誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第355話

玉兎達を蹴散らしつつ、宮殿へ向かうラディッツ達の前に、玉兎達の部隊の隊長であるレイセンが姿を現した。フランは、ラディッツ達を先に行かせて1人でレイセンと対峙した

 

フラン:貴方の戦闘力じゃ私には勝てない。戦わなくても分かるよ。

 

レイセン:だとしても、私にもこの部隊の隊長としての意地と言う物がある。どうしても此処を通りたくば、私を倒して行く事だ。

 

フラン:ふぅ・・・何を言っても無駄みたいだね・・・それじゃ、そうさせて貰うよ。

 

玉兎A:待って下さい隊長!私達も戦います!

 

玉兎B:先程は不覚を取りましたが、今度の相手はたった1人!ならば、数で勝る我々に部がある筈!

 

玉兎C:隊長に意地がある様に、私達にも私達なりの意地があります!

 

玉兎D:この者を捕らえ、王の元へ!

 

玉兎E:私達に、汚名返上の機会を!

 

口々に戦闘の意思を示した玉兎兵達を見て、レイセンはフッと笑みを浮かべた

 

レイセン:良いでしょう・・・この命!我等が王の為に!

 

玉兎達:我等が王の為に!

 

フランは、敵わないと分かっていても主の忠誠の為に向かって来るレイセンと玉兎兵達に少なからず戦い辛さを感じていた

 

フラン:うーん・・・この子達、今まで私達が戦って来た極悪人達と違って、純粋な悪人って訳じゃないからやり辛いなぁ・・・でも・・・やるしか無いよね。

 

そう呟いた後、フランはレーヴァテインを振り回し、向かって来る玉兎兵達を次々に吹き飛ばして行く

 

玉兎A:あ・・・あぁ・・・痛い・・・

 

玉兎B:しっかりして!すぐに手当てを!

 

玉兎A:いや、良い・・・自分の事くらい分かる・・・私はもう・・・終わりみたい・・・だけど、貴方達は・・・止まらないで・・・

 

玉兎B:死ぬな!死ぬんじゃない!

 

フラン:大袈裟だなぁ・・・手加減してるし、急所は外してるから死なない筈だけど?

 

レイセン:戦う相手に手加減等と・・・私達をバカにしているのか!

 

フラン:そんなつもりは無いよ?

 

レイセン:ならば、何故全力で戦わない!敵に情けを掛けられる等、戦士として一番の恥だ!どうせなら一思いに殺せ!

 

フラン:御兄ちゃんが言ってた。本当に強くなりたいなら、無闇に命を奪う様な事はしちゃ駄目だって。それに、貴方達は悪人じゃないから。

 

レイセン:・・・

 

フラン:コレ以上の戦いは無意味だよ。私には、大事な目的がある。だから先に行くよ。

 

レイセン:くっ・・・ま、待て!私達はまだ・・・

 

???:ククク・・・何てザマですか、情け無い・・・

 

レイセン:えっ?

 

フラン:ムッ・・・

 

???:いやぁ、先程の戦いは見させて頂きましたよ。

 

フラン達の元に突如姿を現したその者は、拍手をしながらフラン達の元に近付いて行く

 

レイセン:貴様、一体何の用だ!我々は戦っているんだ、邪魔をするな!

 

???:戦い?今のが?御冗談を・・・手も足も出ず、一方的にやられただけに見えましたがねぇ?

 

レイセン:ぐっ・・・

 

レイセンを嘲笑った後、その者はフランの方へと視線をやった

 

???:たった1人であの数を倒した貴方の戦いっぷり、御見事でした。

 

フラン:えっ?あ、有難う・・・

 

???:そんな強い貴方に御会い出来て光栄です。御近づきの印に、握手をして頂けませんか?

 

その者は、ニヤニヤしながら右手をフランの方へと差し出した

 

フラン:断るよ。貴方、何か怪しいし。それに、悪いけど、私は先を急ぐから。

 

フランは、差し出されたその手を振り払った。そう・・・振り払ってしまった・・・その瞬間、フランはその場から跡形も無く姿を消してしまった

 

???:ククク・・・バカめ。

 

レイセン:い、一体何を・・・彼女は何処へ?

 

???:そんな事、貴方が気にする必要はありませんよ。だって・・・貴方も其処で寝ている貴方の部下達も、此処で消えてしまうんですから。

 

その者は、ニヤリと笑いながらレイセンの方へと近付いて行く

 

レイセン:く、来るな!

 

レイセンは、近付いて来るその者に気弾を放つが、あっさり見切られ、接近を許してしまった

 

???:さようなら。

 

そう言った直後、その者はレイセンの顔に触れた。その瞬間、レイセンもまた、その場から完全に姿を消してしまった。更に、近くで倒れていた玉兎兵達も、同じ様に消えてしまった

 

???:さて、御次は・・・ククク・・・

 

その者は、満足そうに笑いながらその場かを後にした。その者は何者なのか・・・そして、姿を消したフランやはたて、妹紅、レイセン達は何処へ行ってしまったのか・・・




もうその者が誰だか、皆さんなら分かりますよね?
懐かしのあのキャラが、復讐の為に帰って来たって設定です
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