誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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集う!食欲自慢達! その4


第337話

文:さぁさぁ!大食い大会も遂に決勝戦を向かえました!

 

はたて:此処までの激闘を勝ち抜き、決勝に駒を進めた者達に与えられた試練は・・・

 

2人:ズバリ!漫画肉!

 

霊夢:漫画肉って言うと・・・

 

幽々子:その名の通り、漫画の中で出て来る骨の付いた肉の事ね。

 

霊夢:あぁ、アレね。

 

文:提供してくれたのは、幻想郷の賢者であり、今大会の主催者でもある八雲紫氏です。

 

ターレス:ほぅ・・・

 

紫:泣いても笑っても、この決勝戦で全て決まるわ。頑張って盛り上げて頂戴ね。

 

観客の歓声が上がり、選手達の元に山積みにされた漫画肉が運び込まれた。決勝戦まで残った5人は、それぞれ笑みを浮かべていた

 

はたて:あ、そうそう。決勝戦専用の追加ルールとして、セコンドシステムと言う物が適用されます。

 

悟空:セコンド・・・何だ?

 

文:セコンドシステムです。まぁ簡単に言うと、色々手伝いをしてくれる相棒的な人を設けるシステムです。

 

はたて:選手達は、観客の中から1人だけ選んで自分のセコンドにする事が出来ます。

 

文:誰を選ぶか、コレも勝負の決め手となるでしょう。

 

ターレス:そう言う大事な事は、決勝が始まる前に言えよ。

 

ラディッツ:全くだ。

 

はたて:それは無理かなぁ・・・

 

ラディッツ:何でだ?

 

はたて:だって、ついさっき急に決まったし。

 

ラディッツ:つー事は・・・

 

霊夢:十中八九、紫の唐突な思い付きね。

 

ターレス:あの女・・・

 

文:それでは、それぞれセコンド役として誰かを指名して下さい。

 

ラディッツ:誰でも良いのか?

 

文:えぇ、勿論です。

 

はたて:ま、此処までこんな自己満足以外の何でも無い作品を読んでくれてる心の広い読者の皆さんなら、誰が誰を選ぶか、おおよその見当は付いてると思うけどね。

 

文:だからメッタいですって!んん・・・それでは選手の皆さん。観客席の人の中から1人、セコンド役として誰かを指名して下さい。

 

文にそう言われ、幽々子は妖夢、ターレスは椛、悟空は美鈴、霊夢は魔理沙を次々と指名した

 

ラディッツ:残るは俺だけか。ま、俺の相棒はアイツしか居ねぇな。来てくれ、フラン!

 

フラン:ハーイ♪

 

指名されたフランは、観客席から元気良く飛び出し、ラディッツの首根っこに抱き付いた

 

ラディッツ:悪いな、手助けを頼む。

 

フラン:任せてよ♪

 

はたて:選手の皆さんは、セコンドの人と協力して優勝を目指して下さいね。

 

文:制限時間は1時間!それでは決勝戦・・・

 

2人:開始!

 

決勝戦が始まって早々、幽々子がまたしてもスタートダッシュを切り他の面々を突き放して行く。他の面々も、負けじと食らい付いて行くが・・・

 

文:西行寺選手、此処でも圧倒的な速さと食欲で他を突き放す!

 

はたて:結構なボリュームがある筈の骨付き漫画肉が、見る見る内に消えて行く!てか、本当に何処に入ってるの?

 

幽々子:フフフ・・・この私に狙われたからには、骨も残らないと思いなさい。

 

幽々子は、闇笑いを浮かべつつ骨諸共食べ尽くして行く

 

妖夢:幽々子様!骨は食べなくて良いんですよ!

 

ターレス:骨まで・・・だと・・・

 

ラディッツ:どんな腹してやがる・・・

 

文:西行寺選手、文字通り骨までしゃぶり尽くしている!

 

はたて:骨無いとどれだけ食べたか分からないと思うんだけど!?

 

妖夢:あ、それは大丈夫です。私がカウントしてますから。

 

はたて:あ、そう・・・

 

文:おっと!ある選手に異変が!

