誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ゆっくりしてってね


第40話

宴会の最中、突如隙間から紫が姿を現し、皆に呼び掛けた

 

紫:御歓談中の皆様。本日は、私の急な決定にも関わらず、こんなに沢山集まって頂き、誠に有難うございます。本日集まって頂いたのは、他でもありません。この度、私達の新たな仲間になる事になった人達を紹介する為です。外来人の御二方、どうぞ此方へ

 

ラディッツ:あん?

 

ターレス:俺達の事だな…

 

文:ほらほら、呼ばれてますよ

 

鈴仙:スミマセーン!道を空けて下さーい!

 

フラン:御兄ちゃんの御通りだー

 

ラディッツ:お、おい!手を引っ張るな!

 

ターレス:こんな事しなくても、自分で歩けるっての…

 

文や鈴仙、フランに連れられ、皆の前に移動するサイヤ人コンビであった

 

紫:既に知ってる人も居るだろうけど、改めて紹介しておきますね。彼等が、外の世界からこの幻想郷にやって来た…

 

ラディッツ:サイヤ人、ラディッツだ。

 

ターレス:同じく、ターレスだ…

 

紫:彼等は、そう遠くない未来に私達の希望の星となってくれる存在です皆さん、仲良くしてあげて下さいね

 

紫がそう言い終わると同時に、宴会場所となっている博麗神社の方々から歓声や拍手が巻き起こる。そして、賑やかな宴会が再開したのだった

 

ターレス:何なんだ、この空気…

 

ラディッツ:紫よ。アンタが宴会を企画したのは、コレがやりたかったからなのか?

 

紫:えぇ、その通りです。1人でも多くの幻想郷の人達に、貴方達の事を知って貰いたかった。だから、こうして貴方達を紹介する場所を作ったんです。

 

ラディッツ:にしても、さっきのはどうなんだよ?

 

紫:さっきのとは?

 

ターレス:俺達の事を、希望の星とか言っただろうが…

 

ラディッツ:あまり持ち上げてくれるな。ガキの頃から、戦闘力やら何やらで散々バカにされて来てたから、そう言うのは慣れてねぇんだよ。

 

紫:貴方達が、過去に色々と辛い目にあっていたのは承知しています。しかし、此処にはそんな人達は居ません。皆も、そして私も…貴方達を心から歓迎しているんですから。

 

ラディッツ:・・・

 

ターレス:紫、奴等にあの事を教えなくて良いのかよ?

 

紫:あの事?

 

ターレス:白々しい女だ…地獄の奴等が蘇り、此処に送り込まれた件に決まってんだろうが。

 

紫:その事なら、既に皆知っていますよ。

 

ターレス:何だと?

 

紫:私と、私の式神達…そして、天狗の情報網により、既に周知しています。

 

ラディッツ:にも関わらず、こんなに呑気にしてて良いのか?

 

紫:皆、いざと言う時は頼りになる人達ばかりですから。それに…

 

ラディッツ:それに…何だよ?

 

紫:貴方達も居ますから

 

ラディッツ:・・・

 

ターレス:やれやれ…どいつもコイツも、こんなんばっかりかよ…

 

その後、サイヤ人コンビの歓迎会と言う名目で、遅くまで宴会が続いた。宴会を終えた後の博麗神社には、参加した人達が置いて帰った空き瓶やゴミが至る所に散乱していた。それらを片付けるハメになった霊夢は、賽銭も入れずに騒ぐだけ騒ぎ、挙げ句片付けを人任せにして帰った無責任な人達に怒りを露にしつつ、その全てを片付けた。しかし、彼女は暫く御機嫌斜めのままだったそうな…




はい、宴会はコレで終わりです

次から、新しい章に入りますよ

地獄から蘇った強敵、その初戦の相手とは…
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