誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第464話

ラディッツがアリスの里帰りの護衛任務を果たしたその翌日、ラディッツから今回の出来事の一部始終の報告を紫と時の界王神は、緊急会議の為に仲間達を集める様に指示。現在、会議の会場となった紅魔館に顔馴染みの仲間達が集められていた

 

時の界王神:前以ってラディッツから報告は受けているけど・・・今回、新たに2人の敵の存在が判明したわ。紫、準備出来てる?

 

紫:勿論ですわ。にとり、画像を皆に。

 

にとり:あいよ。

 

にとりがモニター装置を操作すると、今回の2人の敵の画像が映し出された。その場に居る一同の視線が、そのモニターに集中する

 

華扇:この2人の男女が、今回彼等と戦った敵?

 

紫:そう・・・女の方はトワ。暗黒魔界の出身で、並外れたレベルの科学力を持っている。そして、男の方がミラ。トワがその科学力を以って作り出した、強大な力を持つ人造戦士よ。

 

レミリア:人造・・・戦士・・・

 

フラン:この人、強かったの?

 

ラディッツ:あぁ、凄まじい強さだった。今の俺じゃ、足元にも及ばなかったよ。

 

はたて:嘘!?

 

妹紅:負けたのか・・・

 

ラディッツ:あぁ、残念ながらな・・・

 

はたてや妹紅が驚く中、ラディッツを睨み付ける者も居た

 

ターレス:で?負けておいて、おめおめ逃げ戻って来たってのか?

 

ラディッツ:そ、それは・・・

 

ターレス:まさかとは思うが・・・命乞いとかしてねぇだろうな?

 

ラディッツ:・・・

 

アリス:逃げて来た訳じゃ無いわ!

 

言葉に詰まるラディッツに助け舟を出したのは、今回彼の傍に居たアリスだった

 

アリス:確かに、彼は・・・あのミラって人は本当に強かった・・・でも、ラディッツさんはそんな人と正々堂々と戦ってた・・・恥じる様な戦い方は一切してない!

 

ラディッツ:アリス・・・

 

アリス:それに、あのミラって人、私から見ればとてもフェアな精神を持った戦士だったわ。ラディッツさんは、負けはしたけど、命乞いした訳でも無い。戦いの後、ミラは言ったわ。彼(ラディッツ)の伸び代に期待してる。もっと強くなって、また戦おうって・・・

 

ターレス:情けを掛けられたってか・・・不様なもんだ・・・

 

はたて:アンタ!そんな言い方!

 

ラディッツ:良いんだ、はたて・・・

 

はたて:け、けど・・

 

アリス:そして、彼(ラディッツ)は夜に私にこう言ってた。新しい目標が出来た。もっと強くなって、御両親を助け出すって・・・それと、次は必ずミラにリベンジするからって・・・あの言葉に嘘は無いと、私は思う。

 

ラディッツ:・・・余計な事を・・・

 

アリスの言葉に、その場の全員が静まり返る。少しして、口を開いたのは、やはりターレスだった。ターレスは、ゆっくりとラディッツに歩み寄り、彼の胸倉を掴んで言い放った

 

ターレス:当たり前だ。負けっ放しのままで居るなんざ、サイヤ人の名折れだぜ。コレだけは言っておいてやる。コレ以上情けねぇ姿を晒したら、俺がてめぇを殺してやるから覚悟しやがれ。

 

そう言い終わると、ターレスはラディッツを解放した後にその場から姿を消した

 

紫:ちょっ・・・ターレス!

 

妹紅:あの野郎、言いたい事だけ言って消えやがった・・・

 

椛:えーっと・・・何かスミマセン!色々と!

 

椛は、只平謝りする事しか出来なかった。他の面々も、ターレスの態度に不満がある様な会話を続けていた

 

紫:申し訳ありません、時の界王神様。毎回毎回、あの男が無礼な態度を・・・

 

時の界王神:良いのよ。あの子、口を開けば憎まれ口ばっかりだし、態度は荒っぽいけど・・・でも、アレは彼なりの仲間への信頼とか、応援みたいな物だから。素直じゃないだけなのよ、きっと。

 

紫:そ、そんな良い物とは私には・・・

 

時の界王神:まだまだ修行が足りないわね、紫♪

 

そう言いつつ、時の界王神は笑顔を見せる

 

紫:申し訳ありませんわ。

 

紫は、時の界王神に頭を下げる

 

悟空:オラも、時の界王神様と同じ考えだぞ。

 

ザーボン:孫悟空、どうしてそう思う?

 

悟空:んー・・・あんま難しい事はよく分かんねぇんだけどさ・・・言葉とは裏腹に、ターレスには昔みてぇな殺意とか、そう言う負の感情っちゅーもんが一切感じられねぇんだ。だから、大丈夫だ♪

 

そう言いつつ、悟空は屈託の無い笑顔を見せる

 

ザーボン:・・・同じサイヤ人には分かると言うのか・・・

 

華扇:フフ、そうかも知れないわね。

 

他の仲間達も、今一分からないと言う様子で首を傾げる中、ラディッツは静かに微笑んでいた

 

ラディッツ:アイツめ、ガラにもねぇ事を・・・だが・・・有難うよ・・・

 

時の界王神:さぁさぁ、言いたい事は多々あるだろうけど、会議を続けるわよ。議題は他にもあるんだからね。

 

紫:御尤もです。

 

その後も、今回の意思を持ったクローン戦士達の出現や、今後の闇の戦士達への対策等で、会議は長く続いたそうな・・・




次回、エピローグとなります

両親の救出の他に、ミラへのリベンジと言う新たな目標、更にターレスに発破を掛けられ、修行に励むラディッツと言う感じです

その後、再び妖怪の山で起きたとある事件を描きます

鈴仙やアリスに続き、今度のヒロイン役ははたてです(殆ど毎回出突っ張りなせいで、余り新鮮には感じないでしょうが)

協力者として、久々に登場するキャラが1人と、新しく登場するキャラが居ます
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