 

異変が起きたのは、霊夢だった。他の面々に何とか追い付こうと食べ続けていたが、その手が急に止まっていたのだ

 

霊夢:くっ・・・私は・・・

 

文:博麗選手、苦痛の表情を浮かべている!

 

はたて:そりゃそうでしょ!寧ろ此処までやれただけで凄い!

 

霊夢:魔理沙・・・私は・・・まだ・・・やれる・・・わ・・・賞金の・・・為に・・・

 

震えながら次の肉に手を伸ばそうとした霊夢だったが、その手が届く事は無かった

 

魔理沙:無理すんな霊夢。おい、霊夢?

 

霊夢:ハハ・・・限界か・・・ざまぁ無いわ・・・燃えたわ・・・燃え尽きたわ・・・真っ白に・・・ね・・・

 

霊夢は、椅子に座ったままゆっくりと目を閉じた

 

魔理沙:オイィィィィッ!?

 

文:博麗選手、何処かのボクサー宜しく真っ白に燃え尽きている!

 

はたて:スミマセン!急患1名、御願いしまーす!

 

霊夢は、意識を失ったまま永琳と鈴仙に運ばれて行った

 

文:博麗選手、此処で無念のリタイア!しかし、人間でありながら良く頑張りました!

 

ターレス:博麗の巫女が落ちたか・・・

 

幽々子:せめて安らかに眠って欲しいわね。

 

はたて:いやいやいや!何か死んだみたいな言い方!生きてるからね!

 

霊夢がリタイアすると言うトラブルはあったが、他の面々は味に飽きない様に少し味を変えたり、色々な手を使いつつ制限時間の1時間が過ぎた。現在、大会関係者による厳正な集計が行われた。そして、その時がやって来た

 

はたて:選手の皆さん、お疲れ様でした!

 

文:遂に結果発表ですよ!

 

はたて:えー・・・何と無く分かってる人も居るとは思うけど、順位は此方になります。

 

第1位 西行寺幽々子(全ての戦いで断トツの1位)

 

第2位 孫悟空(1、2回戦ではターレスに負けていたが、決勝戦で逆転した為)

 

第3位 ターレス(1、2回戦終了時には2位だったが、決勝戦で僅差で悟空に抜かれてしまった)

 

4位 ラディッツ(食欲は他に劣らない筈だが、他が強過ぎた)

 

5位 霊夢(リタイアしてしまったとは言え、大健闘)

 

文:と言う訳で、今大会の優勝はこの方!西行寺幽々子選手!強い!強過ぎる!

 

はたて:御腹の調子は大丈夫?

 

幽々子:大丈夫よと言うか、まだまだ食べられるわよ♪

 

文:何と言う事でしょう!コレだけ食べて、まだ入ると!?

 

はたて:正に悪魔だ!

 

幽々子:だから、それはやめてってば!

 

ラディッツ:くっ・・・駄目だったか・・・

 

フラン:御疲れ様、御兄ちゃん。

 

ラディッツ:あぁ。

 

ターレス:参ったぜ・・・本物の化けもんじゃねぇか・・・

 

椛:スミマセン、ターレスさん。何と言うか・・・その・・・

 

ターレス:いや、良い。今回は相手が悪過ぎたな。

 

悟空:世界は広いんだなぁ・・・

 

美鈴:妖夢さん・・・その・・・いつも大変ですね。

 

妖夢:もう慣れましたよ・・・

 

文:優勝者の西行寺選手、何か一言どうぞ。

 

幽々子:そうね・・・それじゃ・・・私は、いつ何時、誰の挑戦でも受けて立つわ!

 

文:有難うございました!

 

はたて:入賞者の人達は、後で賞金を受け取りに来てね。

 

文:では、今大会はコレにて終了となります!

 

はたて:皆さん、本当に御疲れ様でした!

 

大歓声と共に、大会は終了した。賞金を獲得した面々は、再び永琳の診察を受けた後にそれぞれの生活に戻った




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