誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

362 / 499
第362話

月の宮殿で綿月姉妹と激闘を繰り広げているフラン達。フランと妹紅の攻撃を受けきった依姫は、遂にその本気を解放すると言い放った。力を解放した依姫の体からは、凄まじい量の気が溢れ出していた

 

妹紅:コレがコイツの本気・・・クソ、何て気だ・・・

 

依姫:待たせたな、コレが私のフルパワーだ。そして気を付ける事だ。こうなってしまったら、今までの私程優しくは無いぞ。

 

妹紅:おい!その言葉どっかで見た気がするぞ!?

 

某宇宙の帝王の様な台詞を吐きつつ剣を構える依姫に、思わずツッコミを入れた妹紅。しかし・・・

 

フラン:それじゃ、私もリミッターを外させて貰おっかな・・・

 

フランは、両手首に着けていたリストバンドを外した。外されて地面に落ちたリストバンドは、ゴトンと言う重い音を立てつつ地面に滅り込んだ

 

フラン:ふぅ・・・コレで大分体が軽くなったよ。

 

妹紅:ちょっ・・・地面に滅り込んでるんだが?

 

フラン:だって、それ1トンあるからね。それを両腕に着けてたんだよ。

 

妹紅:いや、いつの間にそんなもん・・・

 

フラン:宇宙船でトレーニングしてた時からだよ。御兄ちゃんがにとりに頼んで、特別に作って貰ったんだよ。トレーニングの為の重りと、私の力を抑えるリミッターを兼ねたコレをね。

 

妹紅:マジか・・・今までそんなの着けて戦ってたのか・・・

 

フラン:でも、御兄ちゃん酷いんだよ。私はもっと重くても大丈夫だって言ったのに、「無理をしたら私の体が壊れるからコレだけな」って言って、たったコレだけの重りだなんて・・・

 

妹紅:たった!?

 

フラン:けど、驚くのはまだ早いよ・・・ハアァァァァッ!

 

フランの叫びと共に、彼女の体から先の身体強化の時とは比べ物にならない程の真紅のオーラが溢れ出した

 

フラン:気が高まる・・・溢れる・・・

 

フランは、レーヴァテインを構えて依姫を見据える

 

依姫:その姿、正に悪魔だな。

 

フラン:何とでも言って。私は、この力のせいでずっと忌み嫌われて来た・・・寂しかった・・・でも、そんな私にも、やっと守りたい人達が出来た。大事な友達が出来た。この悪魔の力で、その人達を守る!誰1人、遠くに行っちゃわない様に!

 

依姫:神の力と悪魔の力、勝つのはどちらか・・・いざ、尋常に勝負!

 

フランと依姫、2人の激闘はそれから暫く続いた。剣が激しくぶつかり合い、時には肉体と肉体がぶつかり、辺りに衝撃波が広がった。長引く程に激しさは増していった。不死身である妹紅ですら、2人の戦いに割って入るのを萎縮し、躊躇してしまう程に・・・

 

妹紅:・・・何をしてるんだ私は・・・私の半分も生きてない奴が、圧倒的な戦闘力を持つ奴を前にして、ダチの為にこんなに体張って戦ってるって言うのに・・・此処で黙って見てるだけじゃ、この戦いに勝てたとしても、この先アイツ等と笑い合う資格なんか無い・・・

 

自らの頬を叩き、気合いを入れ直した妹紅は、気を全て解放してフランの助太刀に入った

 

フラン:もこたん!

 

妹紅:遅れて悪かった!また、私も一緒にやらせてくれ!

 

フラン:有難う♪

 

フラン、妹紅は2人の同時攻撃で依姫を吹き飛ばした

 

依姫:ぬぅ・・・なかなかやる・・・しかし、コレまでだ!我が最高の一撃を受けきれるか!

 

依姫は、限界まで気を高めた

 

依姫:その者、末席ながらも八百万の神なり・・・神剣となりし蛇龍の王よ、此処に降りたまえ!

 

フラン:もこたん!後ろから私を支えて!

 

妹紅:分かった!

 

依姫の大技を迎え打つべく、フランは技の構えを取り、妹紅は言われた通りに彼女を支えた

 

依姫:ヤマタノオロチ·インストール!

 

龍の姿となった依姫は、フラン達に向かって突撃し始めた

 

フラン:スカーレットブラスター!

 

前に突き出した両手から真紅の光線を放出し、龍となった依姫とぶつかり合った。しかし、依姫の力の前に徐々に圧され始めた

 

フラン:ぐ・・・ぐぐ・・・

 

依姫:どうやら、先の戦いでかなりの体力を消耗した様だな!このまま圧しきってやる!

 

妹紅:其処で私の出番って訳だ!さぁフラン、私の力を持って行け!

 

妹紅は、自らの体力の殆どをフランに譲り渡した

 

依姫:何!?

 

フラン:体力満タン!有難う、もこたん!

 

妹紅:もこたん言うなって・・・行け!フラン!

 

フラン:スカーレットモード・・・限界突破!

 

限界突破し、持てる力の全てを光線の威力へと変換した。すると、今度は依姫の方が圧され始めた

 

依姫:バ、バカな・・・こ、こんな事が・・・

 

フラン:10倍だぁぁぁぁーっ!

 

依姫:そんな・・・あぁぁぁぁぁーっ!

 

10倍の力を込めたフランの光線は、龍の神の力を借りた依姫を飲み込み、彼女はそのまま光線に圧されて壁へと激突した。暫くして爆煙が晴れた所には、気を失って倒れた依姫と、その傍らに落ちた彼女の剣があった

 

妹紅:どうやら、私達の勝ちらしいな・・・けど・・・

 

勝利を手にしたフランと妹紅だったが、2人もその場に仰向けに倒れた

 

妹紅:このザマじゃ、私達も暫くは動けそうに無いな・・・

 

フラン:だね・・・ゴメン御兄ちゃん。そっちに行くのは、ちょっと遅れるかも・・・




ご都合展開でスミマセン・・・
次は豐姫さんとの戦いですが・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。