誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ハチャメチャ演劇会!? その3


第383話

寺子屋で行われる演劇会の役者を集める為、翌日から幻想郷を飛び回るラディッツだったが・・・

 

ターレス:ほぅ、ガキ共の為の演劇会の役者ねぇ・・・で、演目は桃太郎と・・・

 

ラディッツ:あぁ、そうなんだ。

 

最初に目星を付けたのは、ラディッツにとっては数少ない同胞で、悪友でもあるターレス率いる新生ターレス一味の所であった

 

ターレス:わざわざ俺達に連絡を寄越したって事は、俺達に力を貸せって事か?

 

ラディッツ:その通りだ。犬と聞いて、最初に思い浮かんだのが椛だったんだ。

 

椛:あのですね。一応言っておきますが、私は犬では無く誇り高き白狼天狗です。狼です!オ·オ·カ·ミ!

 

椛は、特に最後の部分を強調して言った

 

ラディッツ:あぁ、分かってるよ。悪かった。

 

椛:全く・・・

 

ターレス:良いじゃねぇか。最近、ドラゴンボール探しも進んでねぇし、偶には息抜きもしねぇとな。

 

椛:・・・最近、息抜きばかりな気がしますが・・・

 

こいし:細かい事は気にしない気にしない♪

 

椛:・・・

 

ラディッツ:ドラゴンボール探し、上手く行ってねぇのか?

 

ターレス:まぁな。後1つで全部揃うんだが、あれっきり反応がねぇままだ。

 

天子:全く、何処にあるのやら・・・

 

ターレス:まぁそれは兎も角、うちの相棒は貸してやる。精々、可愛がってやってくれや。

 

ラディッツ:スマンな、助かるよ。

 

椛:まぁ良いですけど・・・主役はフランさんで、犬は私と来て、他の役は誰が?

 

ラディッツ:それを決める為に、方々に声を掛けてるんだ。猿は、俺がやっても良いんだがな。

 

天子:猿なら、其処に居るターレスやアンタの弟でも良いじゃない。まんまだし。

 

ラディッツ:俺も最初はそう思ったんだが、カカロットはな・・・

 

椛:駄目なんですか?

 

ラディッツ:アイツの場合、鬼退治のシーンでガチの戦闘になりかねんのだ。以前、王様ゲームとやらをやった時も、奴が罰ゲームを務めた時は加減を知らなかったからな。そもそも、演技が出来るとも思えん。

 

椛:そう言えば、そんな事もありましたっけ。

 

こいし:またやりたいなぁ、王様ゲーム♪

 

ターレス:俺は、正義の味方なんてのは御免だぜ。芝居とは言え、誰かの下に就くのも癪だしな。

 

天子:同じく。

 

「既に隙間妖怪の下に就いてる様な物なのでは・・・」と思った椛だったが、口には出さなかった

 

ラディッツ:そうなると、猿は消去法で俺がやるしかねぇか。

 

椛:良いんじゃ無いですか?貴方が一緒にやるなら、フランさんも喜ぶでしょうし。

 

ラディッツ:だと良いがな。

 

椛:犬と猿は決まりですが、雉はどうするんです?アテがあるんですか?

 

ラディッツ:色々考えたんだが、アイツに任せてみようと思ってな。今から話を付けに行く所だ。

 

天子:アイツって?

 

ラディッツ:地霊殿だ。雉では無いが、矢鱈と羽根が目立つ奴が居るだろ?

 

椛:・・・えっ?それって、まさか・・・

 

そんなこんなで、地底へとやって来たラディッツとターレス一味の面々。野暮用を片付けに行った彼等と別行動を取り、ラディッツは地霊殿の主に会って交渉を開始したが・・・

 

さとり:成る程、話は理解しました。どれだけ御力になれるかは分かりませんが、うちのお空を何なりと御使い下さい。

 

ラディッツ:悪いな、助かるよ。

 

空:私を選んでくれて有難う♪よーし、やるぞー♪

 

ノリノリな空だったが、燐は不安な様子だった。そして、直ぐに耳打ちしつつ話を始めた

 

燐:ちょいと御兄さん。どうしてお空を選んだんだい?

