誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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大変御待たせしました


第457話

連絡の取れなくなった、アリスの母親にして魔界の創造神、神綺。そんな母親を心配したアリスに、念の為の護衛役を依頼され、彼女と共に彼女の故郷である魔界にやって来たラディッツ。そんな彼等の前に現れたのは、かつて倒した筈のガーリックJrとスラッグだった。復讐に燃える敵2人に対し、成長した力を以て立ち向かうラディッツとアリスは互角の勝負を展開する。しかし、我の強い敵2人は言い争いを始める。その直ぐ後、ラディッツはアリスから「コレから極大魔法の為の力を溜めるから、時間稼ぎをして欲しい」と言われ、それを承諾。アリスを後ろに下げ、単身魔族コンビに戦いを挑むのだった・・・

 

スラッグ:下がっていろ、ガーリック。こんな雑魚相手に、貴様の力は必要無い。

 

ガーリックJr:貴様こそ下がっていろ。このサイヤ人は、この俺が始末する。

 

互いの言葉を聞き、それぞれが苛立っている様子である

 

スラッグ:・・・もう一度だけしか言わんぞ・・・下がっていろ。貴様程度の実力では、寧ろ邪魔にしかならん。

 

ガーリックJr:ククク、言ってくれるじゃないか・・・陽の下にも出られん、日陰者の出来損ないの癖に。

 

スラッグ:どうやら、あの猿野郎よりも先に死にたい様だな。

 

ガーリックJr:フン、このガーリック様を殺す事は、貴様には無理だ。

 

スラッグ:何を!?

 

ガーリックJr:ククク・・・

 

尚も言い争いを続ける魔族コンビを前に、ラディッツは深い溜め息を吐いた

 

ラディッツ:やれやれ・・・敵を前にして、一体いつまでその下らん喧嘩を続けるつもりだ?

 

スラッグ:敵だと?笑わせてくれる・・・貴様程度のゴミ等、この環境で力を増したこの俺の敵にもならん。

 

ガーリックJr:少し待っていろ、サイヤ人。この出来損ないを片付けたら、直ぐに貴様の番だ。

 

ラディッツ:別に、俺は貴様等2人同時に掛かって来ても構わんのだがな?

 

スラッグ:あん?

 

ガーリックJr:何だと?

 

その言葉に、魔族コンビの苛立ちは更に増した

 

ラディッツ:ガキ以下の低レベルな言い争いも見るに耐えんしな。遠慮は要らん、さっさと掛かって来いよ。俺が怖くないなら・・・だがな?

 

かつて自分達に大苦戦していた猿野郎の、上から目線の度々の挑発に、遂に魔族コンビの我慢は限界に達した

 

スラッグ:調子に乗るなよ猿野郎が!

 

ガーリックJr:貴様のその自慢気な面、最早原型も残さんぞ!

 

挑発にキレた魔族コンビは、先程まで言い争いをしていたのも忘れ、2人掛かりでラディッツに猛攻を開始した。しかし、苛立ちにより冷静さを失っている魔族コンビの攻撃を、ラディッツは冷静に見切りつつ、格闘やエネルギー波を叩き込んでいくのだった。ラディッツの攻撃は、魔族コンビに決定的なダメージこそ与えていないが、魔族コンビの攻撃はそもそもラディッツに掠りもしておらず、やればやる程魔族コンビの苛立ちが増すだけであった

 

スラッグ:くっ・・・ちょこまかと目障りな・・・

 

ガーリックJr:偉そうに言っていた癖に、達者なのは逃げ足だけか?

 

ラディッツ:無闇に攻撃し続けるだけが戦いじゃない。それも、師や仲間達から学んだ事だ。

 

スラッグ&ガーリックJr:・・・

 

ラディッツ:それはそうと貴様等、何か忘れちゃいないか?

 

スラッグ:何?

 

ラディッツ:アリス。そろそろ2分経つ筈だが、どうだ?

 

アリス:今丁度、力を溜め終わった所よ。そして、前準備も完了しているわ。ラディッツさん、急いで其処から避難して。

 

ラディッツ:了解だ。

 

アリスの言葉が終わり、ラディッツがその場から避難した瞬間、魔族コンビの足元に巨大な魔法陣が展開される

 

スラッグ:な、何だコレは!?で、出られんぞ!?

 

ガーリックJr:ぬぅっ・・・攻撃が掻き消される!?

 

アリス:彼と貴方達が戦っている間に、バレない様に人形達を使って仕掛けた魔法陣よ。貴方達は、もうその魔法陣の中から逃げられない。足掻くだけ無駄よ。

 

アリスは、魔導書を出現させる。それと同時に、ラディッツの周囲にはバリアを張る

 

スラッグ:な、何?

 

ガーリックJr:貴様、何をする気だ!?

 

アリス:天光満つる所に我はあり・・・

 

アリスの周囲には溢れんばかりの魔力の渦が生まれ、彼女はそのエネルギーを上空にある魔法陣に集めている

 

ガーリックJr :何だ、この凄まじい力は!?

 

アリス:黄泉の門開く所に汝あり・・・

 

スラッグ:ま、待て!早まるな!

 

アリス:出でよ!神の雷!インディグネイション!

 

詠唱を終えた直後、天から光輝く雷撃が敵2人を目掛けて落ちた。その強力無比の一撃は、対象が命乞いする事すらも許さず、魔法陣の中に閉じ込められた悪しき魔族達を跡形も無く消し飛ばしたのだった

 

アリス:ふぅ・・・

 

ホッと一息吐いた瞬間、辺りの魔法陣や魔力の渦は消滅したのだった

 

ラディッツ:アリス、今の凄まじい魔法は一体・・・

 

アリス:皆には内緒で密かに練習していて・・・だけど、色々複雑で未だに成功した事が無かった極大魔法・・・環境が整った今ならもしかしたらと思って。

 

ラディッツ:お前でも成功した事が無いのか・・・

 

アリス:生憎とね・・・貴方が居てくれて良かったわ。

 

ラディッツ:・・・いや、安心するのはまだ早いだろう。さっきの2人を甦らせた連中が居る筈だ。

 

アリス:そうだったわね。先に進みましょ。

 

ラディッツ:あぁ。

 

復活した魔族達を撃破し、2人は再び移動を開始したのだった

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