復活したギニューの助力もあって、守矢神社に奇襲を仕掛けて来た正邪、クラウンピース率いるクローン戦士達を撃退し、神社に一時の平和が戻った。そして、茶の間で御茶と茶菓子を楽しみつつ、まずは軽く自己紹介をした後、ジース達が幻想郷にやって来た経緯とそれからあった事を話した
ギニュー:そんな事があったのか・・・どうやら、部下達が色々と世話になった様だな。感謝するぞ。
ギニューは、ゆっくりと頭を下げる
魔理沙:良いって事よ。
早苗:ですです♪私達は、当然の事をしたまでですから♪
文:時に・・・えっと・・・貴方の事を呼ぶ時、どの様な呼び方が良いですかね?
ギニュー:特に気にはしないが・・・そうだな・・・俺の事は、気軽に隊長とでも呼んでくれ。
文:では、隊長さんと・・・
ギニュー:うむ。
そんなこんなで、ギニューが幻想郷にやって来てから此処に至るまでの経緯を聞く事になったのだった
文:いきなりですが、まず何故あんな姿になっていたんですか?
ギニュー:俺は、強い戦士を見付けるとソイツと体を入れ替える事で更なる強さを手に入れて来たんだが・・・最後に呼び出された星での戦いで、その力を使おうとした所、妨害にあってしまってな。結果があの有り様と言う訳だ。思い出しただけでも腹立たしい・・・
魔理沙:それで、強い奴どころか蛙なんかと入れ替わったのか・・・
ギニュー:うむ。失意と絶望の中で星をさ迷っていた俺だったが、何やかんやあって星の崩壊が始まってしまった。
魔理沙:何やかんやって・・・
早苗:そんな・・・隊長さんは、その時に御亡くなりになってしまったんですか?
魔理沙:いやいや、だったら今私達の目の前で語ってる奴は誰なんだよ・・・
早苗:あ、そっか・・・
ギニュー:その通り。俺は、その時は死んでいないぞ。とは言え、最早生き残った隊員達は誰も居らず、もうどうでも良いと諦めていた。そんな時だった。突然、足元に見慣れない異空間が出現し、俺はその中に落ちてしまった。
文:えーっと・・・因みに、その異空間と言うのは?
ギニュー:ほんの少ししか見てはいないが、確か紫のバックで不気味な目玉が多数あったが・・・
文:それって、やっぱり・・・
魔理沙:アイツのだよなぁ・・・
早苗:ですねぇ・・・
ジース:それで、その後隊長はこの世界に?
ギニュー:結果的にはそうなるんだろうな。次に気が付いた時には、俺は見知らぬ場所に居た。一瞬あの世かとも思ったが、見れば見る程地獄とは程遠い、自然に囲まれたのどかな景色が広がっており、すぐにあの世では無いと悟った。
文:フムフム・・・それで?
ギニュー:姿は蛙のまま・・・地獄で無い以上、戦死した隊員達との再会も叶わない・・・一生このままか・・・とそんな事を思いつつ、右も左も分からないまま、辺りをさ迷い歩いていた・・・しかし、それからの日々は本当に地獄でしか無かった・・・
文:と言うと?
ギニュー:聞くも涙!語るも涙!それからの俺の大冒険、とくと聞かせてやるとしよう!
魔理沙や早苗、隊員達が注目する中、ギニューは幻想郷に飛ばされてから今までに経験した事を語り始めた
ギニュー:ある時は、規格外のデカさの大蛇に食われそうになり!ある時は、雌の蛙(しかも不細工←此処重要)に一目惚れされてあちこち追い掛け回され!命からがら逃げ仰せたと安心したのも束の間、見るからに頭の悪そうな青い髪のガキに凍り漬けにされたり!
諏訪子:んん?見るからに頭の悪そうなガキ・・・
魔理沙:・・・おい、それってまさか・・・
文:えぇ、恐らく・・・と言うか、ほぼ確実に・・・
早苗:アハハ・・・
ギニュー:そんな事がほぼ毎日の様に続いた。夜になると疲れ果て、ふと目を閉じた・・・その度夢に見るのは、戦死した可愛い部下達・・・つまりお前達との楽しい思い出ばかり・・・休みを合わせて色々な所に遊びに行った事、共に戦い戦果を挙げた事・・・しかし、目が覚めれば其処には誰も居ない・・・もう二度と、あの頃には戻れん・・・余りの寂しさと切なさに、何度涙を流したか分からん・・・
ギニューは、涙を流しながらそう語る。特戦隊の隊員達と早苗は、思わず貰い泣きをしながら彼の話を聞いていた
ギニュー:そうしている内に、俺は何も知らないままこの神社の近くへとやって来ていた。しかし、逃げ回りながらの生活だった為にまともに飲まず食わずのまま、全身がボロボロの状態ではそれ以上動き回る事は出来ず、遂に力尽きて倒れてしまった。そうして、俺の意識は遠退いていった・・・
諏訪子:で、其処に偶然通り掛かった早苗がそんなアンタを見付けて拾って来たと・・・
ギニュー:そうなるな。気が付いたら、この神社の水槽の中だった。復活させて貰ってすぐ、戦場に駆け付けてみたら驚いたぞ。戦死した筈の部下達が全員揃っていて、見知らぬ奴等と一緒に元気にしていたんだからな。今度こそあの世に来たのかと、一瞬思ってしまった程だ。
そう言い終わると、1人ずつ隊員達の顔を見渡す
ギニュー:リクーム、バータ、グルド、ジース。またお前達の元気な姿を見られて、俺は本当に嬉しいぞ。
リクーム:隊長!
