ラディッツが幻想入りした経緯を説明した後…
霊夢:そう…弟さんとその仲間達を守る為にね…
紫:えぇ。
ラディッツ:紫から聞いた話が本当なら、俺の仲間達は結局生きてて、地球に降りて戦いになったらしいがな。
霊夢:だとしても、アンタの弟さん達はソイツらに勝ったんでしょ?
ラディッツ:らしいな。と言っても、見てないから知らんが…
霊夢:まぁ何にしても、無事なら良かったんじゃない?
ラディッツ:まぁな。アイツらなら、コレから先何があろうと宜しくやってくだろうよ。そう言えば…紫、聞き忘れた事があったんだが…
紫:何?
ラディッツ:カカロット…弟達が無事なのは良いんだが、地球でソイツらと戦った俺の仲間はどうなったんだ?
紫:何故そんな事を?
ラディッツ:あんな奴等とは言え、共に戦った仲間だからな。どうなったのか、少しばかり気になってよ。
紫:…お仲間さんの内、1人はお亡くなりになったみたい。もう1人は、ボロボロになりながらも地球を脱出したわ。
ラディッツ:そうか…生き残ったのは、恐らく強い方の奴だろうな。
紫:他に何か知りたい事は?
ラディッツ:そうだな…俺がまだガキの頃、割と良く連んでた奴が居てな。長らく会ってないが、今達者でやってるのか気になって来ちまった。
紫:その人の名前、それと特徴は?
ラディッツ:奴の名は…(その者の名、特徴を簡単に伝える)
紫:…残念ながら、その人の情報は分からないわ。
ラディッツ:そうか…
紫:お役に立てなくてごめんなさいね。
ラディッツ:構わん。少し気になっただけだからな。
霊夢:えっと…話は終わった?
ラディッツ:あぁ。
霊夢:なら、悪いけど今日は帰って貰えるかしら?私、今からちょっと用事があるから。
紫:貴方の用事って言うと…やっぱり異変絡み?
霊夢:いや、最近目立った異変は起きてないけど…そうじゃなくて、ある奴に呼び出されてんのよ。
紫:誰に?
霊夢:紅魔館の主よ。事情は会ってから話すから、とにかく来てくれって言われてるの。
紫:何かしらね…
霊夢:さぁ?ただ、あんまり良い予感はしないのよねぇ…
紫:・・・
ラディッツ:おい、何の話をしてるんだ?
霊夢:ちょっと面倒な事が起きそうって話よ。
ラディッツ:そうか?
霊夢:うーん…そうだ!アンタ、今暇よね?
ラディッツ:コレと言って用事は無いが?
霊夢:なら、ちょっと付き合いなさいな。
ラディッツ:あん?
紫:霊夢、彼はまだ此処に来たばかりなのよ?それなのに、いきなり何言って…
霊夢:別に良いじゃない。それに、コイツ見た目はそこそこ強そうだし。万が一の保険…みたいな?
ラディッツ:見た目は…ね…
紫:保険って…大体、何か起きると決まった訳じゃ…
霊夢:嫌な予感がするのよ。巫女の勘って奴?
紫:・・・
ラディッツ:何が何だかさっぱり分からんが、とにかく貴様に付き合えば良いのか?
霊夢:えぇ。ほら、早速行くわよ。
ラディッツ:へいへい…
全員、紅魔館へ移動
幻想入り早々に厄介事…
この話は、紅霧や春雪異変の後の話です
但し、異変が無いとは言ってません