誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第459話

魔界に侵攻して来た謎の男女、トワとミラ。彼等の目的とは・・・

 

トワ:戦う前に少し話をしましょうか・・・

 

ラディッツ:話だと?

 

アリス:さっき、私達を始末するとか言っておいた癖に・・・

 

ミラ:・・・

 

トワ:まぁ聞いて頂戴。貴方達の事は、既に粗方調べてあるわ。そっちの金髪の御嬢さん。貴方、この魔界の主の娘さんなんですってね?

 

アリス:そうだけど、それが何?

 

トワ:貴方、私達に協力する気は無いかしら?

 

アリス:何ですって?

 

トワ:私達に協力してくれるって言うなら、私は貴方の夢を叶える為に力を貸すわ。どうかしら?

 

ラディッツ:こんな奴等の話に耳を貸すな、アリス。

 

アリス:大丈夫よ、ラディッツさん。元よりそんな気は無いから。

 

トワ:・・・

 

アリス:御生憎様。もう一度言うけど、私は貴方達に協力する気は無いわ。夢は自分の力で実現して見せる、貴方達の力は必要無いわ。

 

トワ:そう・・・次は、そっちの彼にも聞いておこうかしら。サイヤ人ラディッツ。貴方のデータも勿論あるわ。貴方の戦闘力は、今はまだまだ未熟みたいだけど、私ならその力を何十倍にも引き出してあげられるわ。そうすれば、貴方の夢も実現出来る。どうかしら?

 

ラディッツ:答えは分かりきってると思うが、一応答えておこう。俺もコイツ(アリス)と同じ意見だ。昔の俺なら、その誘いに乗ったかも知れんが、今は違う。まぁ戦闘力が未熟なのは確かだが・・・コレからも真面目に修行して、もっと強くなって見せる。コイツ等と共にな。

 

トワ:そう・・・残念・・・

 

ミラ:無駄な問答等するな、トワ。奴等は排除すべき敵だ。

 

トワ:悪かったわ。準備は良い?ミラ?

 

ミラ:お前が奴等と無駄な問答をしている間に、とうに出来ている。

 

ミラは、ゆっくりと前に歩み出る

 

トワ:あらあら、待ちくたびれてた様ね。

 

ミラ:貴様等如き、トワが出る必要は無い。この俺が1人で相手をしてやろう。

 

ラディッツ:ナメやがって・・・アリス、改めて聞くが・・・行けるか?

 

アリス:勿論。

 

ラディッツ:よし・・・行くぞ!

 

アリス:えぇ!

 

ラディッツ&アリスVSミラの勝負が始まった。開幕早々、2人で接近戦を仕掛けるラディッツとアリスだったが、ミラは腕組みをしたまま最小限の動きでそれを避け続けている(トワは後ろで見学中)

 

ミラ:そんな攻撃では、一生掛かっても俺に傷を付ける事等出来んぞ。

 

ラディッツ:だろうな・・・だが!

 

アリス:まだまだ準備運動よ!

 

2人同時に蹴りを繰り出し、ミラを吹き飛ばす

 

ラディッツ:当たったか・・・

 

アリス:でも・・・

 

ミラ:俺に攻撃を当てたのは褒めてやろう。だが、それがどうした?

 

攻撃を受けこそしたが、ミラは全くのノーダメージで余裕の様子を見せる

 

ラディッツ:フン、憎たらしい野郎だ。とは言え、このままでは無駄に時間と体力を消耗するだけだな・・・アリス、強化魔法を頼めるか?

 

アリス:そのつもりよ。

 

アリスは、ラディッツと自分に身体強化魔法を複数掛ける

 

ラディッツ:よし・・・どんどん行くぞ!

 

アリス:合わせるわ!

 

ミラ:来い!

 

強化魔法により身体能力を飛躍的に高めた2人は、ミラに積極的に攻撃を仕掛ける。対するミラは、尚も余裕の姿勢を崩さず、彼等の攻撃を受け続けている

 

ミラ:身体強化してもこの程度か?

 

ラディッツ:まだまだだ!

 

ラディッツは、連続攻撃からの蹴りでミラを吹き飛ばす

 

ラディッツ:アリス、追撃頼むぞ!

 

アリス:了解!