バータ:俺達も嬉しいです!また全員揃う日が来るとは!
グルド:生きてるって信じてましたよ、隊長!
ジース:御帰りなさい、ギニュー隊長!
ギニュー:お前達!
ギニューと隊員達は、互いの無事を喜びながら抱き合った
早苗:良かった・・・本当に・・・
魔理沙:だなぁ。
その光景を、目を細めて眺める魔理沙達。そんな彼等の元に、毎度の様に突如として出現した紫の隙間の中から、紫と神奈子を従えた時の界王神が姿を現した
時の界王神:皆揃ってるかしら?
早苗:時の界王神様!それに紫さん、神奈子様も!
神奈子:いやぁ・・・隙間妖怪達から聞いたよ。私が留守にしてる間、色々あったってね。
早苗:そうなんです。でも、何とかなりましたよ♪
紫:その様ね。
ギニュー:あーっと・・・
早苗:隊長さん。紫さんとは先程会っていると思うので、後の御二方を紹介しますね。まずは・・・
早苗は、ギニューへ時の界王神と神奈子について簡潔に紹介する
ギニュー:成る程、アンタ達が先のジース達の話に出た神様だったか。部下達に新たな居場所をくれた事、心から感謝する。
ギニューは、時の界王神や神奈子に向けて紳士的に御辞儀をした
神奈子:色々あったとは聞いてるけど、まぁ元気そうで何よりだね。
時の界王神:一応聞くけど、体の方は大丈夫なの?
ギニュー:蛙になっていた時間が長かったせいか、体に少しばかり鈍りを感じてはいるが、それ以外に異変は感じられん。頗(すこぶ)る健康体だ。
時の界王神:それは良かったわ♪さて・・・挨拶はコレくらいにして、そろそろ本題に入らせて貰っても良いかしら?
ギニュー:本題?
時の界王神:えぇ・・・
時の界王神は、今この幻想郷が謎に満ちた黒幕とその仲間達、そして地獄から復活した極悪人達の手で危機に晒されており、その者達と戦うべく、少しでも戦力が欲しいと言う事。ジースら隊員達がそれに協力していると言う事。そして、先に外の世界から来ているラディッツ達の事等を細かく説明した
時の界王神:と言う訳なの。
ギニュー:随分懐かしい名前を聞いたものだ・・・そして、この世界はそんな大事になっているのか・・・
時の界王神:其処で、復活早々で悪いんだけど、私達に貴方のその力を貸して貰えないかと思ったんだけど・・・どうかしら?
ギニュー:わざわざ頼まれるまでも無い。良い様に利用され、挙げ句切り捨てられた可愛い部下達に、こうして新たな居場所を与えてくれた恩もある。このギニュー、幻想郷の平和の為に全力を尽くすと、この場で誓おうじゃないか。
時の界王神:有難う。頼もしいわ。
魔理沙:よっしゃ♪コレでまた、奴等との戦いが楽になるな♪
文:そうですね。
時の界王神:紫、神奈子、諏訪子。彼等の事を宜しくね。
諏訪子:了解。
紫:御任せ下さい。
神奈子:時の界王神様の仰せのままに。
リクーム:うぉーっ!隊長が居れば百人力だぜ!
ギニュー:お前達!俺達5人が全員揃ったらやる事と言えば何だ!
リクーム:そりゃあ勿論!
バータ:アレで決まりだよな!
ジース:やりましょう!隊長!
グルド:隊長!
ギニュー:よーし!行くぞ!
特戦隊の面々は、それぞれの位置にスタンバイし、そして・・・
リクーム:リクーム!
バータ:バータ!
ジース:ジース!
グルド:グルド!
ギニュー:ギニュー!
5人:皆揃って!ギニュー特戦隊!
全員ノリノリで決められたポーズを取った
リクーム:いやぁ、決まった決まった♪
グルド:この感じ、久し振りだ!
ジース:やっぱり、全員揃うと格好良さが違うぜ♪
バータ:ギニュー特戦隊、完全復活だ!
魔理沙:アハハ♪やっぱり面白い奴等だな♪
文:復活の記念に、写真を何枚か宜しいですか?
ギニュー:構わんぞ。格好良く撮ってくれよ?
文:勿論ですとも♪
互いに喜びを分かち合う隊員達と、それを見て笑顔を見せる魔理沙達。早苗もそれを喜んでいたが・・・
早苗:でも、少しだけ寂しくもあります・・・
魔理沙:寂しい?何でだよ?
早苗:隊長さんが復活されたのは、本当に喜ばしい事です。しかし、彼が隊長職に復帰されるなら、隊長代理としての私の役目はコレで御役御免になりますから。それがちょっと・・・
文:あ、そう言えば隊長代理をしてたんでしたっけ・・・
ギニュー:代理としての役目は終わっても、寂しがる事は無いぞ?
