誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ゆっくりしてってね


第4話

ラディッツが幻想入りした経緯を説明した後…

 

霊夢:そう…弟さんとその仲間達を守る為にね…

 

紫:えぇ。

 

ラディッツ:紫から聞いた話が本当なら、俺の仲間達は結局生きてて、地球に降りて戦いになったらしいがな。

 

霊夢:だとしても、アンタの弟さん達はソイツらに勝ったんでしょ?

 

ラディッツ:らしいな。と言っても、見てないから知らんが…

 

霊夢:まぁ何にしても、無事なら良かったんじゃない?

 

ラディッツ:まぁな。アイツらなら、コレから先何があろうと宜しくやってくだろうよ。そう言えば…紫、聞き忘れた事があったんだが…

 

紫:何?

 

ラディッツ:カカロット…弟達が無事なのは良いんだが、地球でソイツらと戦った俺の仲間はどうなったんだ?

 

紫:何故そんな事を?

 

ラディッツ:あんな奴等とは言え、共に戦った仲間だからな。どうなったのか、少しばかり気になってよ。

 

紫:…お仲間さんの内、1人はお亡くなりになったみたい。もう1人は、ボロボロになりながらも地球を脱出したわ。

 

ラディッツ:そうか…生き残ったのは、恐らく強い方の奴だろうな。

 

紫:他に何か知りたい事は?

 

ラディッツ:そうだな…俺がまだガキの頃、割と良く連んでた奴が居てな。長らく会ってないが、今達者でやってるのか気になって来ちまった。

 

紫:その人の名前、それと特徴は?

 

ラディッツ:奴の名は…(その者の名、特徴を簡単に伝える)

 

紫:…残念ながら、その人の情報は分からないわ。

 

ラディッツ:そうか…

 

紫:お役に立てなくてごめんなさいね。

 

ラディッツ:構わん。少し気になっただけだからな。

 

霊夢:えっと…話は終わった?

 

ラディッツ:あぁ。

 

霊夢:なら、悪いけど今日は帰って貰えるかしら?私、今からちょっと用事があるから。

 

紫:貴方の用事って言うと…やっぱり異変絡み?

 

霊夢:いや、最近目立った異変は起きてないけど…そうじゃなくて、ある奴に呼び出されてんのよ。

 

紫:誰に?

 

霊夢:紅魔館の主よ。事情は会ってから話すから、とにかく来てくれって言われてるの。

 

紫:何かしらね…

 

霊夢:さぁ?ただ、あんまり良い予感はしないのよねぇ…

 

紫:・・・

 

ラディッツ:おい、何の話をしてるんだ?

 

霊夢:ちょっと面倒な事が起きそうって話よ。

 

ラディッツ:そうか?

 

霊夢:うーん…そうだ!アンタ、今暇よね?

 

ラディッツ:コレと言って用事は無いが?

 

霊夢:なら、ちょっと付き合いなさいな。

 

ラディッツ:あん?

 

 

紫:霊夢、彼はまだ此処に来たばかりなのよ?それなのに、いきなり何言って…

 

霊夢:別に良いじゃない。それに、コイツ見た目はそこそこ強そうだし。万が一の保険…みたいな?

 

ラディッツ:見た目は…ね…

 

紫:保険って…大体、何か起きると決まった訳じゃ…

 

霊夢:嫌な予感がするのよ。巫女の勘って奴?

 

紫:・・・

 

ラディッツ:何が何だかさっぱり分からんが、とにかく貴様に付き合えば良いのか?

 

霊夢:えぇ。ほら、早速行くわよ。

 

ラディッツ:へいへい…

 

全員、紅魔館へ移動




幻想入り早々に厄介事…

この話は、紅霧や春雪異変の後の話です

但し、異変が無いとは言ってません

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