誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第453話

アリスの護衛として、彼女と共に彼女の故郷である魔界に付いて行く事になったラディッツ。彼女の案内で、魔界に通じる門に到着した2人だったが、アリスは既にある異変を感じていた

 

アリス:妙だわ・・・

 

ラディッツ:どうした?

 

アリス:本来、此処には門番をしている者が居る筈・・・それなのに・・・

 

ラディッツ:門番・・・姿が見えんな。

 

アリス:あまり考えたくは無いけど・・・

 

ラディッツ:既に敵の手で・・・その可能性もある訳だな・・・

 

アリス:・・・

 

アリスの表情が少し暗くなる

 

ラディッツ:スマン、今のは失言だった。お前の気持ちを考えるべきだったな。

 

アリス:いえ、大丈夫・・・どちらにしても、あまりのんびりはして居られない様ね。

 

ラディッツ:さっさと行こう。こちとら準備は出来てる。

 

アリス:あ、ちょっと待って!魔界に入る前に、貴方に渡したい物があるのよ。

 

ラディッツ:何だ?

 

アリスは、荷物の中から白いカプセルを取り出した(ホイポイカプセルでは無い)

 

ラディッツ:それは?

 

アリス:コレから行く場所・・・魔界には、常に濃厚な魔力が満ちているわ。私みたいな魔力を持つ者には、自分の力を飛躍的に高められる天国みたいな環境だけど、そうじゃない人にとっては猛毒なの。長居をすると、良くて中毒症状・・・下手すると命に関わるわ。このカプセルは、それを予防する為の薬よ。

 

ラディッツ:そうなのか・・・魔力が満ちている場所がヤバいって言うなら、以前魔法の森に行った時も俺は結構ヤバかったのか?

 

会話の途中だが解説しておこう。ラディッツは、以前魔理沙やパチュリー、鈴仙と共に魔法の森に赴き、其処で正気を失っていたアリスと戦った事があったのだった。因みに、その時のアリスは、別に敵の術に操られていたと言う訳では無く、特殊な茸の力の宿主にされてしまっていただけではあったが・・・

 

アリス:本当に、よく無事だったと思うわ。尤も、魔界に満ちている魔力は魔法の森とは比べ物にならないから、コレを飲まない場合どうなるかは分からなけど・・・

 

ラディッツ:一応聞くが・・・コレを飲んだら発作にも似た症状が起きて、気が付いたら身体が縮んでしまってた・・・何て事にはならないだろうな?

 

アリス:そんな、何処かの見た目は子供な少年探偵漫画じゃあるまいし・・・と言うか、貴方そんな知識を一体何処で・・・

 

ラディッツ:人里の貸本屋だが・・・後、実際そんな経験もあったからな。

 

解説しよう。ラディッツは、以前パチュリーが偶々片付け忘れた魔法薬を誤って飲み干してしまい、1日だけ身体が幼児化してしまった事があったのだ

 

アリス:あぁ、あったわねそんな事も・・・あの時は本当にビックリしたもんだけど・・・

 

ラディッツ:余計な事を言っちまったな。

 

そう言いつつ、ラディッツは貰ったカプセルを口に放り込んだ

 

アリス:確認するけど、身体に何か異変は無いかしら?

 

ラディッツ:あぁ、問題無い。

 

アリス:良かった・・・じゃあ、行きましょうか。

 

ラディッツ:あぁ、そうしよう。

 

こうして、ラディッツとアリスは魔界への門を潜り、魔界へと足を踏み入れたのだった




魔界に足を踏み入れた2人を待つ者とは・・・


魔界編が終わったら、次はラディッツとはたてをメインにした話を予定しています

以前にも軽くあらすじを書いたとは思いますが、もう一度改めて・・・(少し変わってる部分もあるかも)

妖怪の山の鴉天狗は基本的に皆排他的で、他者を認めようとはしない種族だが、そんな彼等の中でも勿論変わり者は居た

彼女の名前は、姫海棠はたて

彼女は、他勢力との交流を積極的に行い、一度友達と認めた者達は、例え他種族であろうとも公私関係無く分け隔て無く親身に接し、共に食事に出掛けたり、泳ぎに出掛けたり、もしもその者達に危機が迫ったならば身を挺して守り抜こうとする、心優しき天狗である

そんなある日、天狗の上層部達の会議で「外来人ラディッツを天狗の保護化に置く」と言う案が出る

保護と言えば聞こえは良いが、要するに天狗の監視下に置き、事実上彼の自由な活動を不可能にする事と同意だった

はたてはそれを良しとせず、天狗の上層部の者達に意見をするが、上層部の面々は彼女の言葉に耳を貸さず、それどころか逆に自分達の鉄の掟、秩序を乱す反逆者として、見せしめに彼女の処刑を決定すると言う事態になった

それに異を唱えた文も上から謹慎処分を言い渡され、手出しの出来ない状況になってしまう

はたては、最後の願いとして、共に戦って来た仲間であるラディッツに連絡し、事情を話し、コレまでの感謝の言葉と共に別れの言葉を告げる

彼女の処分に納得のいかないラディッツは、仲間達にも事情を説明し、仲間達の助力の申し出を断り、はたてを救出すべく単身妖怪の山へ乗り込む決意を固めた

そんな彼に、力強い協力者達が現れるのだった

ワンピースで例えると、鈴仙の時のはエニエスロビー編、はたての時は頂上戦争編って所でしょうかね(あっちは最後残念だったけど)


展開的には、月へ鈴仙を助けに言った時と大差無さそうな気がする・・・

元にしてるのは、東方ロストワードのはたての衣装解放までのエピソードです

月編のヒロインが鈴仙、魔界編のヒロインがアリス、妖怪の山編は勿論はたてがヒロインです
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