誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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雪の日の遊びとは その5


第410話

紅魔館の前で雪合戦に興じているラディッツ達。現在、互いのチームで2人ずつ脱落し、一旦静かになっている状況である

 

ターレス:少し計算は狂ったが、まぁ2人倒せただけで上々だろう。

 

こいし:でも、厄介な人はまだまだ残ってるよ?

 

ターレス:分かってる。取り敢えず、早めに潰しておくべき奴等を挙げてくか・・・

 

燐:能力的に、アタイ達の考えが筒抜けになるさとり様は脅威になる存在だねぇ・・・それとお空。あの子は頭こそ悪いけど、純粋な戦闘力だけならアタイ達の誰よりも強いよ。

 

こいし:能力的な厄介さで言うなら、千里眼でこっちの動きを見られる狼さん(椛)もそうだよね。

 

てゐ:後は、鈴仙も早めに消しておきたいね。抜けてる様だけど、私達の奇襲にいち早く気付いてたみたいだし、何より戦闘慣れしてるしね。

 

咲夜:それならば、気を感知出来る美鈴もそうね。あの子の感覚は、残しておくと後々面倒になるわ。

 

輝夜:だけど、相手もバカじゃないわ。その辺は良く分かってる筈よ。

 

ターレス:あぁ、その辺は終盤まで残す様に動くだろうよ。

 

小悪魔:ラディッツ様や悟空さんだって、敵に回れば恐ろしい存在なのでは?

 

ターレス:奴等は、戦闘力こそある程度はあるが、他の連中に比べると特殊な能力ってのがねぇしな・・・

 

小悪魔:フム・・・

 

燐:此処はやっぱり、分散させて叩いてくのが良いんじゃないかね?

 

ターレス:となると・・・

 

ああでも無い、こうでも無いと作戦会議中のターレスチーム。因みに、こちらのチームのリーダーは一応レミリアの筈なのだが・・・

 

アリス:ちょこちょこ物騒な言葉が聞こえて来るんだけど・・・コレって、確か雪合戦の筈よね・・・?

 

幽々子:フフフ、皆血気盛んなのね♪

 

レミリア:と言うか、厄介なのばっかりよね向こう側の連中・・・

 

一方のラディッツチームも、同じ様に作戦会議の真っ最中であった

 

さとり:彼等がいつ仕掛けて来るか分かりません。注意しなくては・・・

 

椛:見た感じ、向こうも作戦会議中の様です。今の内に体制を立て直しましょう。

 

ラディッツ:こう言う時、心を読めたり動かずに周囲を見渡せる能力ってのは便利なもんだな。俺もそう言う特殊な力が欲しいぜ。

 

椛:まぁ便利ではありますけどね。

 

鈴仙:師匠に頼んで、そう言う薬を作って貰ってはどうですか?

 

ラディッツ:そりゃ、明らかに怪しい感じがするな・・・

 

はたて:向こうの連中、隙を見せたらヤバい曲者だらけね。

 

天子:ターレスにこいし、幽々子に永遠亭の姫・・・

 

フラン:咲夜の時止めも忘れちゃ駄目だよ。

 

はたて:あー、それもあったか・・・

 

美鈴:ですね。気が付いたら脱落してるパターンだって考えられます。

 

悟空:それやられると、どうしようもねぇな・・・

 

ラディッツ:多人数との戦いのセオリーは、引き離して各個撃破ってのが基本なんだが・・・

 

パチュリー:恐らく、それは向こうも同じ事を考えてる筈よ。

 

ラディッツ:そうだな。兎に角、感知系の能力を持つさとり、椛辺りがやられん様に上手く立ち回る必要があるな。

 

鈴仙:それと、各個撃破の作戦を取るとなると・・・

 

天子:それなら、次はこの私に任せて貰うわよ。さっきの不意打ちの借りも返さないといけない訳だし。

 

ラディッツ:何か策でもあるのか?

