魔界に侵攻して来た謎の男女、トワとミラ。彼等の目的とは・・・
トワ:戦う前に少し話をしましょうか・・・
ラディッツ:話だと?
アリス:さっき、私達を始末するとか言っておいた癖に・・・
ミラ:・・・
トワ:まぁ聞いて頂戴。貴方達の事は、既に粗方調べてあるわ。そっちの金髪の御嬢さん。貴方、この魔界の主の娘さんなんですってね?
アリス:そうだけど、それが何?
トワ:貴方、私達に協力する気は無いかしら?
アリス:何ですって?
トワ:私達に協力してくれるって言うなら、私は貴方の夢を叶える為に力を貸すわ。どうかしら?
ラディッツ:こんな奴等の話に耳を貸すな、アリス。
アリス:大丈夫よ、ラディッツさん。元よりそんな気は無いから。
トワ:・・・
アリス:御生憎様。もう一度言うけど、私は貴方達に協力する気は無いわ。夢は自分の力で実現して見せる、貴方達の力は必要無いわ。
トワ:そう・・・次は、そっちの彼にも聞いておこうかしら。サイヤ人ラディッツ。貴方のデータも勿論あるわ。貴方の戦闘力は、今はまだまだ未熟みたいだけど、私ならその力を何十倍にも引き出してあげられるわ。そうすれば、貴方の夢も実現出来る。どうかしら?
ラディッツ:答えは分かりきってると思うが、一応答えておこう。俺もコイツ(アリス)と同じ意見だ。昔の俺なら、その誘いに乗ったかも知れんが、今は違う。まぁ戦闘力が未熟なのは確かだが・・・コレからも真面目に修行して、もっと強くなって見せる。コイツ等と共にな。
トワ:そう・・・残念・・・
ミラ:無駄な問答等するな、トワ。奴等は排除すべき敵だ。
トワ:悪かったわ。準備は良い?ミラ?
ミラ:お前が奴等と無駄な問答をしている間に、とうに出来ている。
ミラは、ゆっくりと前に歩み出る
トワ:あらあら、待ちくたびれてた様ね。
ミラ:貴様等如き、トワが出る必要は無い。この俺が1人で相手をしてやろう。
ラディッツ:ナメやがって・・・アリス、改めて聞くが・・・行けるか?
アリス:勿論。
ラディッツ:よし・・・行くぞ!
アリス:えぇ!
ラディッツ&アリスVSミラの勝負が始まった。開幕早々、2人で接近戦を仕掛けるラディッツとアリスだったが、ミラは腕組みをしたまま最小限の動きでそれを避け続けている(トワは後ろで見学中)
ミラ:そんな攻撃では、一生掛かっても俺に傷を付ける事等出来んぞ。
ラディッツ:だろうな・・・だが!
アリス:まだまだ準備運動よ!
2人同時に蹴りを繰り出し、ミラを吹き飛ばす
ラディッツ:当たったか・・・
アリス:でも・・・
ミラ:俺に攻撃を当てたのは褒めてやろう。だが、それがどうした?
攻撃を受けこそしたが、ミラは全くのノーダメージで余裕の様子を見せる
ラディッツ:フン、憎たらしい野郎だ。とは言え、このままでは無駄に時間と体力を消耗するだけだな・・・アリス、強化魔法を頼めるか?
アリス:そのつもりよ。
アリスは、ラディッツと自分に身体強化魔法を複数掛ける
ラディッツ:よし・・・どんどん行くぞ!
アリス:合わせるわ!
ミラ:来い!
強化魔法により身体能力を飛躍的に高めた2人は、ミラに積極的に攻撃を仕掛ける。対するミラは、尚も余裕の姿勢を崩さず、彼等の攻撃を受け続けている
ミラ:身体強化してもこの程度か?
ラディッツ:まだまだだ!
ラディッツは、連続攻撃からの蹴りでミラを吹き飛ばす
ラディッツ:アリス、追撃頼むぞ!
アリス:了解!
