誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第343話

人里へ団子を買いに行ったフランと鈴仙だったが、フランが少し目を離した間に鈴仙が何者かと接触の後に忽然と姿を消してしまった。暫く待っていたが、まるで帰って来る様子は無く、不安に思っていたフラン。そんな彼女を見付けたはたてとアリスが彼女に声を掛けて来た。彼女達に事情を説明し、一度永遠亭へ戻って皆にもこの事を知らせようと言う話になり、人里から移動を開始した。途中の竹林で妹紅にも事情を話して同行して貰い、一行は永遠亭へと戻って来た。現在、その場に居た者達にも事情を説明中・・・

 

フラン:と言う訳なんだよ。

 

ラディッツ:鈴仙の奴、一体何処に行っちまったんだ・・・

 

はたて:それが分かれば苦労しないって。

 

ラディッツ:それもそうだな。

 

てゐ:鈴仙の気とやらを探れば探せるんじゃないの?

 

ラディッツ:やってみるか・・・

 

ラディッツは、鈴仙の気を探り始めた

 

ラディッツ:駄目だ、感じ取れん・・・

 

フラン:私も駄目。

 

はたて:スカウターは?アレなら、何処に居ても分かるんじゃない?

 

ラディッツ:・・・

 

スカウターで鈴仙の反応を探すが、全く反応は無かった

 

ラディッツ:駄目か・・・どうなってやがる・・・

 

妹紅:永琳、鈴仙が行きそうな場所に心当たりは無いのか?

 

永琳:心当たりと言っても・・・今日は仕事を頼んでいないし、勝手にフラフラ出歩かない様に躾をしてる筈なんだけど・・・

 

アリス:躾って・・・

 

ラディッツ:ちょっと里へ行って探して来る。

 

アリス:えっ?でも、反応は無かったって・・・

 

ラディッツ:何かしらの力で力を封じられ、捕らわれた可能性もあるからな。

 

パチュリー:仮にそうだとしても、アテも無くあちこち探し回るつもり?ハッキリ言って非効率だわ。

 

ラディッツ:そりゃそうかも知れんが・・・

 

パチュリー:闇雲に動き回るのは危険よ、もう少し情報を集めてからでも・・・

 

輝夜:引き籠りは付いて来なくても良い!(ドヤ顔で)

 

パチュリー:ネタ振りじゃないわよ!後、アンタに言われたくない!

 

アリス:遊んでる場合じゃないわよ。どうにかして彼女の居場所を突き止めないと・・・

 

パチュリー:どうやって?

 

アリス:それは・・・

 

策を考えてるラディッツ達の目の前に、見覚えのある隙間が出現した

 

はたて:コレって・・・

 

妹紅:またアイツか・・・

 

輝夜:読者の皆も、大きな声で彼女を呼ぶわよ。せーの・・・カモーン♪隙間婆ちゃーん♪

 

紫:黙らっしゃい!誰が婆ちゃんよ!ゆかりん、まだまだピチピチよ!

 

輝夜の失礼なコールに対して怒りを露にしつつ、まず始めに隙間から隙間婆・・・ゲフンゲフン!御姉さんの紫が姿を現した。そのすぐ後に、彼女の式神である藍、更に白玉楼の管理人である幽々子と、その従者である妖夢も彼女の隙間から姿を現した

 

妖夢:こんにちは。

 

幽々子:御邪魔するわよ。

 

藍:久し振りだな、皆。

 

フラン:隙間の御姉さん・・・それと式神さんも・・・

 

妹紅:幽々子と妖夢まで・・・

 

ラディッツ:揃いも揃ってどうかしたのか?

 

紫:一大事よ。月の連中が軍隊を率いて、この幻想郷に攻め込んで来るそうよ。

 

永琳:何・・・ですって?

 

輝夜:それは本当なの?

 

藍:事実だ。私が密かに情報収集し、この事を知った。

 

永琳:何て事・・・

 

てゐ:うっへぇ・・・面倒な事になった・・・

 

ラディッツ:ちょっと待て、お前達だけで話を進めるな。

 

はたて:私達にも説明してよ。

 

藍:そ、そうだな。すまない・・・

 

紫の口から、月には地上の穢れを排除しようとしている組織があり、それが軍隊を率いて幻想郷へ侵攻を仕掛ける作戦を立てている事を分かりやすく説明した

 

ラディッツ:月にそんな組織があった事すら知らなかったぞ、俺は・・・

 

輝夜:無理も無いわ。一部例外を除き、月の民と私達は敵対関係にあり、交流が殆ど無いから。

 

永琳:私達みたいに、事情により地上に来ていない限りはね。

 

ラディッツ:そうなのか・・・

 

パチュリー:けど、そんな連中がどうしていきなりそんな事を・・・

 

藍:どうやら、連中に何かを進言した者が居るらしいが・・・

 

妹紅:それは誰なんだ?

