鈴仙を助ける為、月へとやって来たラディッツ一行。立ちはだかる者達を次々と退けつつ進み続け、遂に月の宮殿へと到着した
ラディッツ:この先に鈴仙と月の王が居るんだよな?
輝夜:えぇ。でもその前に、越えなければいけない障壁がまだあるわよ。
ラディッツ:何?
輝夜:ほら、もうすぐ其処に・・・
輝夜が言葉を言い終わらない内に、一行の前に2つの影が現れた。いや、現れたと言うよりも、彼等を待ち構えていたと言う方が正しいか・・・
???:ようこそ、地上の者達よ。
???:待っていましたよ。
彼等を待ち構えていたのは、厳格な印象を与える薄紫の髪の女性と、優しそうな印象を与える金色の長髪を持つ女性の2人組だった
ラディッツ:コイツ等は?
輝夜:王の側近にして、此処の最高戦力・・・綿月姉妹よ。金髪の方が姉の綿月豊姫、薄紫の髪の方が妹の綿月依姫よ。
ラディッツ:綿月姉妹ね・・・
依姫:自己紹介の手間が省けました。感謝致します、姫様。
豊姫:そして、地上の者達よ。遠路遥々、ようこそ月の宮殿へ。歓迎致しますわ。
ラディッツ:そりゃどうも。
依姫:一応聞いておこう・・・此処へ何しに来た?
ラディッツ:俺の仲間を連れ戻しに来た。
依姫:仲間・・・か・・・
豊姫:その為だけに、わざわざこんな所まで・・・本当に御苦労様。
ラディッツ:此方も一応聞いておこうか・・・俺達はこの先に用がある。黙って其処を通してくれねぇか?
依姫:それが出来ない相談だと、分かっていて言っているのか?
ラディッツ:だろうな。言ってみただけだ。
綿月姉妹は、ラディッツに付いて来た面々に目をやった
豊姫:貴方達、何故この者に助力を?
妹紅:私達全員、大なり小なりその男に借りがあってな。
輝夜:その借りを返す為よ。
フラン:それと、うどんげを助けたいから!
はたて:て言うか、友達の為に力を貸すのに小難しい理由なんか必要?いちいち理由考えるの面倒なんだけど?
依姫:友達の為にか・・・
豊姫:成る程、美しい友情ですね。しかし・・・
依姫:残念だが、お前達の目的が果たされる事は無い。
豊姫:そう・・・何故なら、貴方達は此処で私達に敗北してしまうから。
ラディッツ:何だと?
豊姫は扇子を、依姫は剣を構えてエネルギー弾と斬撃をラディッツ達に向けて放った。しかし、彼女達の攻撃は炎の壁と衝撃波によって掻き消された
妹紅:戦う前から勝手に勝敗を決め付けてんじゃねぇよ。
輝夜:見てもいないのにね・・・
炎の壁は妹紅、衝撃波は輝夜がそれぞれ出した物だった
依姫:ほぅ・・・
豊姫:あらまぁ・・・
妹紅:突然で何だが・・・ラディッツ、アンタは先に進んでくれ。
ラディッツ:何?
妹紅:此処で総力戦をして全員ヘトヘトじゃ、最後の戦いに支障が出る。此処は私達が何とかするから。
輝夜:道案内は此処まで。このまま寄り道せずにまっすぐ進めば、王の待つ場所に辿り着ける筈よ。
ラディッツ:・・・
はたて:大丈夫、私達も残ってアイツ等と戦うから。
フラン:私達を信じて♪終わったら、すぐに追い掛けるよ♪
ラディッツ:・・・スマン!任せたぞ!
ラディッツは、少しだけ考えた後その場から駆け出した
依姫:待て!此処から先へは・・・
再び剣を構え、走り出したラディッツに向けて攻撃を放とうとした依姫だったが、フランと妹紅がそれを食い止めた
フラン:させないよ。
妹紅:アンタの相手は私達だ。
フラン:そう言う事!
依姫:くっ・・・
豊姫:依姫!
依姫を助けようとした豊姫だったが、彼女の前には輝夜とはたてが立ち塞がった
輝夜:悪いけど、久し振りの運動に付き合って貰うわよ。
はたて:ま、向こうがああならこっちはこうなるよねぇ・・・
豊姫:・・・
月の最高戦力達との戦いの幕が、今上がろうとしていた・・・
色々考えてこうなりました