誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第358話

鈴仙を助ける為、月へとやって来たラディッツ一行。立ちはだかる者達を次々と退けつつ進み続け、遂に月の宮殿へと到着した

 

ラディッツ:この先に鈴仙と月の王が居るんだよな?

 

輝夜:えぇ。でもその前に、越えなければいけない障壁がまだあるわよ。

 

ラディッツ:何?

 

輝夜:ほら、もうすぐ其処に・・・

 

輝夜が言葉を言い終わらない内に、一行の前に2つの影が現れた。いや、現れたと言うよりも、彼等を待ち構えていたと言う方が正しいか・・・

 

???:ようこそ、地上の者達よ。

 

???:待っていましたよ。

 

彼等を待ち構えていたのは、厳格な印象を与える薄紫の髪の女性と、優しそうな印象を与える金色の長髪を持つ女性の2人組だった

 

ラディッツ:コイツ等は?

 

輝夜:王の側近にして、此処の最高戦力・・・綿月姉妹よ。金髪の方が姉の綿月豊姫、薄紫の髪の方が妹の綿月依姫よ。

 

ラディッツ:綿月姉妹ね・・・

 

依姫:自己紹介の手間が省けました。感謝致します、姫様。

 

豊姫:そして、地上の者達よ。遠路遥々、ようこそ月の宮殿へ。歓迎致しますわ。

 

ラディッツ:そりゃどうも。

 

依姫:一応聞いておこう・・・此処へ何しに来た?

 

ラディッツ:俺の仲間を連れ戻しに来た。

 

依姫:仲間・・・か・・・

 

豊姫:その為だけに、わざわざこんな所まで・・・本当に御苦労様。

 

ラディッツ:此方も一応聞いておこうか・・・俺達はこの先に用がある。黙って其処を通してくれねぇか?

 

依姫:それが出来ない相談だと、分かっていて言っているのか?

 

ラディッツ:だろうな。言ってみただけだ。

 

綿月姉妹は、ラディッツに付いて来た面々に目をやった

 

豊姫:貴方達、何故この者に助力を?

 

妹紅:私達全員、大なり小なりその男に借りがあってな。

 

輝夜:その借りを返す為よ。

 

フラン:それと、うどんげを助けたいから!

 

はたて:て言うか、友達の為に力を貸すのに小難しい理由なんか必要?いちいち理由考えるの面倒なんだけど?

 

依姫:友達の為にか・・・

 

豊姫:成る程、美しい友情ですね。しかし・・・

 

依姫:残念だが、お前達の目的が果たされる事は無い。

 

豊姫:そう・・・何故なら、貴方達は此処で私達に敗北してしまうから。

 

ラディッツ:何だと?

 

豊姫は扇子を、依姫は剣を構えてエネルギー弾と斬撃をラディッツ達に向けて放った。しかし、彼女達の攻撃は炎の壁と衝撃波によって掻き消された

 

妹紅:戦う前から勝手に勝敗を決め付けてんじゃねぇよ。

 

輝夜:見てもいないのにね・・・

 

炎の壁は妹紅、衝撃波は輝夜がそれぞれ出した物だった

 

依姫:ほぅ・・・

 

豊姫:あらまぁ・・・

 

妹紅:突然で何だが・・・ラディッツ、アンタは先に進んでくれ。

 

ラディッツ:何?

 

妹紅:此処で総力戦をして全員ヘトヘトじゃ、最後の戦いに支障が出る。此処は私達が何とかするから。

 

輝夜:道案内は此処まで。このまま寄り道せずにまっすぐ進めば、王の待つ場所に辿り着ける筈よ。

 

ラディッツ:・・・

 

はたて:大丈夫、私達も残ってアイツ等と戦うから。

 

フラン:私達を信じて♪終わったら、すぐに追い掛けるよ♪

 

ラディッツ:・・・スマン!任せたぞ!

 

ラディッツは、少しだけ考えた後その場から駆け出した

 

依姫:待て!此処から先へは・・・

 

再び剣を構え、走り出したラディッツに向けて攻撃を放とうとした依姫だったが、フランと妹紅がそれを食い止めた

 

フラン:させないよ。

 

妹紅:アンタの相手は私達だ。

 

フラン:そう言う事!

 

依姫:くっ・・・

 

豊姫:依姫!

 

依姫を助けようとした豊姫だったが、彼女の前には輝夜とはたてが立ち塞がった

 

輝夜:悪いけど、久し振りの運動に付き合って貰うわよ。

 

はたて:ま、向こうがああならこっちはこうなるよねぇ・・・

 

豊姫:・・・

 

月の最高戦力達との戦いの幕が、今上がろうとしていた・・・




色々考えてこうなりました
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