誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第367話

闇の力で強化された月の王との戦いは、更に激しさを増して続いていた。はたては、気を失っていた鈴仙を起こし、現在事情を説明中・・・

 

鈴仙:そうですか・・・私のせいでこんな事に・・・それに、あんな事をした以上、もう皆さんと一緒には・・・

 

鈴仙は、申し訳無さそうに顔を伏せる

 

はたて:アンタが今やるべき事は、こんな所でしょんぼりしてる事?

 

鈴仙:・・・

 

はたて:こんな事でアンタを見限る様な奴等なら、そもそもこんな所まで来たりしないって。私も含めてね♪

 

鈴仙:はたてさん・・・

 

ニッコリ笑ってそう言うはたての顔を、鈴仙は真っ直ぐと見る

 

はたて:悪いと思ってるなら、全部終わった後でちゃんと謝る事。

 

鈴仙:許して・・・くれるでしょうか?

 

はたて:大丈夫♪ほら、さっさと行くよ!

 

はたては、鈴仙の背中を軽く叩く

 

鈴仙:有難う、はたてさん。

 

はたて:良いって事よ♪てか、御礼言うのはちょっと早いかな?

 

鈴仙:ですね。

 

はたてに連れられ、鈴仙は前線で戦っているラディッツ達の元へ向かった

 

鈴仙:皆さん!

 

輝夜:鈴仙!

 

フラン:良かった、元気そうで♪

 

鈴仙:御蔭様で♪

 

妹紅:それで?此処に来たって事は、覚悟は決まったんだろ?

 

鈴仙:はい。

 

ラディッツ:鈴仙。またその力を貸してくれ。

 

ラディッツは、ゆっくりと歩み寄り右手を差し出した

 

鈴仙:・・・ふつつか者ではありますが、また宜しく御願いします!

 

鈴仙は、ほんの少し考えた後、その手を握った。以前は振り払ったその手を、今度はしっかりと・・・

 

フラン:やったー♪コレで仲直りだね♪

 

輝夜:えぇ、そうね♪

 

妹紅:へっ・・・

 

はたて:ラディッツ、行こう!

 

ラディッツ:あぁ、そうだな。

 

仲直り出来た喜びも程々に、それぞれが気を高めていく

 

月の王:何の役に立たぬだけで無く、この私を裏切るとは・・・恥を知れ!

 

鈴仙:王様!貴方は、その禍々しい力によって正気を失ってるだけです!目を覚まして下さい!

 

月の王:えぇい黙れ!最早手加減等せんぞ!貴様等の全てを、この世から消し去ってくれる!ぬおぉぉぉっ!

 

雄叫びと共に、月の王は闇の靄に包まれ、その姿が巨大な怪物へと変わり始める。それと同時に、戦闘力が桁違いに跳ね上がっていく

 

妹紅:おいおい・・・こんな事も出来るのかよ・・・

 

輝夜:王・・・貴方は何処まで闇に落ちるの?

 

鈴仙:王様!王様!

 

ラディッツ:よせ、鈴仙。奴は完全に正気を失ってる。

 

鈴仙:・・・

 

王を説得しようとする鈴仙を、ラディッツは制止した

 

ラディッツ:このままじゃ、その声すら届かんだろう。だから、俺達の手で奴を正気に戻してやろうぜ。

 

鈴仙:はい!

 

フラン:私達が力を合わせれば、どんな敵にも負けない!

 

輝夜:その意気よ!頑張って行きましょ!

 

妹紅:燃えて来たぞ!

 

怪物へと変貌した月の王との戦いが始まった。一方・・・

 

豊姫:依姫!依姫!起きなさい!

 

依姫:ん・・・御姉様・・・私は・・・

 

先に起きた姉に起こされる妹の図である

 

豊姫:今の今まで気を失っていたのよ。あの子達に負けてね。まぁそれは私もだけど。

 

依姫:くっ・・・私とした事が、地上の者達に不覚を取るとは・・・

 

直後に、部屋が激しく揺れ始める

 

依姫:じ、地震?何故此処でそんな現象が・・・

 

豊姫:おかしいのはそれだけじゃないわ。何か禍々しい気を感じない?

 

豊姫に言われ、辺りの気を探る依姫。すると、大広間から邪悪な気の反応を感知した

 

依姫:コレは、王の気?いや、しかし・・・この邪気は何事だ?ハッ!まさか、地上人達が我等の王に何かしたと?

 

豊姫:さぁ、それは実際に見てみない事には何とも。

 

依姫:地上人共め、事と次第によっては許しはしない!

 

依姫は、墜ちていた剣を拾い、一足先に大広間に向かって移動を開始した

 

豊姫:さて、私は・・・

 

豊姫は、何処かに連絡をした後、依姫の後を追い掛けるのだった・・・




鈴仙が復帰しましたが、月の王が闇の力で怪物へと変貌してしまいました

更に、それを感知した綿月姉妹も再び動き出し・・・

激闘は佳境へ・・・?
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