場所は紅魔館の大広間。紫に言われ、親しい仲間達を其処に集めたラディッツ達。何やら大事な話があるとかで・・・
レミリア:隙間妖怪、遅いわね。大事な話があるとかって真剣な顔で言うから、こうして皆を集めて待ってるって言うのに・・・
悟空:何か急用でもあったんじゃねぇのか?
ラディッツ:人を呼びつけておいてか?
悟空:あ、そっか・・・
パチュリー:ま、隙間妖怪は信用ならない所も多々あるけどね・・・
咲夜:確かに・・・
霊夢:全く、何処で道草食ってるんだか・・・
ジース:ほぼ全員集まってるのに、何人か居ねぇな。アイツとか・・・
早苗:アイツって?
ジース:ホラ、薄い紫の髪で頭に兎の耳を付けた奴だよ。
魔理沙:あぁ、鈴仙か・・・
妹紅:アイツなら、今日はどうしても外せない用事があるから来れないって言ってたぞ。
はたて:私も一緒に誘いに行った時にそう聞いた。まぁ大方、師匠に仕事でも頼まれたって所だろうって事で、特に気にもしなかったけどね。
ジース:ほぅ・・・
アリス:後来てないと言えば、ザーボンさん達もだけど・・・
小悪魔:彼等も、鈴仙さんと同じ理由で今回は来られないとの事でした。
フラン:さっき連絡があったよ。
アリス:あ、そうなのね。
ラディッツ:・・・
ターレス:にしても遅いな。何してやがるんだ、あの隙間ババア・・・
椛:いつもの感じだと、こんな事言うと何処からともなくあの隙間ババアが・・・
文:ババーンと現れる筈ですよね?
紫:ちょっと!ババアババア煩いわよ!私はまだピチピチよ!
と怒号を上げつつ、隙間ババ・・・ゲフンゲフン!妖怪の紫が隙間から姿を現した・・・
こいし:あ、来たみたいだよ♪
天子:この私が態々来てやってるのに、何してたのよ?
紫:ある奴を迎えに行ってたの。それで遅れたって訳よ。
ラディッツ:ある奴だと?
紫:それは・・・
にとり:私だよ、盟友達。
幽々子:私達も居るわよ。
紫の隙間からにとり、幽々子、妖夢が次々と姿を現した・・・
ラディッツ:にとり。それに幽々子、妖夢も・・・
ターレス:お前達も呼ばれたのか。
幽々子:えぇ、理由は貴方達と同じよ。
妖夢:事情はまだ聞かされていませんがね。
ジース:で?コレだけの面子を集めたんだ。相当大事な話なんだよな?
紫:えぇ、かなり大事な話よ。
紫が少し言葉を詰まらせ、その様子に他の面々も息を飲んだ・・・
霊夢:勿体振るんじゃ無いわよ。
文:聞かせて貰えますか?その大事な話とやらを・・・
紫:分かってるわ。にとり、例のアレを。
にとり:了解。
にとりは、カプセルから何かの機械を取り出し、セッティングを開始した。セッティングを終えると、一行の前にモニターが浮かび上がった・・・
ラディッツ:コイツは一体・・・
にとり:私が作った特製のモニター装置だよ。作るのに苦労したんだよ。
霊夢:こんな物、いつの間に・・・
椛:相変わらず、凄い技術力ね。
こいし:河童の技術力は世界一ぃぃぃぃぃ!だね♪
天子:何よそれ・・・
魔理沙:それで?コレがどうかしたのか?
にとり:そう焦るなって。映像を出すよ。
にとりが装置を操作すると、画面にラディッツ達が今まで戦って来た強敵達(撃破済みも含む)の画像が映し出された・・・
妹紅:コイツらは・・・
はたて:私達が今まで倒して来た連中だね。
パチュリー:それと、鬼人正邪に・・・
ターレス:21号とか言う女に・・・
椛:ヘカーティア·ラピスラズリと、部下の地獄の妖精・・・
アリス:仮面を着けてるのは、以前話を聞いたラディッツさんの御両親よね?
