誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第463話

翌朝、アリスの実家のベッドで目覚めたラディッツ。時計に目をやると、既に朝の8時を迎えようとしていた。横で一緒に寝ていたアリスの姿は無いが、キッチンから良い匂いが漂っていた。大きな欠伸をしつつ応接間へと向かった彼を、丁度食事の支度を終えたばかりのアリスが出迎えた

 

アリス:あ、御早うラディッツさん。今起こしに行こうと思ってたのよ。

 

ラディッツ:スマン、寝過ごしちまった・・・いつもはとっくに起きてる時間なんだが・・・

 

アリス:気にしないで。激しい戦いだったから、きっと疲れてたのよ。それよりも、食事の用意は出来てるわ。少し遅いけど、朝食にしましょ。

 

ラディッツ:あぁ。

 

そうして、ラディッツ、アリス、神綺の3人で少し遅めの朝食を食べた。食後暫くして、ラディッツがゆっくりと口を開いた

 

ラディッツ:コレから先、連中の動きには今まで以上に警戒しなくてはいかんな・・・

 

アリス:そうね・・・彼等もだけど、彼等が使役するクローン戦士達にも注意が必要だわ。

 

ラディッツ:そうだな・・・今回此処に侵攻して来たクローン戦士共は、本物と見紛うレベルだったぜ・・・向こうに戻ったら、紫や他の奴等にもしっかり報告しておかんとな。

 

アリス:えぇ。

 

神綺:クローン戦士・・・話には聞いているわ。所構わず、色々な場所に侵攻しているらしいわね。

 

ラディッツ:あぁ・・・今回は、アリスの力の御陰で何とかなったが、また狙われるかも知れん。くれぐれも気を付けてくれ。

 

神綺:有難う、連中の動きには気を配っておくわ。

 

アリス:何かあったら、今回みたいな事にならない様に直ぐに連絡してよね?

 

神綺:えぇ、そうするわ。

 

それからも、暫くの間互いの近況報告や注意喚起等を続けたラディッツとアリス親子。そして、いよいよ魔界から出発する時間となった

 

ラディッツ:色々世話になったな。

 

神綺:此方こそ。娘を此処まで護衛してくれて感謝してるわ。次は是非、仕事抜きで遊びに来て頂戴ね。

 

ラディッツ:あぁ、その機会があればな。

 

神綺:それと・・・あの子(アリス)の事、色々と宜しくね。期待してるわ。

 

神綺は、ラディッツに近付き、彼の耳元でゆっくりと囁いた

 

ラディッツ:あぁ、任せろ。

 

アリス:それじゃあね、御母さん。元気でね。

 

神綺:ハイハーイ♪

 

互いに笑顔で手を振りつつ、アリスの実家を後にしたラディッツ達。連絡が取れない神綺を心配して焦り気味に歩を進めていた行きと比べ、のんびりとした足取りで魔法の森にあるアリスの家に到着したのだった

 

ラディッツ:コレで、今回の俺の仕事は完了だな。

 

アリス:そうなるわね。本当に、色々有難う。

 

ラディッツ:礼を言うのは俺の方だ。

 

アリス:あ、依頼の成功報酬を渡さなくちゃいけないわね。

 

ラディッツ:そんなもん要らねぇよ。

 

アリス:えっ?だけど・・・

 

ラディッツ:飯や風呂、寝床まで世話して貰って、コレ以上何かを望む必要も無いだろ。

 

アリス:貴方って人は・・・本当にもう・・・

 

「もう十分だ」と成功報酬を断るラディッツに対し、アリスは少し呆れつつ溜息を吐いた

 

ラディッツ:それじゃ、俺は帰るとするよ。フラン達が待ってるだろうからな。

 

ラディッツは、そう言いつつゆっくりと歩き出した

 

アリス:今はまだ・・・だけど・・・いつか貴方と・・・

 

アリスは、彼には聞こえない程の小声でそう呟きつつ、自分の家に入るのだった。こうして、ラディッツを巻き込んだアリスの里帰りは一先ずの結びとなった




魔界での一件は終わりましたが、もう少しだけ続くんじゃ

・・次は恐らく緊急会議ですかね
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