アリスは、吹き飛んだミラに向けて複数の人形を向かわせ、その糸で絡め取って動きを止める
アリス:久し振りに行くわ!喝!
その掛け声と共にミラの周囲の人形達が一斉に大爆発、ミラは爆炎に飲み込まれる
ラディッツ:どうだ!?
アリス:・・・
その直後、爆炎を衝撃波で消し飛ばしつつミラが姿を現した
ミラ:なかなかの力ではある。少しは効いたぞ。
ミラは、ほんの少しダメージを負いこそしているが、それでもまだまだ余裕の表情を見せている
ラディッツ:な、何だと!?
アリス:コレでも微量なダメージしか・・・何て人・・・
ミラ:いや、悪くは無かった。それはそうと・・・受けるだけも少々飽きて来た所だ。次は此方から行かせて貰うとしよう。
ミラは、ラディッツとアリスの目前に瞬間移動する
ミラ:データの通りなら、厄介なのは貴様の方だな。
アリスに向けて真っ直ぐに手を翳す
ラディッツ:クソッ!
ラディッツは、咄嗟にアリスを突き飛ばし、直後にミラの放ったエネルギー波をモロに受けて盛大に吹き飛ばされる
アリス:ラディッツさん!
ミラ:サイヤ人め、邪魔を・・・だが、次こそは・・・
ミラは、再びアリスに向けて攻撃しようと構える
トワ:待ってミラ。
ミラ:何故止める?
トワ:この子には利用価値がある。殺すのは惜しいわ。
トワは、魔術でアリスを拘束する
アリス:くっ・・・ちょっと!何よコレ!
ミラ:トワ、この女をどうするつもりだ?
トワ:この子を我々の拠点に連れて行くの。私の研究材料としてね。
アリス:研究・・・材料・・・
トワ:そう。貴方の中にある強大な力の事、私はとても興味があるのよ。大丈夫、悪い様にはしないわ。
アリス:くっ・・・
トワ:私は先にあの場所に戻ってるわ。貴方は、あの邪魔者を始末しておいてね。
トワは、アリスを連れて移動しようとするが、そんな彼女の顔のすぐ横をエネルギー波が抜けて行く
ラディッツ:待て!そうはさせんぞ!
エネルギー波を放ったのは、先程ミラに吹き飛ばされたラディッツだった。ダメージを受けつつも立ち上がり、アリスが連れて行かれるのを防ごうとしているのだった
アリス:ラディッツさん!
ミラ:まだ生きていたか、サイヤ人。
ラディッツ:何とかな・・・それよりも・・・その女を連れて行かれる訳には行かん。何があってもな。
トワ:あら、随分必死な様子だけど・・・貴方、この女に惚れ込んでいるとでも言うのかしら?
ラディッツ:生憎と、戦いの中で生きて来た俺には、そう言うのはさっぱりでね・・・
トワ:なら何故?この子は貴方にとって何なの?
ラディッツ:今の俺は、その女を守る護衛で・・・俺にとっちゃ、失いたくない大事な仲間の1人なんだ。
アリス:・・・
トワ:戦闘種族サイヤ人に、仲間への情愛だなんて・・・
ミラ:そんな物はデータには無かった筈・・・
ラディッツ:いつのデータを参考にしてるかは知らんが・・・そのデータは破棄しておくんだな。
トワ:随分偉そうだけど・・・貴方、今の状況が分かっているのかしら?
ミラ:・・・
トワ:貴方がどれだけ虚勢を張ろうと、貴方1人ではミラには絶対に敵わない。そして、勝てなければこの子は救えない。貴方の様な弱小なサイヤ人には、もう何も出来ない。
ラディッツ:サイヤ人をナメるなよ。アリス、もう少し待ってろよ。必ず助ける。
アリスは、無言のまま頷いた
ラディッツ:・・・
ミラ:来い!
ラディッツVSミラ、勝負の行方は・・・
絶望的な戦闘力の差・・・どうなりますやら・・・