 

ラディッツ:どう言う事だ?

 

燐:御兄さんも知ってる筈だよ?お空の鳥頭っぷりを。芝居ってのは、台本をしっかり記憶出来るかどうか、そして演技力が肝心。親友の事を悪く言いたくは無いけど、どう考えても人選ミスだよ?

 

ラディッツ:それを克服する為に・・・ってんじゃ、理由にならないか?

 

燐:御兄さん、そんな事まで考えて・・・

 

ラディッツ:スマン、嘘だ。

 

燐:うぉいっ!

 

燐は、力一杯ツッコミを入れた

 

さとり:お燐、どうかしたの?

 

燐:いえ!何でもありません!

 

さとり:そう・・・

 

ラディッツ:空はやる時はやる奴だ。俺はそう思ってる。

 

燐:・・・

 

ラディッツは、空に近付いて右手を差し出した

 

ラディッツ:空。こんな事で悪いが、力を貸してくれ。出来ない所は、俺達が全力でフォローする。

 

空:勿論♪頼られたからには、精一杯頑張っちゃうよ♪

 

空は、笑顔でラディッツの手をしっかり握った

 

さとり:お空。やるからには、最後までしっかり役目を果たしなさい。本番は、皆で必ず観に行くわ。

 

空:ハイ!さとり様!

 

さとり:そう言えば、ターレスさんも地底に来られてる様ですが、どうして別行動を?

 

ラディッツ:野暮用だと言ってたが・・・アイツは気紛れだからな・・・兎に角、役者が集まったら劇の稽古の打ち合わせもあると言ってたし、暫くの間空を借りてくぞ。

 

さとり:えぇ、どうぞ。芝居、頑張って下さい。陰ながら応援しています。友達として。

 

ラディッツ:有難うよ。

 

さとりに許可を貰い、空と共に地霊殿を出発したラディッツ。地上への道中、別行動を取っていたターレス達と合流したが・・・

 

ターレス:ラディッツよ。今度の演劇会、俺達も参加してやるよ。

 

ラディッツ:どう言う風の吹き回しだ?さっきは嫌がってただろ?

 

ターレス:気が変わったのさ。但し、正義側じゃねぇけどな。

 

ラディッツ:つー事は・・・

 

椛:早い話が、鬼ヶ島の鬼役と言う事です。既に役の決まっている、私以外の人達がですけどね。

 

こいし:そう言う事♪

 

天子:軽い暇潰しくらいにはなるだろうし、付き合ってあげるわ。

 

ラディッツ:・・・

 

空:良かったね、御兄さん♪コレで一気に役者が集まったよ♪

 

ラディッツ:あぁ、まぁな。アリス達にも、良い報告が出来そうだ。

 

空や椛と話をしながら、地上への道を進むラディッツ

 

天子:それにしても、アイツまで誘うとはね・・・大丈夫な訳?

 

ターレス:何とかなるだろ。

 

天子:ま、面白ければ何でも良いわ。

 

こいし:御兄さん、楽しみだね♪

 

ターレス:あぁ・・・ククク・・・

 

どうやら、ターレスは他にも誰かを誘った様で・・・役者は徐々に集まりつつあったが、この先どうなります事やら・・・




今の所、決定している役者と役割

桃太郎:フラン

猿:ラディッツ

犬:椛

雉:空

鬼:ターレス、こいし、天子、???