 

アリスは、吹き飛んだミラに向けて複数の人形を向かわせ、その糸で絡め取って動きを止める

 

アリス:久し振りに行くわ!喝!

 

その掛け声と共にミラの周囲の人形達が一斉に大爆発、ミラは爆炎に飲み込まれる

 

ラディッツ:どうだ!?

 

アリス:・・・

 

その直後、爆炎を衝撃波で消し飛ばしつつミラが姿を現した

 

ミラ:なかなかの力ではある。少しは効いたぞ。

 

ミラは、ほんの少しダメージを負いこそしているが、それでもまだまだ余裕の表情を見せている

 

ラディッツ:な、何だと!?

 

アリス:コレでも微量なダメージしか・・・何て人・・・

 

ミラ:いや、悪くは無かった。それはそうと・・・受けるだけも少々飽きて来た所だ。次は此方から行かせて貰うとしよう。

 

ミラは、ラディッツとアリスの目前に瞬間移動する

 

ミラ:データの通りなら、厄介なのは貴様の方だな。

 

アリスに向けて真っ直ぐに手を翳す

 

ラディッツ:クソッ!

 

ラディッツは、咄嗟にアリスを突き飛ばし、直後にミラの放ったエネルギー波をモロに受けて盛大に吹き飛ばされる

 

アリス:ラディッツさん!

 

ミラ:サイヤ人め、邪魔を・・・だが、次こそは・・・

 

ミラは、再びアリスに向けて攻撃しようと構える

 

トワ:待ってミラ。

 

ミラ:何故止める?

 

トワ:この子には利用価値がある。殺すのは惜しいわ。

 

トワは、魔術でアリスを拘束する

 

アリス:くっ・・・ちょっと!何よコレ!

 

ミラ:トワ、この女をどうするつもりだ?

 

トワ:この子を我々の拠点に連れて行くの。私の研究材料としてね。

 

アリス:研究・・・材料・・・

 

トワ:そう。貴方の中にある強大な力の事、私はとても興味があるのよ。大丈夫、悪い様にはしないわ。

 

アリス:くっ・・・

 

トワ:私は先にあの場所に戻ってるわ。貴方は、あの邪魔者を始末しておいてね。

 

トワは、アリスを連れて移動しようとするが、そんな彼女の顔のすぐ横をエネルギー波が抜けて行く

 

ラディッツ:待て!そうはさせんぞ!

 

エネルギー波を放ったのは、先程ミラに吹き飛ばされたラディッツだった。ダメージを受けつつも立ち上がり、アリスが連れて行かれるのを防ごうとしているのだった

 

アリス:ラディッツさん!

 

ミラ:まだ生きていたか、サイヤ人。

 

ラディッツ:何とかな・・・それよりも・・・その女を連れて行かれる訳には行かん。何があってもな。

 

トワ:あら、随分必死な様子だけど・・・貴方、この女に惚れ込んでいるとでも言うのかしら?

 

ラディッツ:生憎と、戦いの中で生きて来た俺には、そう言うのはさっぱりでね・・・

 

トワ:なら何故?この子は貴方にとって何なの?

 

ラディッツ:今の俺は、その女を守る護衛で・・・俺にとっちゃ、失いたくない大事な仲間の1人なんだ。

 

アリス:・・・

 

トワ:戦闘種族サイヤ人に、仲間への情愛だなんて・・・

 

ミラ:そんな物はデータには無かった筈・・・

 

ラディッツ:いつのデータを参考にしてるかは知らんが・・・そのデータは破棄しておくんだな。

 

トワ:随分偉そうだけど・・・貴方、今の状況が分かっているのかしら?

 

ミラ:・・・

 

トワ:貴方がどれだけ虚勢を張ろうと、貴方1人ではミラには絶対に敵わない。そして、勝てなければこの子は救えない。貴方の様な弱小なサイヤ人には、もう何も出来ない。

 

ラディッツ:サイヤ人をナメるなよ。アリス、もう少し待ってろよ。必ず助ける。

 

アリスは、無言のまま頷いた

 

ラディッツ:・・・

 

ミラ:来い!

 

ラディッツVSミラ、勝負の行方は・・・




絶望的な戦闘力の差・・・どうなりますやら・・・
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