誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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雪の日の遊びとは その8


第413話

一面雪景色となった紅魔館の前で、突如行われる事になった雪合戦(と言う名の何か)。2チームに分かれて、互いに互角の戦いを繰り広げていたが、クライマックスに差し掛かろうかと言う時に、その一部始終を監視していた隙間妖怪、八雲紫の乱入により、戦いは中断された。現在、参加者全員が強制的に正座(雪の上に)させられ、事情説明の真っ最中である

 

紫:さて・・・納得の出来る説明をして貰うわよ。何故、あんな風に仲間割れをするに至ったのかを・・・

 

フラン:仲間割れ?

 

こいし:私達が?

 

フランやこいしだけではなく、その場に居る面々はキョトンとしたり顔を見合わせたりしていた。そして、まずはラディッツが口を開いた

 

ラディッツ:待て紫、ソイツは大きな誤解だ。

 

紫:誤解?

 

ラディッツ:俺達はただ、雪合戦をしていただけだ。別に、アンタが考えてた様な事はしてねぇよ。まぁガラにも無くハシャぎ過ぎていたのは認めるがな。

 

他の面々も、彼のその言葉に同意する様に首を縦に振る

 

紫:雪合戦って・・・じゃあ、何であんな物が出て来たりするのよ!

 

あんな物と言って紫が指差したのは、最後に咲夜やレミリアが使ったロードローラーだった

 

レミリア:あぁ、アレはまぁ・・・ねぇ?

 

咲夜:ちょっとテンションが上がった結果と言うか・・・その場のノリと言うか・・・

 

紫:その場のノリであんな物使うんじゃありません!幽々子、貴方が付いて居ながら何をしてるのよ・・・

 

幽々子:まぁそう怒らないでよ♪偶には、こうやって羽目を外して楽しく遊ぶのも良いものよ♪

 

紫:あぁ・・・そう言えば、貴方ってこう言うのは率先して参加するタイプだったわねぇ・・・全くもう・・・

 

幽々子:ウフフ♪あんまり怒ると、小ジワが増えるわよ♪

 

紫:黙らっしゃい!ゆかりん、まだまだ若くてピチピチだから!小ジワなんて一切無いから!

 

笑顔を浮かべつつそう言う幽々子に対して、紫はアニメで良く見る様なキレ顔で彼女の言葉を否定した

 

紫:・・・少し取り乱してしまったわ・・・まぁ何と言うか・・・貴方達は、この幻想郷の貴重な戦力であり、大事な存在でもあるのよ。だから、あんまりアレコレ禁止したりはしたくないのよ。仲良くするのは良い事だけど、くれぐれもやり過ぎない様にして頂戴。

 

ラディッツ:あぁ、スマン。気を付けるよ。

 

紫:御願いするわ。それじゃ、私は帰るわ。色々忙しいから。

 

そう言うと、紫は隙間に入ってその場から移動した

 

妖夢:行きましたね・・・

 

こいし:ねぇねぇ♪次は何する?

 

椛:えっ?まだ何かやる気ですか?

 

こいし:当然でしょ♪だって、全然遊び足りないもん♪

 

フラン:私も♪

 

天子:あぁ言ってるけど、何か提案ある奴は居る?

 

チルノ:フッフッフッ・・・

 

次にやる事をアレコレ思案する面々。そんな時、チルノがニヤリと笑みを浮かべる

 

アリス:何よ?その怪しい笑みは・・・

 

大妖精:チルノちゃん、何か思い付いたの?

 

チルノ:勿論!皆、アタイに付いて来なよ!

 

半信半疑のまま、その場に居た全員が自信満々なチルノに付いて行く。一行が、辿り着いたのは、紅魔館の近くにある霧の湖だった

 

美鈴:此処って、霧の湖ですよね?

 

チルノ:そうだよ。

 

てゐ:確かに、此処も雪は積もってるけどさ・・・こんな所に連れて来て、何するつもりなのさ?

 

チルノ:まぁ見てなって。今から、アタイにしか出来ない事を見せてやる!

 

他の面々が首を傾げる中、チルノは湖の水面にゆっくりと両手を浸けた。そして・・・

 

チルノ:凍り付け!アイスエイジ!

 

チルノがそう叫んだ瞬間、霧の湖が一瞬の内に凍り付いた

 

悟空:いぃっ!?嘘だろ!?湖が一瞬で・・・

 

小悪魔:お、驚きました・・・

 

チルノ:どうだ!今のアタイは、こんな事だって出来るんだぞ!

 

空:凄い凄ーい!

 

さとり:雪景色と言うこの環境により、氷の妖精である彼女の力が桁違いに増幅している・・・そう言う事でしょうか・・・

 

チルノ:さぁ!皆でスケートでもやろう!

 

こいし:わーい♪やるやるー♪

 

フラン:スケート・・・って何?

 

チルノ:知らないなら、アタイが教えてやるよ!一緒にやろう!

 

ルーミア:やるのだー♪

 

フラン:うん♪

 

ターレス:今度はスケートかよ・・・

 

ラディッツ:まぁ遊ぶのは構わんが、また紫が乱入して来る様な事はするなよ?

 

フラン&チルノ&ルーミア&こいし:ハーイ♪

 

そんなこんなで、突然霧の湖で始まったスケート大会。凍り付いた湖の上で、フランはチルノ達に教わりながら初めてのスケートを楽しんだ。他にも、鈴仙が綺麗な姿勢のイナバウアーを決めてラディッツに褒められたり、運動音痴のパチュリーが勇気を出してスケートに挑戦しようとするも、へっぴり腰で全く前に進まず、見かねたラディッツが彼女に手を貸したり、それを見たてゐが鈴仙に対し、「ああやって下手な振りしてれば、事故を装ってラディッツにくっ付けたのにね」とニヤニヤしながら言って鈴仙がガックリと項垂れたり、スケートには不参加の面々が湖の周りに積もっている雪で雪だるまを作って遊んでいたり、ラディッツや美鈴、悟空達が作り上げたかまくらの中で、咲夜や妖夢が七輪で餅を焼いて皆で食べたり・・・コレは、そんな平和な雪の日の話だった




最後の方は、EXステージとして別枠でやろうとも考えましたが、コレまた長くなりそうなのでこんな形で・・・

次回からアナザーサイドとして、その頃人里では・・・と言う感じでやりたいと思います
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