となっています


キャラ設定、紹介コーナー

犬走 椛

妖怪の山で警備を担当している白狼天狗。
しかし、妖怪の山での一件で、地獄から蘇ったナッパにより仲間の白狼天狗達が皆殺しにされてしまった。
その敵討ちに力を貸してくれ、「ドラゴンボールを集めて殺された仲間達を蘇らせてやる」と言うターレスに恩義を感じ、現在は山の警備を一旦休業し、彼の忠実な部下兼相棒を務めている。(ラディッツ達との仲も決して悪くは無く、寧ろ良好)
忠誠は誓っているものの、生真面目な性格故にターレスや後述の仲間達の自由奔放さ等に日々振り回され、頭を抱える苦労人。
ターレスとの修行により、日々戦闘力を高めている。
主な戦闘スタイルは、携えた大剣と盾による接近戦と体術だが、気もそれなりに扱える。
能力は千里眼で、移動せずとも幻想郷のあらゆる場所の様子を見る事が可能。
弱点(性感帯?)は尻尾の付け根で、悪戯や御仕置きにより其処を弄られて悶絶している事が多々ある。


古明地 こいし

地霊殿の主で覚り妖怪である古明地さとりの実の妹。
地霊殿の一件で、ペットの燐と共にスラッグやその部下達の手から逃れて地上に逃げて来た所で、ラディッツ達と出会い、彼等と共に戦い抜いた。
その事件の解決後、持っていたドラゴンボールをプレゼントする代わりにと、自ら進んでターレスの仲間になった。
ターレスを御兄さんと呼び慕っており、妙にウマが合う様である。
妹と言う立場の為か、フランとも仲良しで、会う度にじゃれあっている描写がある。
無邪気で自由奔放、悪戯好きな性格をしており、ほぼ毎日の様に何かしらの悪戯を決行する。
その被害者は大体椛で、後述の能力を使い、入浴している椛にこっそり近付いて尻尾や胸を攻めたり、唐突に彼女の真後ろから飛び蹴りを叩き込んで吹っ飛ばしたり等々。(因みに、本人はじゃれあってるつもりであり、悪意は無い)
ターレス達と違い、ガチでの戦闘描写は描かれていないが、設定ではターレス達と毎日トレーニングもしている為、全く戦えない訳では無い。(主に弾幕による戦いを得意としている)
彼女の能力は無意識を操ると言う物で、彼女がその気になれば、彼女が目の前に居ても全く気配を感じ取れず、姿を視認する事も不可能。(地霊殿でのスラッグとの戦いで、彼の耳元に口笛を仕掛ける際に能力を使用し、フランに撹乱されている彼にひっそりと接近していた描写がある。その際、スラッグは彼女の存在、気に全く気付いていなかった)


比那名居 天子

天界に住む不良天人。
ターレス達が天界にドラゴンボールを探しにやって来た際に出会い、すったもんだの末に持っていたドラゴンボールを彼等に譲り渡した。
ターレスとタイマンで勝負したが、彼と互角以上の戦いを繰り広げ、彼の取って置きの必殺技(メテオバースト)を無抵抗で受けても倒れず、それ所か逆に快感で喜び、「もっとやりなさい!」と懇願する程。
その様子は、ターレスや周りの面々が引く程。(要するに、生粋のマゾ)
それ故に、ターレスが付けた彼女のアダ名が変態女。
その後、ターレスを気に入り、彼等と共に天界にある精進と時の部屋(元ネタは、ドラゴンボールに出て来る精神と時の部屋)で修行をし、無事に修行を完遂した。
修行を終えた後、天子はターレス達の旅に同行する為に父親に許可を貰いに行ったが、ターレス達は天子への伝言を彼女の従者である永江衣玖に頼み、天界を後にした。
後に彼等の気を辿り、紫の屋敷で悟空と手合わせをしているターレスの所に乱入する形で再登場。
父親に許可を得る事は出来なかったと語り、最早家出同然で強制的にターレス一味に加入。(新生クラッシャー軍団結成の瞬間である)
ワガママで勝ち気、常に自信満々であり、ターレスやこいし同様に何者にも縛られたがらない自由奔放な所もあり、彼女もまた椛の悩みの種の原因となっている。(新生クラッシャー軍団は、椛を除いて軒並み我と癖が強い)
一味の中でも一際戦闘力が高く、非想の剣と呼ばれる剣と、自身の能力である地震を起こす力、桁外れの防御力によるバリバリの接近戦を得意とする、生粋の戦闘員。
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