッシュ攻撃を仕掛けた。ターレスは、それを涼しい顔で捌いて行く・・・

 

悟空:なかなかやるな。そんじゃ、少しずつ力上げてくぞ。

 

ターレス:あぁ、そうしろ。そうで無くちゃつまらねぇからな。

 

ターレスと悟空は、徐々に力を高めて戦いを続けている・・・

 

フラン:凄い・・・ターレス、悟空さんと互角の戦いしてる・・・

 

ラディッツ:互角?違うな。

 

フラン:えっ?

 

ラディッツ:カカロットの真の力はこんなもんじゃない。アイツがその気になれば、此処に居る誰も手も足も出ずにやられるよ。

 

フラン:それじゃ、どうして・・・

 

ラディッツ:俺達サイヤ人が、戦いを好み、楽しむ種族なのは皆知ってるだろ?

 

フラン:う、うん・・・

 

ラディッツ:アイツは・・・カカロットは特にそうなんだよ。やろうと思えばあっと言う間に敵を倒せる程の実力があるにも関わらず、戦いを長く楽しむ為に敢えて加減して戦う悪癖があるんだ。見てみろよ、奴等の顔を・・・

 

ラディッツにそう言われ、其処に居る全員がターレスと悟空の顔を見た。2人は、まるで子供の様に笑っていた・・・

 

紫:笑ってる・・・

 

こいし:楽しそうだねぇ♪

 

ラディッツ:な?まるでガキが遊んでるみたいだろ?

 

フラン:あの人、あんな顔もするんだ・・・

 

椛:本当に戦いが好きなんだなぁ・・・

 

ラディッツ:イラつくぜ・・・俺もあの修行の日々を乗り越えて、少しは溝が埋まったと思ってたのに、その逆だったとはな・・・

 

笑みを浮かべつつ、彼等の戦いを見守る事十数分・・・

 

悟空:ラディッツもそうだが、おめぇも強くなったな。あの時とは段違いだ。

 

ターレス:それは御互い様だろ。最低レベルの戦闘力しか無かった筈のお前がコレ程の力を・・・お前、今までどれだけの死線を潜り抜けて来た?

 

悟空:色々あったんだ。

 

ターレス:色々ね・・・それで?まだやるか?

 

悟空:あぁ、とことんやっぞ!

 

ターレス:そう来なくちゃな・・・

 

天子:あーっ!やっと見付けたわよ!ターレス!

 

ターレス:あん?

 

悟空:ん?

 

再び身構えたターレスと悟空だったが、その直後に響いた怒号がそれを遮った。その声の主は、ターレス達と共に修行をしていた比那名居天子だった・・・

 

こいし:あ、天人さんだ♪

 

ターレス:漸く来たか、変態女。

 

天子:その呼び方止めろって言ったでしょ!と言うかアンタねぇ!私を置いてくなんて酷いじゃない!修行場所を提供した恩を忘れて!

 

ターレス:時間が掛かりそうだったんでな。衣玖の奴に伝言を頼んどいた筈だぜ?

 

天子:聞いたわよ!それでコレ(スカウター)を渡されたから、急いで追っ掛けて来たのよ!

 

ターレス:それはそれは・・・で?親父さんに冒険の許可は貰えたのか?

 

天子:それが聞いてよ!御父様ったら、危険と分かってる事をお前にさせる訳にはいかない!そればっかりで聞く耳すら持ってくれなかったわ!私の実力を軽く見てるのよ!信じられないわ!

 

椛:えっ?それじゃ、どうして此処へ?

 

天子:出て来たのよ!御父様には無断でね!

 

ラディッツ:おい・・・それ・・・

 

紫:完璧に家出じゃないの。大丈夫なの?

 

天子:さぁ?

 

椛:いや、さぁって・・・

 

ターレス:その割りには、荷物はしっかり持って来てる様だな。

 

天子:あぁコレ?コレは、衣玖がいつの間にか用意してたみたいなのよ。天界を飛び出す時に、まるでこうなる事を分かってたみたいにアイツに渡されたわ。

 

ターレス:へぇ、出来た従者じゃねぇか。

 

天子:まぁね。衣玖の事だから、御父様にもこの事を上手く話してると思うわ。だから大丈夫よ。

 

ターレス:そうかよ。

 

ラディッツ:ターレス、コイツが例の・・・

 

悟空:おめぇと一緒に修行してた新しい仲間って奴か?

 

ターレス:あぁ、そうだ。

 

天子:一応自己紹介しとくわ。私の名前は、比那名居天子。ま、コレから色々宜しくね。

 

ラディッツ:あぁ、宜しく。俺はラディッツだ。で、其処に居るオレンジの胴着の奴が俺の弟の・・・

 

悟空:オッス、オラ孫悟空ってんだ。宜しくな。

 

天子:えぇ。

 

ターレス:他にも仲間は居るが、まぁそれは追々な。

 

天子:楽しみにしとくわ。それよりも・・・アンタ達、手合わせしてたの?

 

ターレス:あぁ、そうだ。互いの今の力を確かめる為にな。

 

天子:フーン、面白いじゃない。私も混ぜなさいよ。

 

ターレス:何?

 

天子:コレから一緒に戦う奴の実力を知っておきたいのよ。弱い奴に背中は預けられないしね。

 

ターレス:成る程な・・・カカロット、お前はどうする?

 

悟空:オラは構わねぇぞ。強ぇ奴との戦いなら大歓迎だ♪

 

悟空は、そう言ってニコッと笑った・・・

 

ターレス:へっ・・・

 

天子:アンタ達もどう?見てるだけじゃつまんないでしょ?

 

天子は、傍で見学していたラディッツやフラン達に声を掛けた・・・

 

ラディッツ:そうだな。俺達も軽く運動するか、フラン。

 

フラン:わーい♪やるやる♪

 

椛:私達も参加しますよ。

 

こいし:ワクワクすっぞ♪

 

悟空:よーし!そんじゃ、皆でやるか!

 

紫:ちょっ・・・貴方達に好き放題暴れられたら、私の屋敷が!止め・・・止めろぉぉぉーっ!

 

それぞれがやる気満々に身構えたのを見た隙間妖怪の叫びが虚空に虚しく響き、そして消えた・・・




東方キャノンボールやってます。お気に入りはパチュリーとイベント衣装の鈴仙です。
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