誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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新たな章の始まりです


妖怪の山編ー地獄からの刺客ー
第41話


その日、ラディッツは紅魔館地下の大図書館で本の整理の手伝いをしていた

 

小悪魔:スミマセン、ラディッツ様。私の仕事を手伝って頂いて…

 

ラディッツ:構わんさ。戦闘訓練の良い息抜きになるしな。

 

パチュリー:訓練に買い出し、家事全般…そして、異変解決…毎日働いてばかりだけど、ちゃんと休んでるの?

 

ラディッツ:心配無用だ。最近は、何故か分からんが良く眠れるんだ。

 

小悪魔:それって、かなり御疲れだからなのでは…

 

パチュリー:ま、あまり無理はしない事ね。

 

ラディッツ:あぁ。

 

パチュリー:そうそう、忘れる所だったわ。例の物、出来てるわよ。(小さい袋をラディッツに手渡す)

 

ラディッツ:仙豆か。スマンな、助かるぜ。

 

パチュリー:御礼なんか良いわよ。庭のハーブ園をやるついでに、仕方無く作ってるだけだし…

 

小悪魔:何て言ってますけど、実はハーブ園以上に頑張ってるんですよ?

 

ラディッツ:ほぅ…

 

パチュリー:只、作り方が中々難しくてね…今回は、たった2粒しか出来てないわ。他のは、全部未完成な状態なのよ。

 

ラディッツ:それでも、全く無いよりかはマシだがな。

 

パチュリー:あんな小さな物で、瀕死の重傷すら完治するなんてね…目の前で見たのに、未だに信じられないわ。

 

ラディッツ:ま、当然の反応だろうな。

 

小悪魔:そう言えばラディッツ様。ターレス様は、今どちらにいらっしゃるんですか?

 

ラディッツ:アイツは、住む場所がねぇのも気の毒だからってんで、今は紫の所で世話になってるらしい。何かあれば、すぐに連絡が来る筈だ。

 

パチュリー:あの女の所にね…

 

ラディッツ:居場所を見付けるまでの仮住まいって事らしいぜ。紫は、アイツを監視するのも目的なんだろうが。

 

パチュリー:あら、信用無いの?

 

ラディッツ:一応、地獄に居たくらいだからな。

 

パチュリー:フーン…

 

直後、ラディッツのスカウターに通信が入る

 

ラディッツ:スマン、通信が…(通信開始)

 

小悪魔:早速何かあったんでしょうか…

 

パチュリー:さぁね…

 

ラディッツ:おい、そりゃ本当か?

 

小悪魔:あ、コレは多分ビンゴですね…

 

パチュリー:その様ね。

 

ラディッツ:分かった、俺もすぐに向かおう。じゃあ後でな。(通信終了)

 

小悪魔:御仕事ですか?

 

ラディッツ:あぁ。どうやら、妖怪の山と言う場所が多数の奇怪生物共に襲撃されてるらしい。其処に居る連中が応戦してるらしく、俺達はソイツらの援護に向かう事になった。

 

小悪魔:フム、今回は妖怪の山ですか…

 

パチュリー:場所は知ってるの?

 

ラディッツ:知る訳無かろう。まず名前すら知らん。

 

パチュリー:そうでしょうね…

 

ラディッツ:ターレスの他に、案内役として文が同行してくれるらしい。人里で待ち合わせする事になった。

 

パチュリー:そうなの…よいしょっと…(立ち上がり、ゆっくりと歩き出す)

 

小悪魔:パチュリー様、どちらへ?

 

パチュリー:ちょっと妖怪の山までね。

 

ラディッツ:まさか、お前も付いて来るつもりか?

 

パチュリー:えぇ、そのまさかよ。せっかく健康体になった事だし、偶には体を動かさなきゃね。

 

小悪魔:万年引き籠もり生活で、社会不適合者の代表格のパチュリー様がそんな事を…こぁは、嬉しゅうございます

 

パチュリー:こぁ、後で覚えてなさい…

 

小悪魔:スミマセン!調子に乗りました!(背筋をピンと伸ばし、敬礼する)

 

ラディッツ:昔の事はさっぱり分からんが、変われば変わるもんだな。

 

パチュリー:待ち合わせしてるんでしょ?早く行かなきゃ駄目なんじゃない?

 

ラディッツ:その前に、レミリアに一声掛けてからにしようぜ。お前も行くつもりなら、尚更な。

 

パチュリー:それもそうね。こぁ、貴方は此処で本の整理を続けてなさい。

 

小悪魔:了解しました!

 

ラディッツとパチュリーは、大図書館からレミリアの部屋に移動し、今回の事を伝えた

 

レミリア:事情は分かったわ。けど、まさかパチェが率先して動くなんて思わなかったわ。万年引き籠もり生活で、運動とは無縁のこの子が。

 

パチュリー:くっ…どいつもコイツも…

 

咲夜:何はともあれ、パチュリー様が誰かの力になりたいと思われた事は、我々にとって喜ばしい事ではありませんか?

 

レミリア:そうね。

 

パチュリー:そんなんじゃないわよ。私は、体を動かさなきゃと思っただけで…

 

咲夜:では、そう言う事にしておきますね

 

パチュリー:含みのある言い方をするわね…

 

レミリア:コレも、貴方が此処に来てくれた御蔭かしらね?最近のパチェは、前より数段明るくなったと思うわ。

 

ラディッツ:俺が何かした訳じゃねぇさ。コレが、コイツの本来の性格だったってだけだろうよ。

 

レミリア:本当にそれだけかしらね…(ニヤニヤ)

 

ラディッツ:何をニヤニヤしてやがる…とにかく、少し留守にするぜ。

 

レミリア:えぇ。紅魔館の一員として、しっかり責務を果たして来なさい。そして、2人共無事に此処に戻って来る事。良いわね?

 

ラディッツ:あぁ。

 

パチュリー:言われるまでも無いわ。

 

レミリア:よしそれじゃ、行ってらっしゃい

 

紅魔館の外に出た所で、門番をしていた美鈴にも事情を話した所…

 

美鈴:まさか、万年引き籠もり生活で体力&積極性皆無のパチュリー様が、自ら同行を申し出るだなんて…困りましたねぇ、明日は大雨ですか…

 

パチュリー:美鈴…

 

美鈴:はい?

 

パチュリー:遺言は、それで良いのね?

 

美鈴:…はい?

 

パチュリー:仏の顔も三度までよ!覚悟なさい!(美鈴を魔法製の球体に閉じ込め、空中に浮かせる)

 

美鈴:ちょっ…何ですかコレ?三度までって、一体何の事ですか?てか、出られないんですけど?

 

パチュリー:砕け散れ!(手を翳し、美鈴諸共球体を爆発させる)

 

美鈴:ギャーッ!

 

パチュリー:フン…汚い花火ね…

 

ラディッツ:容赦ねぇな、お前…




今回から、妖怪の山編となります

パチュリーが同行を申し出るなんて珍しい感じですが、御付き合い頂ければと思います

最後の美鈴を制裁する所、実は他にも候補がありました

散々な言われ様にキレたパチュリーに、ロイヤルフレアで焼かれてヤ〇チャさせるか、今回の採用案の様に、某宇宙人みたく汚い花火にされるか…

どっちみち、調子こいた美鈴は制裁を受ける運命だった訳ですが(笑)

あ、作者は美鈴嫌いな訳じゃありませんよ

ちょっと脳筋で野心家で調子に乗りやすく、居眠りしては咲夜さんにナイフ挿入されまくるけど、そんな美鈴が好きですが何か?
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