誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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特別な日-生まれてきておめでとう- その1


第420話

誰にでも平等に訪れる、1年に1日の特別な日。コレは、そんな日の御話・・・ある日の朝食後、ラディッツはレミリアの部屋に呼び出されていた・・・

 

ラディッツ:何?今日1日、紅魔館への立ち入りを禁止するだと?

 

レミリア:そうよ。

 

レミリアに入館禁止を言い渡されたラディッツは、コレまでの自分の行いを思い返したが、問題となる様な行動は無いと様に思えた

 

ラディッツ:・・・俺、何かやらかしたか?全く心当たりが無いんだが・・・

 

レミリア:あぁ、そう言う事じゃないのよ。貴方は、この紅魔館の皆の為に毎日頑張ってくれてるわ。仕事も、強くなる為の修行もね。本当に感謝してるわ。

 

ラディッツ:だったら何で・・・

 

レミリア:だからこそなのよ。

 

ラディッツ:あん?

 

レミリア:毎日頑張ってくれてるからこそ、偶にはそれらの事を忘れてのんびり体を休める事も大事なのよ。

 

ラディッツ:そりゃそうかも知れんが・・・いきなり休めと言われても、特にやる事が思い付かんぞ・・・

 

レミリア:そう言うだろうと思って、館の前に今日1日貴方と共に行動してくれる人達を呼び出してあるわ。

 

ラディッツ:誰だそりゃ?

 

レミリア:それは会ってみてからの御楽しみよ。あ、因みに、館の他のメンバー達は、今日は皆それぞれやる事があるから連れ出さない様に御願いするわね。

 

ラディッツ:一体何を企んでやがる・・・

 

レミリア:悪いけど、今はまだ何も言えないわ。今はね・・・

 

ラディッツ:やれやれ・・・今日1日、館の外で休めば良いんだな?

 

深い溜め息を付きながら、ラディッツはレミリアに質問した

 

レミリア:そうよ。それと、さっき1日入館禁止って言ったけど、正しくは今日の夕方までの間ね。

 

ラディッツ:何が何だか分からんが、了解した。まぁ取り敢えず、お前が俺の為に呼び出してくれた奴に会うとするか。

 

そう言うと、ラディッツはゆっくりと歩き出した

 

レミリア:行ってらっしゃい。気を付けるのよ?

 

ラディッツ:ガキじゃあるまいし、分かってるよ。

 

突然の事に首を傾げつつ、ラディッツは館の外へと移動した。其処で彼を待っていたのは、気心知れた悪友とその部下兼相棒の2人だった

 

ターレス:よぅ、相変わらず冴えねぇ面してるじゃねぇか。

 

椛:御早うございます。

 

ラディッツ:お前等かよ、俺の見張り役ってのは・・・

 

椛:見張り役?

 

ラディッツ:俺が今日1日・・・いや、夕方までの間だったか?兎に角、その間まで俺と共に行動しつつ俺が此処に帰らん様に見張るって事だろ?

 

椛:あ、そう言う事ですか・・・

 

ターレス:ま、そんな所だ。お前をゆっくり休ませてやりたいって、紅魔館の御嬢様直々の依頼でな。

 

ラディッツ:それで何でお前だよ・・・ったく・・・

 

ターレス:まぁ細かい事は良いじゃねぇか。さっさと行こうぜ。

 

ラディッツ:行くって、何処かアテはあるのかよ?

 

ターレス:さぁな・・・風の向くまま気の向くまま、其処らをブラブラするのも悪くねぇもんだぜ?

 

ラディッツ:要するに、お前もノープランって事じゃねぇかよ・・・

 

椛:まぁまぁ・・・兎に角、出発しましょう。

 

ラディッツ:しょうがねぇな・・・じゃあ美鈴、ちょっと出掛けて来る。夕方には戻るからよ。

 

美鈴:ハイハイ、御気を付けて♪

 

既に門前で仕事を始めていた美鈴に一言掛けて、ラディッツはターレス、椛と共に紅魔館から移動した

 

美鈴:行きましたか・・・さて・・・

 

ラディッツ達を見送った美鈴は、レミリアと通信を開始した

 

美鈴:レミリア御嬢様、此方美鈴。ターゲットの館からの出立を確認しました。コレより作戦開始です。

 

レミリア:了解よ、美鈴。フフ・・・楽しくなりそうね・・・

 

美鈴からの通信を受け、ニヤリと怪しい笑みを浮かべるレミリア。彼女の企みとは一体何なのか・・・




紅魔館当主の企みとは・・・

タイトルでバレてそうですが(笑)

この作品のターレスは、ラディッツにとっては腐れ縁であり、悪態で罵り合いつつも仲の良い悪友って立ち位置です(原作とは全然違いますな)
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