その頃人里では・・・と言う感じです
大雪により、一面銀世界となった幻想郷。それは人里も例外では無かった。人々の通行や家屋の倒壊を防ぐ為、朝一から人里で暮らす者達による除雪作業が行われる事になった。仙人の華扇と、彼女の弟子として彼女に仕えるザーボン、同じく彼女の弟子であり、人里で鍛冶屋を営む唐笠御化けの小傘も、里の人間達の力になる為にその作業に参加する事になった。彼等はまず、小傘の仕事場兼住居でもある鍛冶屋唐笠の屋根及びその周囲の除雪作業の真っ最中である(因みに、ザーボンは屋根の上の雪を、華扇と小傘は店の前や周囲の通路の除雪作業中)
小傘:本当にスミマセン。こんな事の為に、2人を呼び出しちゃって・・・
華扇:良いのよ小傘。コレも、里の人間達と良好な関係を築いて行く為には必要な事だもの。それに、コレは彼の贖罪の為でもあるのよ。ね?ザーボン?
ザーボン:仰る通りです。尤も、過去の大罪をこの程度で償いきれるとは思っていませんが・・・
小傘:・・・
華扇:私達は、やりたくてこの作業に参加しているの。だから、謝る必要なんてコレっぽっちも無いのよ。
ザーボン:屋根の上の除雪作業、間も無く完了します。
華扇:此方も、後少しで一段落しそうね。コレが終わったら、次は・・・
小傘:次は、商店の人達の手伝いに回ります。いつも懇意にしてくれてる人達ばっかりですから。
華扇:了解よ。ザーボン、今のを聞いたわね?
ザーボン:勿論です、華扇様。
華扇:宜しい♪
それから少し後、鍛冶屋の除雪作業を終えた華扇達が移動している最中、彼等に声を掛ける者達が現れた
ギニュー:おぉ、ザーボンじゃないか。元気にやっているか?
それの正体は、ギニュー率いる特戦隊の面々と守矢神社の巫女である早苗、魔法使いの魔理沙だった
ザーボン:特戦隊のメンバーも総出とは・・・
ギニュー:早苗や神達の提案でな。里の人間達に力を貸す為、こうして馳せ参じたと言う訳だ。
早苗:ぶっちゃけると、神奈子様、諏訪子様より慈善活動で我が守矢神社への信仰を集めて来いと言われまして・・・
華扇:本当にぶっちゃけたわね・・・
ジース:うぅ・・・さみぃ・・・
他の面々がピンピンしている中、ジースだけは肩を竦めて寒そうにしている(他のメンバーと違い、軽い防寒対策はしている)
小傘:大丈夫ですか?
ジース:ん?あぁ、まぁ何とかな・・・
リクーム:お前、相変わらず寒さに弱いんだな。
バータ:ジースは、熱帯気候の星の育ちだからな。
グルド:情けねぇな。
ジース:悪かったな・・・
ギニュー:全く・・・この程度で震え上がるとは、トレーニングが足りんぞ。
ジース:ス、スミマセン、隊長・・・
早苗:まぁ仕方ありませんよ。生まれついての体質みたいなもんですし。
魔理沙:そうだよな。ま、ちょっと体を動かしてれば温かくなるさ。
ジース:だと良いがな・・・
文:皆さん、御疲れ様でーす♪
話をしている最中に、鴉天狗の文が元気一杯に声を掛けて来る
ギニュー:お前も除雪作業の為に呼ばれたのか?
文:半分当たりで、半分は外れですかね。
ギニュー:半分だと?
華扇:大方、この人里のイベントを新聞のネタにしよう・・・そんな所でしょう?
文:うっ・・・ズバリ的中しているだけに、何も言い返せない・・・
魔理沙:相変わらずだよな、お前。
早苗:くれぐれも、悪さとかしないで下さいよ。
文:しませんし、したくても悪さなんて出来ませんよ。だって、向こうで博麗の巫女が睨みを効かせてましたし・・・
早苗:あぁ、成る程・・・
魔理沙:やるべき事はしっかりやってんだな、アイツ・・・
文:巫女が監視している前で悪さなんてした日には・・・あぁ、考えるだけでも恐ろしい・・・
文は、わざとらしく震えて見せた
華扇:では、皆で霊夢に挨拶でもしに行きますか。
早苗:賛成です♪
ギニュー:良かろう。挨拶は大事だからな。
と言う訳で、ゾロゾロと連れ立って移動開始・・・次回に続く
ジースに寒がり設定追加・・・
枯れの故郷は、赤道直下の熱帯気候の星だと言う事でこうなりました