ラディッツ:あぁ・・・
パチュリー:他にも数人見慣れない奴等の顔も映ってるわね。
紫:それは、私と藍の調査で今回新たに判明した敵の顔よ。順に教えるわ。まずは左の2人組・・・
画面を操作し、左側の2人の女性の画像がアップにされる。1人は、自信満々な表情をした縦ロールでツインテールの金髪の少女。もう1人は、暗い表情をした青い長髪の女性だった・・・
霊夢:コイツら、確か・・・
紫:以前、私と霊夢が解決した異変の黒幕だった依神姉妹・・・青い長髪の方が、姉の依神紫怨。種族は貧乏神。ツインテールの方が、依神女宛。種族は疫病神よ。
ラディッツ:貧乏神に疫病神ね・・・
ジース:神っつっても、色々居るんだな。
早苗:そうですね。
霊夢:性懲りも無く、また悪事を働いてるなんて・・・はぁ・・・面倒な事になったもんだわ・・・
悟空:コイツら、強ぇのか?
霊夢:強いと言うか、面倒と言うか・・・
紫:彼女達の力はかなり強大よ。貴方でも手こずるかも知れないわね。
悟空:そんなにか・・・へへへ・・・
ターレス:奴等と戦ってみたい・・・そんな顔だな?
悟空:あぁ、まぁな。オメェもそうだろ?
ターレス:へっ、分かるか?
悟空:あぁ。
ラディッツ:オイオイ、そんな事言ってる場合かよ。
妹紅:とか言いつつ、アンタもちょっとワクワクしてる様な顔してたぞ?
ラディッツ:ス、スマン・・・
パチュリー:やれやれ、安定の戦闘バカっぷりね・・・
紫:そして、もう1人・・・
モニターには、ラディッツの両親とは違うデザインの仮面を着けた男が映し出された・・・
天子:コイツは?
紫:調べた所、彼は剣術を使うと言う事が分かってるわ。ただ、その剣術って言うのがね・・・
そう言って、紫は妖夢に目をやった・・・
妖夢:な、何ですか?
紫:落ち着いて聞いて頂戴、妖夢。彼の剣術は、貴方の使う剣術その物だった・・・そして、彼の傍らには貴方と同じ白い物体・・・半霊が浮いていたわ。
妖夢:そ、そんな・・・まさか・・・
幽々子:と言う事は、彼の正体は・・・
紫:十中八九・・・と言うか、ほぼ間違い無く・・・
妖夢:・・・
拳を固め、俯く妖夢・・・
幽々子:私達を呼んだのは、コレを伝える為?
紫:そうなるわね。辛い事を伝える様で、正直気は進まなかったんだけどね・・・
妖夢:・・・師匠・・・
フラン:師匠?
ラディッツ:以前、白玉楼に言った時に話に簡単に聞いたが・・・まさか、俺の両親同様に敵の支配下に居るとはな・・・
小悪魔:そんな・・・どうにかならないんですか?
紫:・・・
少しの間、その場に沈黙が流れた・・・
紫:他にもまだ敵は居るだろうけど、今はまだ調査中よ。それぞれが並外れた力を持ってるわ。くれぐれも気を付けて頂戴。とは言え・・・
紫は、フッと笑って皆の顔を見ていく・・・
紫:貴方達だって、それぞれが厳しい修行によって以前とは比べ物にならないくらい力を付けた筈・・・此処に居ない皆も含めてね・・・貴方達なら大丈夫。期待してるわよ、皆。
そう言って笑顔を見せる紫。そんな彼女に対し、他の面々も決意を新たにしたのだった・・・
それぞれの修行の様子は、少し後にパート2を御送りします。その前に、少しの短編と長編を御送りしますよ。
長編の主役は、メインキャラでありながら今回出番の無かったあの子です。