 

天子:策って程でも無いけど、まぁちょっとね。えっと・・・地獄鴉と其処の天狗、ちょっと私に手を貸しなさい。

 

空:うにゅ?

 

はたて:えっ?私も?

 

作戦会議は終わり、天子が空とはたてを連れて前線へと歩み出た

 

ターレス:何の真似だ?大人しくやられてくれるのか?

 

天子:まさか。この比那名居天子様が、直々にさっきの借りを返しに来てあげたわよ。

 

ターレス:お前の自信満々な性格は嫌いじゃねぇが、ソイツは少しばかり無謀なんじゃねぇか?

 

天子:それは、私達の攻撃を耐えきってから言うのね。

 

そう言うと、空とはたては空に舞い上がり、それとほぼ同時に天子は地面に掌を付き、大地を激しく隆起させる。そして、岩壁によりレミリアチームの面々を幾つかのグループに分断した・・・

 

小悪魔:あわわ!分断されました!

 

燐:兎に角此処から抜け出し・・・って、足が動かない!?

 

岩壁に閉じ込められた燐と小悪魔の足には、2人を逃がさない様に紫の茨が巻き付いていた

 

小悪魔:何ですかコレ?紫の・・・茨?

 

はたて:それは、私が念写で作り出した茨よ。悪いけど、其処を動かないで貰うわ。

 

燐:くっ・・・さっきの岩壁に気を取られた隙に仕込んだって訳かい!?

 

はたて:そゆ事♪

 

天子:さぁお空!さっきのアレをやっちゃいなさい!

 

空:ゴメンねお燐、悪く思わないでね。それ、発射ーっ!

 

燐:にゃあぁぁぁっ!?

 

小悪魔:ひいぃぃぃっ!?

 

再び制御棒からマシンガンの如く放たれた雪玉は、周りを岩壁に、足を茨で絡め取られて身動きの取れない小悪魔と燐に容赦無く降り注いだ

 

燐:くっ・・・や、やられたぁ・・・

 

小悪魔:無念・・・

 

レミリアチーム、燐と小悪魔、リタイア(残り8人)

 

天子:なかなか上手く行ったわね。それじゃ、一時撤退を・・・冷たっ!?

 

撤退しようとした天子の後頭部に、雪玉が投げ付けられた

 

天子:・・・コレってまさか・・・

 

幽々子:ウフフ♪隙ありよ天子ちゃん♪

 

雪玉が飛んで来た方を振り向くと、其処には優しそうな笑みを浮かべている幽々子の姿があった

 

天子:嘘・・・でしょ・・・

 

幽々子:残念だけど、嘘じゃないわ。貴方は此処でリタイアよ♪

 

天子:ま、まさかの伏兵・・・抜かった・・・勝ち誇って油断した結果か・・・

 

思わぬ伏兵に、ガックリと項垂れる天子だった

 

空:ありゃりゃ・・・天人の御姉さん、やられちゃったよ。

 

はたて:しゃーない。私達だけでも逃げて・・・

 

ターレス:逃がしはしねぇぜ・・・

 

退却しようとしたはたてと空にターレスが奇襲を仕掛け、2人を軽々と組み伏せる

 

はたて:ターレス・・・アンタ・・・

 

ターレス:本当の戦いならコレで死んでる所だが、コイツはゲームだ。ま、詰めが甘かったと諦めるんだな。

 

ターレスは、そう言いつつはたてと空に雪玉を軽く投げ当てた

 

はたて:あーあ・・・私らダサいなぁ・・・

 

空:皆・・・ゴメン・・・

 

ラディッツチーム、天子、はたて、空リタイア(残り8人)。経過時間は約20 分で、両チーム同じ人数となり、戦い(雪合戦)は益々激化する・・・?




両チーム生き残り

ラディッツチーム:ラディッツ、フラン、悟空、パチュリー、美鈴、鈴仙、さとり、椛

レミリアチーム:レミリア、咲夜、ターレス、こいし、幽々子、輝夜、アリス、てゐ
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