 

藍:生憎、それは分からない・・・兎に角、私はこの事を紫様に御知らせしようと、急ぎ戻って来たからな。

 

妹紅:フム・・・

 

はたて:厄介な事態になったなぁ・・・

 

アリス:私達の手に負えるかどうか・・・

 

ラディッツ:月の連中ってのは、そんなに強いのか?

 

藍:兵士達は、個々の戦闘力こそ低いが数が多い。しかし、注意すべきは幹部達だ。

 

紫:その内の1人は、かつてあの博麗の巫女や紅魔館の主ら4人とたった1人で戦い、それらを軽々と打ち倒した程の力を持っているわ。

 

ラディッツ:何!?

 

フラン:御姉様や霊夢が負けたの?

 

紫:えぇ、あっさりとね。

 

パチュリー:あぁ・・・そう言えば、凄く悔しそうにそんな事を話してた事があったわね・・・

 

ラディッツ:そんな奴等がね・・・

 

ラディッツは、己の中に流れる血が騒ぐのを感じていた

 

妹紅:ソイツと戦ってみたい・・・そんな顔だな?

 

ラディッツ:分かるか?

 

妹紅:まぁな。

 

パチュリー:ハッキリ言って悪いけど、彼女達が負けた相手に今の貴方が勝てるとは思えないわ。

 

ラディッツ:それはどうかな。俺も以前より数段強くなった。その力を試してみたい。

 

パチュリー:やめなさい!無茶をして、何かあってから後悔しても遅いのよ!

 

ラディッツ:無茶かどうか、やってみなくちゃ分からんだろ。

 

パチュリー:ぐぬぬ・・・

 

はたて:月の連中が此処に侵攻して来るのはいつ?

 

紫:明日の正午よ。

 

はたて:・・・は?

 

アリス:御免なさい、もう一度・・・

 

紫:明日の正午よ。月の連中が此処にやって来るのは。

 

はたて&アリス:聞き間違いじゃなかった!

 

妹紅:幾ら何でも急過ぎるだろ!1週間後とかなら兎も角!

 

幽々子:情報収集に時間が掛かったらしくてね。

 

妖夢:私達も、それを聞いたのはついさっきなんですよ。

 

パチュリー:・・・

 

紫:と言う訳で、明日の正午、月の連中が攻めて来るまでに戦力になる人達を集めておいて頂戴。私達も方々に声を掛けて回るから。

 

妹紅:おい!話はまだ・・・

 

紫:早速、戦力を集めに出掛ける!後に続きなさい、藍!

 

藍:御意!

 

幽々子:私達も行くわよ、妖夢。

 

妖夢:あ、ちょっと!御待ち下さい!

 

紫、藍、幽々子、妖夢は、方々に声を掛けて回る為に隙間に入り、その場から移動して行った

 

妹紅:アイツ等・・・

 

アリス:いきなり戦力になる人達を集めろと言われてもねぇ・・・

 

はたて:全くだよ。

 

フラン:うどんげは何も言わずに居なくなっちゃうし・・・もう何が何だか・・・

 

妹紅:こんな時に、何処に行ったんだアイツは・・・

 

ラディッツ:居ない奴に文句言っても仕方ねぇし、やれるだけの事はやるとするか。俺も力のある奴等に声を掛けてみる。

 

アリス:私達も、戦いの準備をしておいた方が良さそうね。

 

妹紅:そうだな。

 

フラン:うん。

 

はたて:はぁ・・・仕方無いか・・・

 

輝夜:・・・まさかね・・・

 

永遠亭に残された面々は、来る戦いの為の準備を始める為に、その日は解散する事になった。月の者達に進言した者が誰なのか・・・そして、行方を眩ませた鈴仙は何処へ行ったのか・・・




本番はまだ少し先になります

コレはあくまでも導入です(長いわ)

原作と設定違ったらスミマセン
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