誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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フランのカナヅチ克服大作戦! 後編


第377話

フランのカナヅチ克服の為、彼女の泳ぎの特訓に力を貸している紅魔館組(デスクワーク中のレミリア、門番の仕事中の美鈴、悟空を除く)、にとり、はたて。基本的な事は全て教えた後、壁に掴まったバタ足の練習、ビート板を使っての特訓を済ませ、次の段階へ・・・

 

にとり:次は誰かに手を引いて貰って、ゆっくり前に進んでってみようか。

 

フラン:う、うん・・・

 

フランは、不安そうな表情を見せた

 

にとり:不安かい?まぁそうだろうね。

 

フラン:・・・

 

はたて:ラディッツ、此処はアンタの出番だよ。フランを支えてあげて。そうすれば、少しは不安も無くなると思うから。

 

ラディッツ:あぁ、分かった。

 

はたてにそう言われ、ラディッツはフランの両手を握り、ゆっくりと前に進み始めた。にとり、はたても彼等の少し横に付いて見守っていた・・・

 

フラン:絶対離さないでね?絶対だよ?

 

ラディッツ:何も心配するな。お前は体を動かす事に集中しろ。

 

フラン:う、うん。

 

ラディッツに手を引かれ、横で付き添うにとりやはたてに応援されながら、コツを掴むまでゆっくりとプールを数周程行き来して行く。そして、遂にその時が来た・・・

 

にとり:いよいよ、特訓の総仕上げだ。何も頼らず、たった1人の力だけで、このプールの端から端(25m)へと辿り着いて見せるんだよ。緊急時だと思った時以外、私達は一切手出しはしないからそのつもりで。

 

フラン:う、うん!

 

はたて:私達はゴール地点に居て見守ってるから、しっかりね。

 

そう言いつつ、他の面々はフランをスタート地点に残してゴール地点へと移動した。そして、フランは壁を蹴ってスタートを切った。特訓当初の様に体が全く動かず・・・と言う事は無く、ゆっくりとした速度ではあるものの、確かに前進している

 

咲夜:その調子です!妹様!

 

小悪魔:頑張って下さい!

 

パチュリー:無理せずゆっくりで良いのよ!

 

フラン:うっ・・・くっ・・・

 

苦しそうな表情を浮かべつつ、遥か先のゴールを見据える。フランは思った。「まだまだこんなに遠い・・・辛い・・・苦しい・・・逃げ出してしまいたい・・・」と・・・

 

ラディッツ:フラン!お前の力はそんなもんか!

 

フラン:!!!

 

ラディッツ:皆がお前を応援している!お前ならやれる筈だ!さぁ、ゴールまで辿り着いて見せろ!

 

フラン:・・・有り難う、御兄ちゃん・・・私、やるよ!

 

その時、フランの顔付きが変わった。泳ぎのフォームは、御世辞にも上手いとは言えないが、それでも徐々にゴールへと近付いていた。残り半分を切り、フランは無我夢中で体を動かした。自分を見守りつつ声援を送ってくれるパチュリー、咲夜、小悪魔、にとり、はたて。先程の言葉以外は声を掛けず、只黙って見守るラディッツ。皆に見守られ、声援を聞きつつ、フランは力を振り絞って進み、遂にゴールである壁へとその手を付いたのだった

 

フラン:ハァ・・・ハァ・・・や、やった?

 

にとり:あぁ、25m泳ぎきったよ。

 

はたて:やったじゃんフラン♪

 

小悪魔:妹様♪

 

咲夜:おめでとうございます!

 

まだ息が荒いままのフランに、にとりとはたて、咲夜、小悪魔が次々と近付いて賞賛を送る。そんな彼女達の少し後に、ラディッツとパチュリーもフランに近付いて行った

 

フラン:御兄ちゃん、パチェ♪私やったよ♪

 

パチュリー:しっかり見てたわよ。

 

ラディッツ:良く頑張ったぞ、フラン。

 

パチュリーは笑顔で答え、ラディッツはフランの頭を優しく撫でた

 

フラン:エヘヘ♪皆の応援の御蔭だよ♪

 

にとり:まだまだ自由自在にとはいかないけど、それはコレから練習を続ければ何とかなるかもね。

 

フラン:れ、練習か・・・

 

にとり:もう止めるかい?

 

フラン:・・・ううん!やるよ!でも、今日は疲れちゃったから、また今度だけど!

 

にとり:それが良いだろうね。無理をする事は無いよ。

 

咲夜:今日は、頑張った妹様への御褒美として、御馳走を御用意させて頂きますね。

 

フラン:やったー♪有難う咲夜♪

 

咲夜:いえいえ、フフフ♪

 

ラディッツ:はたて、にとり。良ければ、お前達も食って行ってくれ。今日の礼もしたいからな。

 

はたて:おっ、マジで?ラッキー♪

 

にとり:それじゃ、御言葉に甘えるとしようかな。期待してるよ?

 

ラディッツ:あぁ、任せろ。

 

その日は、はたてとにとりも加えて豪華な夕飯となった。そして、あっと言う間に2人が紅魔館から発つ時間となった。ラディッツとフランは、彼女達を見送る為に外に出て来ていた

 

はたて:いやぁ、満腹満腹♪

 

にとり:御馳走さん。

 

ラディッツ:御粗末さん。それと、今日は世話になったな。

 

にとり:何の何の。

 

はたて:友達の力になるのは当然でしょ?また何かあったら、気軽に呼んでよね?

 

ラディッツ:あぁ、また頼むよ。

 

フラン:またねー♪気を付けて♪

 

はたてとにとりは、それぞれ軽く挨拶した後、それぞれの居場所に帰って行った

 

フラン:御兄ちゃん。

 

ラディッツ:あん?

 

フラン:えっと・・・今日は本当に有難う♪

 

ラディッツ:おう。

 

笑顔を見せ合いつつ、館の中に入って行く2人であった・・・




色々やりたい話がありますが、また一部のみ・・・

·花見だよ!全員集合!

博麗神社で行われる花見に、共に戦って来た仲間達が大集合!そんなに集まれば、勿論静かになる筈も無く・・・?

·鯨呑亭へようこそ

宇宙船を貸してくれたターレス達と、月での一件で力を貸してくれた面々への礼として、共に飲みに行く事になったラディッツ。しかし、ターレスが一行を連れて行った目的地は、既に閉店しているとある飲み屋で・・・?

·紅魔館でゲーム大会

にとり特製のゲームを皆でやろうと言う話になり、コレまた顔馴染みのメンバーが集まった。どうやら、複数人で魔物を討伐すると言う内容の様だが・・・?


読み返してみると、はたてばっかり出突っ張りですね

作者の好きなキャラとは言え、贔屓して申し訳無い・・・

しかし、上の3作も全て出演予定です(笑)
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