誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第396話

守矢神社に奇襲を仕掛けて来た正邪とクラウンピース及び無数のクローン戦士達に大苦戦している特戦隊(隊長不在)と魔理沙、文。ピンチを打破すべく、神社の中で仙豆を探している早苗の元に、二柱の一角である諏訪子と隙間妖怪の紫が姿を現した。彼女達の口から、早苗が拾って来た蛙の正体が行方不明だった特戦隊隊長のギニューであると明かされる・・・

 

早苗:一体、何があってこんな姿に・・・

 

紫:彼は、他人と体を入れ替える技を持ち合わせてるのよ。で、強い相手と出会う度に自分の体と相手の体を取り替えていたんだけど・・・

 

早苗:まさか、そのせいでこんな事に?

 

紫:えぇ。ちょっとした妨害にあって、その結果ね・・・

 

早苗:何とかならないんですか?

 

紫:何とかって言われてもねぇ・・・

 

諏訪子は、ゆっくりと蛙(ギニュー)の方へ歩み寄る(蛙の姿なので、台詞はあっても早苗達にはゲロゲロとしか聞こえません)

 

ギニュー:な、何だ!?

 

諏訪子:落ち着いて聞くんだよ。今、アンタの部下達がこの神社の為に戦ってる。このピンチを打破すべく、アンタの力を借りたいんだ。

 

ギニュー:やはりアイツ等が此処に・・・しかし、この姿でどうしろと言うんだ・・・

 

諏訪子:こう言う時こそ、早苗の能力の出番だ。

 

早苗:へっ?

 

諏訪子:アンタの奇跡の力で、コイツを元の姿に戻してやるんだ。

 

早苗:な、成る程!その手がありましたか!

 

ギニュー:うーむ・・・占い等は毎日チェックしていたし、奇跡を信じていない訳では無いが・・・奇跡って、そんな意図的に起こせる物なのか?

 

諏訪子:それが出来るんだよ。うちの早苗ならね。

 

ギニュー:フム・・・って、何故俺が言っている事が分かった!?

 

諏訪子:細かい事は言いっこ無し!モタモタしてる時間は無いよ!

 

ギニュー:何だか良く分からんが、やれるなら是非やってくれ!

 

諏訪子:早苗、準備するんだ!

 

早苗:分かりました!やってみます!

 

早苗が星型の模様の陣を描き、その真ん中に蛙(ギニュー)を配置すると、直ぐに陣が眩く輝き出した。その間、紫は隙間の力で彼の本体を探っている

 

諏訪子:隙間妖怪!どうだい?

 

紫:・・・見付けた!準備は良い?

 

早苗:いつでもどうぞ!

 

紫:では・・・召喚!

 

紫の隙間の中から、紫色の体色と頭の両側に黒い角が生えた大柄な体格の男の体が出現した。それと同時に、その男の体と蛙の体の2つが光を放った

 

諏訪子:今だ♪早苗♪

 

早苗:チェーンジ!

 

2つの体の口から一筋の光が出現し、“何か“が入れ替わり、そして光は消えた

 

ギニュー:お・・・お・・・おぉぉぉぉーっ!

 

紫色の体食の男は、自分の体を確認し、その感覚が嘘では無い事を確信し、喜びの余り声を上げた

 

ギニュー:戻った・・・体が戻ったぞ!正に奇跡だ!そうとしか言い様が無い!

 

ギニューは、感激に打ち震えている

 

早苗:どうやら、儀式は成功したみたいですね♪

 

紫:その様ね。

 

ギニュー:もう二度と戻れない物と覚悟していたが、まさかこんな事が・・・有難う!何と礼を言って良いか分からんが、兎に角有難う!

 

ギニューは、尚も感激した様子で早苗を軽々と抱え上げた

 

早苗:ち、ちょっと!?

 

諏訪子:コラコラ!感激してるのは分かるけど、急に女の子を抱き上げるもんじゃないぞ?

 

ギニュー:ス、スマン!嬉しさの余り、体が勝手に!

 

ギニューは、謝りながら早苗の体をゆっくりと下ろす

 

早苗:それにしても、あの蛙の中身がこんなに筋骨隆々の男性だったとは思いませんでした。見るからに鍛え上げられていますね。

 

ギニュー:日々のトレーニングは欠かしていないからな。と言っても、蛙になってからは鍛えられていないが・・・

 

早苗:ですよね・・・

 

紫:えーっと・・・御取り込み中の所悪いんだけど、外で起きてる事は放置で良いの?

 

早苗:あ!そうでした!えっと・・・

 

ギニュー:何も言うな。状況は概ね理解している。まずは外の連中を急いで片付けて来るとしよう。詳しい話はそれからだ。

 

早苗:そうですね。

 

ギニューに続き、早苗も急ぎ駆け出した

 

諏訪子:早苗、ちょい待ち!

 

早苗:はい?

 

諏訪子:忘れ物だよ。

 

諏訪子は、仙豆の入った小袋を手渡した

 

早苗:諏訪子様が持ってたんですか。道理で見付からない訳です・・・

 

諏訪子:そして、私も一緒に行くよ。この守矢に喧嘩を吹っ掛けた事、後悔させてやらなきゃね。ククク・・・

 

諏訪子は、闇笑いを浮かべる。それを見た早苗は、背筋が凍る様な感覚を感じたそうな・・・

 

紫:私は別の用事があるから、コレで失礼するわね。頑張ってね。

 

そう言うと、紫は隙間に入りその場から移動した

 

ギニュー:話は終わったか?

 

早苗:あ、はい!スミマセン!

 

諏訪子:いつでも行けるよ!

 

ギニュー:よーし!それでは出陣だ!

 

ギニュー、早苗、諏訪子は神社の外へ向かって駆け出した




隊長の活躍は次回!
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