早苗:えっ?
ギニュー:お前さえ良ければ、お前を我が隊6人目のメンバーとして隊に迎え入れたい。
早苗:ほ、本当ですか?
その言葉を聞き、早苗は目を輝かせる
ギニュー:あぁ。他の隊員達とも仲が良い様だし、お前ならば誰も文句は言うまい。どうだお前達?
ジース:早苗なら、俺達も大歓迎ですよ。
グルド:俺も推薦しますぜ、隊長。
バータ:そうだな、そうしろよ早苗。
リクーム:コレからも、一緒に楽しくやろうぜ。嬢ちゃん。
早苗:有難うございます♪是非、宜しく御願いします♪
ギニュー:よーし!そうと決まれば、新隊員の早苗を組み込んだ新たな決めポーズを考えなくてはな!
早苗:格好良いポーズを御願いしますね♪
ギニュー:任せておけ!
早苗を6人目のメンバーに迎え入れ、更に大盛り上がりの面々である
諏訪子:早苗、相変わらずああ言うの好きだねぇ。
神奈子:あんまり早苗に変な事を教えないで欲しい所なんだけどねぇ・・・
時の界王神:まぁまぁ。楽しそうだし、良いんじゃない?それはそうと・・・紫、ギニューがこの世界に来る時に貴方の隙間に落ちたと言ってたらしいんだけど・・・貴方、また寝惚けて隙間を開きっ放しにしてたわね?
紫:そそそ、その様な事があろう筈がございません!
時の界王神:・・・
紫:・・・スミマセン・・・
ジト目の時の界王神に対し、紫は肩を竦めながら謝罪した
時の界王神:全く・・・まぁ迷い込んだのが面倒な奴じゃ無かっただけ幸いだけど・・・気を付けなさいね?
紫:はい・・・
時の界王神:それはそれとして、奴等の総大将の情報はまだ何も?
紫:申し訳ありません。それについては、まだ何も・・・情報を集めようと、動いてはいるのですが・・・
時の界王神:そう簡単に尻尾は出さないか・・・悪いんだけど、引き続き御願いするわね。私の方でも、色々調べてはみるけど。
紫:畏まりました。
そんなこんなで、復活したギニューを新たな戦力に迎え入れ、ギニュー特戦隊は完全復活を果たした。しかし、幻想郷の危機が完全に去るのはまだまだ先の事になりそうである・・・
早苗は、コレ以降ギニュー特戦隊の新メンバーとして大活躍する予定(あくまでも予定)です
勿論、ギニュー特戦隊の面々も
コレにて、守矢神社での戦いは一段落となります
次は、ザーボンや小傘をメインにしたある異変解決の話になります
此処でも新キャラが登場し、そのキャラはザーボン達の新たな戦力としてチームに加入する事になります
新キャラのヒント(答え):和太鼓の付喪神
因みに、外の世界からやって来た面々についての設定
ラディッツ:スパーキングネオのイフストーリー、運命の兄弟編のラスト後、実は紫によって救われていた。
ターレス:劇場版、地球まるごと超決戦の後、地獄に落ちた。魂を洗われた後に紫によってスカウトされた。
ザーボン:スパーキングネオのイフストーリー、美しき野望編のラスト後。地獄に落ちていたが、居場所が無い所を紫にスカウトされた。
リクーム、バータ、ジース、グルド:原作のナメック星編の後。地獄に居たが、黒幕に荷担している21号や正邪の言葉に騙されて利用された。
ギニュー:他の隊員達と同じく、ナメック星編の後。蛙になってしまった後、本来ならば地球に送られるが、此処で運命が分岐して紫の隙間により幻想郷へ。
キャラ紹介
時の界王神
CV :伊藤 かな恵
世界の時を司る界王神。未来の世界(エイジ850)のトキトキ都にある「刻蔵庫」に住んでいる。
見た目は幼い少女だが、実年齢は7500万歳を超える。
性格はお転婆な直情型であるが、堅苦しいのは苦手なのか、悟空やターレスの無礼な振る舞いや口調も笑って許す寛大な所も・・・
自分では気付いていないが、料理の腕は壊滅的で、その料理は悟空や破壊神すらもダウンさせてしまう程
本作の設定
幻想郷には、視察と外来人組の監視と言う名目で度々訪れているが、本当は仕事の合間の気晴らしと言う噂も・・・(あくまでも噂)
ちゃっかり宴に参加して、他の皆と共に食事したりダンスしたり、最上位の神様にしては砕けた感じである為、彼女に親しみを覚えているキャラも多い
紫とは古くからの知り合いであり、紫は彼女に頭が上がらない(時の界王神がかつてクロノアと言う名前だったと言う事も知っている)
一応補足しておくと、神奈子や諏訪子を始め、幻想郷のどの神様達よりも位が高い(全員知り合い)
ターレスやザーボン、ギニュー特戦隊が幻想郷に住む事に賛同した唯一の神様で、他の神様はそれに渋々同意しただけである