付喪神達が闇の力で人間達への恨みを増幅され、彼等に危害を加えるのを未然に防ぐ為、無縁塚へとやって来たザーボン、小傘、雷鼓、霊夢。分かれ道で二手に分かれ、ザーボンと雷鼓は九十九姉妹の弁々と八橋を撃破し、彼女達を協力者として仲間に入れた。一方の小傘と霊夢も、御面の付喪神である秦こころを撃破し、彼女が目覚めるのを待ち、現在事情を説明中・・・
霊夢:とまぁそう言う訳で、アンタも奴等に良い様に利用されたって訳。此処までは分かった?
霊夢の問い掛けに、こころは無言のまま頷いた
霊夢:私達は、コレからアンタに闇の力を与えた奴を懲らしめる為にこの無縁塚の奥へ向かうつもりだけど・・・アンタはどうする?
小傘:もし良かったら、こころちゃんにもわちき達の手伝いをして欲しいんだけど・・・
こころは、ほんの少し考える様な仕草を見せ、そしてゆっくりと口を開いた
こころ:私も、このまま終わるのは寝覚めが悪い。どうにかして、その連中に一矢報いたいと思う。
小傘:それじゃあ・・・
こころ:種類こそ違えど、同じ付喪神のよしみ。その申し出を受けよう。
小傘:有難う♪助かるよ♪
小傘は、こころに向けて笑みを浮かべる
霊夢:そうと決まれば、さっさと行くわよ。
小傘:あ、その前にちょっと良いですか?
霊夢:ん?
小傘は、素早くスカウターを取り出して装着し、通信を始めた。勿論、その相手はと言うと・・・
ザーボン:分かりました。道中、くれぐれも気を付けて。では、また後程。
小傘との通信を終えたザーボンに、雷鼓が話し掛ける
雷鼓:今の通信、もしかして小傘から?
ザーボン:えぇ。あちらも正気を失っていた者を元に戻し仲間に入れ、今合流地点に向かっているとの事です。
雷鼓:ま、あっちは博麗の巫女が一緒に居るからね。巫女の力があれば、勝って当然と言えば当然かな?
ザーボン:あ、いえ・・・どうやら、敵を倒したのは小傘さんの様ですが・・・
雷鼓:えっ?そうなの?
ザーボン:えぇ。彼女の言う事ですし、恐らく嘘は無いかと。
雷鼓:フーン・・・あの小傘がねぇ・・・
そんな話をしつつ、まずはザーボン達が合流地点へと到着した。それから数分と経たない内に、小傘達が合流地点に姿を現した
小傘:スミマセン、御待たせしました。
ザーボン:いえ、我々も先程到着したばかりで・・・怪我はありませんか?
小傘:わちきは、この通り大丈夫です♪
ザーボン:それは良かった・・・
ザーボンと小傘は、それから数秒程笑顔で見つめ合う
弁々:へぇ・・・あの2人・・・
八橋:何か良い感じ?
霊夢:やれやれ・・・
こころ:・・・
そんな2人の様子を見て、九十九姉妹は目を輝かせ、こころは無表情のままそれを見ており、霊夢は溜め息を吐いた
雷鼓:あのー・・・御取り込み中の所を邪魔して悪いんだけどさぁ・・・アンタ達の仲が良好なのはとても良い事なんだけど・・・せめて人目くらい気にした方が良いと思うわよ?
見つめ合う2人の間に、頬を赤らめつつジト目の雷鼓が割り込んだ
ザーボン:も、申し訳無い・・・
小傘:ゴ、ゴメン・・・
雷鼓:全くもう・・・
霊夢:それにしても・・・気付けば結構な人数になったもんね。
雷鼓:まぁ確かに・・・
現在、その場にはザーボン、小傘、雷鼓、霊夢、弁々、八橋、そしてこころの合計7人が居る状況である
弁々:この奥に、今回私達を利用した黒幕が・・・
八橋:やられっぱなしじゃ居られないよね。
こころ:黒幕め、借りは返させて貰うぞ!
霊夢:全員やる気満々みたいね。
雷鼓:らしいね。
皆が気合いを入れ直している時、小傘は空を見上げていた
小傘:・・・
ザーボン:小傘さん、どうかしましたか?
小傘:何だか、雲行きが怪しい・・・一雨来るかも知れないです・・・
小傘のその言葉で、皆が空を見上げた。空には、確かに雨雲が漂い始めていた
霊夢:先を急いだ方が良さそうね。
雷鼓:行こう!皆!
一行:おぉーっ!
皆揃った所で、いよいよ無縁塚の最奥部へと歩みを進める一行。その先で彼等を待つ者とは・・・
小悪魔:ザーボンさんと小傘さんはバカップル設定なんですか?
作者:そう言う訳では無い・・・筈なんだけど・・・
小悪魔:でも、何かあるとすぐに2人の世界に入りますよね?
作者:生活圏こそ違うけど、一緒に強くなると約束してるし、華扇の元で一緒に修行してたり、今回みたいに2人一緒に異変解決に乗り出す事はコレからも多くなると思う。不純な動機での付き合いはさせないつもり。基本的に、小傘は罪を償う為に努力するザーボンを心身共に支えてく役回りだから。
小悪魔:フム・・・